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ブリット=マリーの幸せなひとりだち、追龍 [映画]

ブリット=マリーの幸せなひとりだちを観た。
スウェーデン。自分で決めた習慣を守って日々を過ごす事をモットーとしてきた専業主婦のブリット=マリーだったが見知らぬ土地で全く経験も興味も無いフットボールを子供たちにコーチする事に。

ネタバレ有。

過去の経験から思い切った行動を抑制してきたが人生も終盤を迎えて自らその枷を外して自由に生きる道を選ぶ。
それなら新しい土地でのコーチを続ける事でも十分なはずでそっちの方が物語としても収まりが良かったような気がするが、ブリット=マリーは更にその先へと進む事を選ぶ。正にひとりだち、と言うかひとりきりでこれから生きていく事を選んだような。更に新しい土地での新しい出会いも有るだろうし、ブリット=マリーはもうどんな場所ででもひとりで生きていけるという事だろうか。
その先の事を考えてしまうとつまりは結局死ぬ時はひとりという結論でもあったのかなあとも思える。



追龍を観た。
1970年代初頭までの香港では警察、マフィア、そしてイギリス人が大っぴらに手を組み違法行為で懐を肥やしていた。

新宿武蔵野館にて。
追龍.JPG
隣にはイップ・マンもいたが上手く撮れなかった。

1960年代から70年代の香港の暗黒時代(その時代の受け取り方は人それぞれ違うだろうけど)を2大スターの初共演で描く。
時代背景がアイリッシュマンと被る所も有って似た感じの作品になっていると思う。
この時代の暗部をを真正面から描きながら、とは言え香港映画なのでサービス精神は有るしで見応えの有る作品で良かった。
格闘シーンでのドニーさんはカンフーや総合格闘技の使い手ではなく喧嘩が滅法強い男なので戦い方が荒っぽくてその面白さも有った。荒っぽい戦い方でマ・ドンソクと戦ってみてほしい。
九龍城や当時の街並みなどの再現へのお金の掛け方が贅沢で素晴らしくそこも見応えがある。

暗黒の時代が有ったけれど1974年をもってそのような時代は終わったのだ。みたいな感じにこの映画の中ではなっているけどそこは疑ってしまう。巧妙に姿かたちを変えて長い間暗黒は続いていたのかもしれない。多分1997年の香港返還までも続いていたのではないかと勝手に思う。

本作と香港の民主化デモを繋げて考えてしまう所も有るが製作は2017年で民主化デモ以前。
どのような映画を作るのか以前にどのような立場をとるのかを決めなければならないのが現在の香港映画界なのだろうか。
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朝の動画



現在山根さんは着々と肉体改造中。元々スタイルがいいので筋肉が付いたらとんでもない事になりそう。




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深夜の動画








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