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エジソンズ・ゲーム、デッド・ドント・ダイ、デンジャー・クロース、ソニック・ザ・ムービー、ドクター・ドリトル [映画]

エジソンズ・ゲームを観た。
1880年代、アメリカ。電力の供給方式をめぐり直流送電を主張する発明家エジソンと交流送電の実業家ウェスティングハウスの間で熾烈な争いが繰り広げられる。

池袋シネマ・ロサにて。

電流戦争(原題はTHE CURRENT WARでそのまま電流戦争)と呼ばれる有名な話という事だけど全然知らなかった。
そもそもトーマス・エジソンの名前は知っていて発明家だという事は知っていても何を発明した人なのかはあんまりよく分かっていなかった事も改めて分かった。
白熱電球が有名だけどあれも発明自体をしたのではなくてより良い素材(日本の竹)を探し出して使い勝手のいいものにした。という事みたいだし。

元々はプロデューサーがハーヴェイ・ワインスタインで製作にかなり口を出し相当混乱したらしい。そして出来上がった作品はあまり芳しくないものだったとか。結局ハーヴェイ・ワインスタインはセクハラ問題によりこの映画から、そして映画業界そのものから身を引く事となり、本作はディレクターズ・カットでの公開になった。という事は観た後でウィキペディアで知った。



デッド・ドント・ダイを観た。
人間による環境破壊が地球の地軸を捻じ曲げてしまう。その結果死者が蘇り人肉を求めて町をさまよい歩く。

ジム・ジャームッシュ監督のゾンビ映画。その相性はあまり良くなかったと思う。
ジョージ・A・ロメロ監督のゾンビ映画へのオマージュ等も有ってリスペクトされてはいたとは思う。ただ、やっぱり相性が良くなかったとしか思えないがゾンビ映画うんぬんではなく映画自体として破綻している様に思えた。
それもまたゾンビ映画としては有りなのかもしれないけど。



デンジャー・クロース 極限着弾を観た。
1968年、ベトナム戦争。オーストラリア軍司令部の基地が北ベトナム兵からの砲撃を受ける。反撃し撤退させその後を追うが2000の北ベトナム兵の返り討ちに遭ってしまう。

史実に基づいた戦闘をオーストラリア軍の視点から描く。
凄惨な死闘であった事はとてもよく分かった。
東西冷戦の代理戦争に駆り出される事になったオーストラリア軍には若い兵士が大勢いたという事。その若い兵士たちは自分が何のために戦っているのか理解していたのだろうか。
当時は資本主義からしたら共産主義は絶対悪であってその悪と戦っていたのか。
片や北ベトナムの兵士たちからしたら自分達の国によそ者が攻め込んできているわけで。オーストラリア軍は抽象的な悪と戦い、北ベトナム軍は現実の敵と戦っていたのかも。どちらが戦いへの想いが強いか、どちらが覚悟を決めているかと言ったらそれは北ベトナムの方なんではないかと想像する。
そこら辺の事を北ベトナム側からの視点でも観てみたいが、ベトナム戦争を題材にした映画で北ベトナム側から描いた作品をほとんど観た事が無いような気がする。



ソニック・ザ・ムービーを観た。
音速で動ける二足歩行で青い体毛の地球外生命体。訳有って地球で誰にも見つからない様に暮らしていたが一人きりの寂しさが募り自らも知らなかった能力を発動させてしまう。

日本製のゲームからの実写映画化。ゲーム自体は知っていたけどやった事は無い。
主人公ソニックの映画でのデザインが発表された時に総スカン喰らってデザインし直し。なんていう事も有りましたが、今となっては懐かしい思い出になったのでしょうか。

話の展開が速いのが良かった。人間がソニックの存在を速攻で受け入れる。そこでワーワーやってモタモタされてもテンポが悪くなるだけだろうし。ソニックの特性同様に何事にも速さが大事と。

ソニックの赤い靴のエピソードが良かった。赤い靴が似合う。

ここの所目立った活躍の無かったジム・キャリーが安定したエキセントリックな役を見せてくれて良かった。



ドクター・ドリトルを観た。
愛する人を失い世捨て人となっていたドクター・ドリトル。英国女王の危機を動物たちと話せる能力を使って解決しようとする。

ロバート・ダウニーJrがトニー・スターク、シャーロック・ホームズに続いて新たなキャラクターに挑戦。三者とも変わり者の天才という所で統一されている。

こちらもソニック同様話の展開は速い。何故ドクター・ドリトルは動物たちと話せるのか?そこら辺の事は深掘りしない。だって話せるんだもん。という事。

以前にエディ・マーフィー主演で映画化されている。多分観ているはずだけど内容は覚えていない。どうやら時代設定も変えている完全オリジナルな内容だったらしい。
本作はというと原作に忠実で有りつつ、オリジナルな要素も加えている感じらしい。
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