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サマー・オブ・84とゴーストランドの惨劇 [映画]

サマー・オブ・84を観た。
1984年アメリカ、オレゴン州の田舎町に暮らす15歳の4人の少年たち。連続殺人犯がその犯行をマスコミに表明した事で犯人が町の警察官だと確信した少年たちは証拠集めを始める。

タイトルの読みはさまー・おぶ・えいてぃふぉー。えいとふぉーでは無い。

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ネタバレ有。

スタンド・バイ・ミーかパンツの穴か(パンツの穴は未見)。といった甘酸っぱくてエロくてちょっとほろ苦い青春の始まりの頃をミステリーを交えて描いた作品になるのかなあと予告を目にしなかった事も有り適当に見当を付けて観ていたが、よく惹句で使われる"衝撃のラスト××(チョメチョメ by山城新伍)分"が正に当てはまりとんでもない事になった。何もそこまでしなくてもと思うくらい容赦無かった。しかしその容赦無さを映画としては面白いとも思ってしまって申し訳ない。
観る人によってはトラウマ級と言えるかもしれない。因みに自分の幼少期のトラウマ映画の一番最初はチャップリン。チャップリンのどの作品という事ではなくチャップリンの顔が子供心にはめちゃくちゃ怖く感じた。
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その次が確かゴールデン洋画劇場での放送をたまたま目にしてしまったエクスタミネーターの変態オヤジのシーン。今観たら気色悪っで済む所だろうけどその当時はとてつもなく嫌で結構長い事トラウマになっていた。

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ゴーストランドの惨劇を観た。
亡くなった叔母の家に移り住む事になった10代の姉妹ヴェラとベス。母と共に人里から遠く離れたその家に着くと家の中には叔母が集めていたアンティークな調度品が揃えられていた。ヴェラは薄気味悪く感じるがホラー作家を志望しているベスの趣味に合うものだった。

ネタバレ有。

全くノーマークな作品で予告も一切見ずに本編を観た。それが良かったのか予想外の展開が面白かった。
ホラー映画としておっかなく、そして悲しい。誰かが亡くなれば当然悲しいわけで大切な人ならば尚更。そういう所をホラー映画は蔑ろにしてしまう事があるがホラー映画なのだからそれでいいし、そうするべきとも言える。
本作ではその悲しさがちゃんと有り悲しさを乗り越えていく所がホラー映画としてだけでなく若者の成長を描くドラマとしても成立させていたと思う。
最後に母親がタイプライターに目を向けるのは娘に対してこんな事で挫けないで作家になる事を目指し続けなさいよという事で、娘はそのメッセージをしっかりと受け止めたのだろう。

本編を観た後で予告を見たらこの映画もトラウマホラーと銘打たれていた。ホラー映画なので確かにトラウマになりそうな要素は存分に有る。
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