コロニア [カ行の映画]
『コロニア』
"COLONIA" (2015・ドイツ=ルクセンブルグ=フランス・1h50)
監督・脚本 : フロリアン・ガレンベルガー
出演 : エマ・ワトソン、ダニエル・ブリュール、ミカエル・ニクヴィスト、リチェンダ・ケアリー、ヴィッキー・クリーヴス
1973年、チリ。ドイツから来て社会運動をしている男が軍のクーデターが起こった事で囚われる。恋人は男が絶対的な支配者が君臨する施設"コロニア・ディグニダ"に収容されていると知り果敢に施設に潜入する。
ネタバレ有。
実話を基にした映画でチリの話とは知らずに観た。『チリの闘い』と時期的にも被っていたのでいいタイミングだった。
"コロニア”の支配者はナチスの残党。ナチスの残党がチリでカルト教団の教祖となり、実際はその教団は拷問施設で軍部とつながっていた。
その実態が暴露され世界的にも問題視されたらしいが国連とかが介入しなかったという事。それはチリの軍事政権の裏にはアメリカ(CIA)の姿が有って、そうなるとアメリカが動かないし、そういう事情を知っている他の国も動けない。とかいう大人の事情があるのかなあと思った。
単純にサスペンス映画として観ると残念なサスペンス映画だった。スリルもサスペンスもあまり無く退屈。
恋人を想い単独でコロニア・ディグニダに潜入した女性の勇気と行動力はすごかった。そういった愛のサスペンス映画として観るべきだったのかも。
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