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ロード・オブ・カオス [映画]

ロード・オブ・カオスを観た。2018年、イギリス/スウェーデン/ノルウェー、1時間57分。
1980年代後半、ノルウェーブラックメタルのカリスマとそのグループは悪魔を崇拝しキリスト教を憎んでいた。その思想はやがてバンドメンバーの間で悲劇を生む。

池袋シネマ・ロサにて。なんだかんだで3カ月ぶりのロサ。

ブラックメタルについては全く知らない。この映画を観ると悪魔崇拝をモットーとしているらしい。そうなると日本では聖飢魔IIを想像してしまうけど聖飢魔IIは悪魔そのものが地球上で音楽やっているという体だし、やってる音楽的にも全然違うような気がする。聖飢魔ⅡはKISSからの流れという事なのか。ウィキペディアを見ると聖飢魔Ⅱはヘヴィメタルで、KISSはハードロックとなっていたがヘヴィメタルとハードロックの違いは分からない。
聖飢魔IIをテレビ番組で見るようになったのは1980年代の中頃だったかと思う。本作の年代よりちょっと前くらい。と言っても聖飢魔Ⅱが悪魔をモチーフとした音楽の先駆者という事ではなくて元々一つのジャンルとして有って(KISSにもそういう所が有るらしい)、それが音楽以外にも過激にエスカレートしていったのがノルウェーのブラックメタル。みたいな感じだろうか。
その過激さも実際の所は売れてビッグになりたいという商業主義的な目的のためで純粋な悪魔崇拝ではなく、本人たちの思想や思考はどこか幼稚で、幼稚さ故の取り返しのつかない過激な行動をとってしまったとこの映画で暴露される。
恐らく事件が起きた当時1990年代初め頃は情報の伝達が限定的で特にノルウェーでマイナーな音楽をしているバンドメンバー同士の事件となればそこまで多くの情報は外部には伝わってこなかったのではないかと思う。情報が少ないから一連の事件は憶測を呼び尾ひれが付いてブラックメタル界を象徴する伝説として語り継がれる事になったのではないか。しかしこの映画でその伝説が世俗にまみれた末のスキャンダルだったと暴露された事を快く思っていない人たちもいるんではないかと勝手に想像してしまう。
でもその伝説がブラックメタラーにとって神聖なものとして崇め奉られているのだとしたらそれは悪魔としたら不本意な事で、世俗にまみれたスキャンダルである方が悪魔的にはより正しい事なのかも。

主人公を演じた人はマコーレー・カルキンの実弟のキーラン・カルキンに似ているなあとぼんやり思っていた。でもノルウェーだし、でも英語喋ってるしと確証が掴めぬままクレジットを見たらもう一人の実弟のロリー・カルキンだった。
その他にもヴァル・キルマーの息子、ステラン・スカルスガルドの息子も出演。

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ショウビズトゥデイ 1993年1月16日 [ショウビズトゥデイ]



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