アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅 [ア行の映画]
『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』
"ALICE THROUGH THE LOOKING GLASS" (2016・アメリカ・1h53)
監督 : ジェームズ・ボビン
出演 : ミア・ワシコウスカ、ジョニー・デップ、アン・ハサウェイ、ヘレナ・ボナム=カーター、サシャ・バロン・コーエン、リス・エヴァンス、リンゼイ・ダンカン
声の出演 : アラン・リックマン
体調の芳しくないマッドハッターを助けるため時間を遡るアリス。しかしその行為は世界を崩壊させる危険を孕んでいた。
ネタバレ有。
前作は今イチで本作は面白かった。世間とは逆。ひねくれてるのかティム・バートンと相性が悪いのか。両方か。
時間がテーマの作品で、時間についての考察や薀蓄についてなるほどなあと思う所が有った。
・常に”今日”という日が続いている。
・時間は奪われるものであるけど、その分与えられてもいる。
結論としては貴重な時間の一瞬一瞬を大切にしていかなければならないという事で。これまでその貴重な時間をどれだけ無駄にしてきたのでしょう。
アリスとアンダーランドの住人たちとでは生きてゆく世界が違い別れの時がやってくる。
そういう重要な事が唐突にそして意外とあっさりと描かれる。それが悪かったというわけではなくて、予想してなかった展開に不意を突かれてジーンときてしまった。
マッドハッター一人だけのために世界を崩壊の危機にさらす。っていうのはどうなんだ? という所でもあるがそこはあまり気にはならなかった。この映画の中の世界がどうなろうが、特にはマッドハッターがどうなっても別にどうでもいい。と、投げやりな姿勢で臨んだのが良かったみたい。
声だけの出演だけど本作がアラン・リックマンの遺作という事になるらしい。2016年1月14日没。
69歳。まだまだ色んな映画で活躍が見れるものだと思っていました。
この映画に当てはめるのなら時間は無情に流れ続けていくもので、その流れの中で別れは必ずやってくると。
合掌。
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