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ふたりのJ・T・リロイ、ゴールデン・ジョブ、チャーリーズ・エンジェル、1917、名もなき生涯 [映画]

ふたりのJ・T・リロイを観た。
18歳の男娼が主人公の小説は著者J・T・リロイの実体験に基づいた作品として話題を呼び多くの反響を呼んだ。しかしJ・T・リロイは女性二人が作り出した架空の人物だった。

実話。デビュー作が発表されたのが1999年でJ・T・リロイの正体が発覚したのが2005年という事。2004年に2作目の小説『サラ、いつわりの祈り』が映画化され日本でも公開されたのは覚えている。確かシネマライズだった気がするが観なかった。映画が公開されてしばらくしてから正体がバレたのも覚えている。そんなに興味は無かった。
騒動から10年以上経った2017年に作家としてのJ・T・リロイ像を作り上げた女性側に立って作られたドキュメンタリー映画『作家、本当のJ・T・リロイ』が公開されたけどこちらも未見。
本作はアイコンとしてメディアに登場した美少年J・T・リロイを演じた女性が2007年に書いた回顧録の映画化。暴露モノではなく(一部でしてるか)、結果的に信じていた人を騙す形になってしまったけどその当時の当人たちの状況や心境からそうせざるを得なくて、仕出かした事には反省も後悔もしていて、その経験から本当の自分を見つけようとする物語になっていて映画としては良かったんじゃないかと思う。当時本当に信じていて騙されたと思った人からしたらまだ許せないのかもしれないけど。
最後のクリステン・スチュワートの表情が素晴らしかった。



ゴールデン・ジョブを観た。
ともに身寄りのない5人の少年は一人の男に拾われ家族同然となり絆を深める。兵士として育て上げられた5人はどんな危険な仕事も抜群のチームワークでやり遂げていたが一つの失敗を機にそれぞれに新たな人生を歩み始めようとする。

男たちの友情と裏切りを熱く描いたアクションエンターテイメント。後で気付いたけど人間版のミュータント・ニンジャ・タートルズ的な感じでも無くは無い。

アクションエンターテイメントとして爆発炎上がCGなのが良くなかった。そこはリアルに爆発して炎上させてほしいと思う。

ブローン・アウェイ復讐の序曲より。ドルフィン号大爆破。人物が合成の場面が有るのは安全第一でそうするべきであるにしても爆発炎上は完全にリアル。

クライマックスで傭兵で守りを固める出島的な場所に乗り込んでいく男たちのアクションシーンの設計がとても良く出来ていたと思う。シチュエーションとしての難攻不落感がしっかりと有って、そこをチームワークとスキルで攻め込んでいく過程もしっかりと描かれている。



チャーリーズ・エンジェルを観た。
ヨーロッパにも展開し成功した国際機密企業チャーリー・タウンゼント社。ヨーロッパでの成功の立役者であるジョン・ボズレーが引退した直後石油に代わる新エネルギーが悪用されようとしていた。
世界の危機にチャーリーズ・エンジェルと呼ばれる女性エージェントたちが立ち向かう。

テレビシリーズ、映画版に連なる新シリーズとしての新作。残念ながら大ヒットとは程遠い興行成績に終わってしまったので今後のシリーズ化は難しい状況なのかと思うが、作品としては失敗作ではないと思う。何億ドルも稼ぎ出したあれとかあれとかと較べてもそんなに変りない。
本作のエンジェルたちにゴージャス感がやや足りなかったと言えるのかもしれないが、でもそこが良かったとも言えるので好みの問題。
ちょっと詰めが甘くてそれで窮地を招いてしまうが懸命にそれこそ命を張ってリカバリーする。やり遂げた後はまるでそんな事無かったくらいの感じであっけらかんとしてるのがいいと思う。

クリステン・スチュワートが三人の中でもメインな感じになるのかなあと思っていたが、三人ともほぼ均等な扱いだったのが良かった。
どうもクリステン・スチュワートはこの所バイセクシャルな役が多いみたい。ふたりのJ・T・リロイでもそんな感じだった。カミングアウト済みらしい。
深海モノのUNDERWATERでは髪型がよりベリーショートに。
UNDERWATERも残念ながらヒットには結びつかなかったみたいだけど密かに期待はしている。一つ気になるのは水中シーンは水中で撮影しないでCG処理がなされているらしいという所。




1917 命をかけた伝令を観た。
第一次世界大戦、ドイツ軍との激しい戦いが続くイギリス軍。ドイツ軍の後退により一気に攻め込もうとする最前線の二個大隊1,600名の兵士。ドイツ軍の後退は戦略的な罠であると見抜いたイギリス軍司令部は作戦の中止を決めその伝令を二人の兵士に託す。

全編ワンカット風が話題になっているが風なのは別にして明らかにワンカットでは無いんだけど。ブラックアウトはノーカウントなんだろうか。
ワンカット風では無かったとしても撮影が困難だった事は想像出来る。

伝令であるとともに指令部の目論見としては斥候の役割でも有ったんじゃないだろうか。それにあの二人にだけ託すのも考えられないし何組か別々に向かわせていたのかも。それ位の事は平気でするだろう。



名もなき生涯を観た。
オーストリアの山あいで暮らす夫婦フランツとファニ、そして幼い娘3人。ナチスドイツの軍事訓練に召集されたフランツは世界の危険な現状を感じ取り総統ヒトラーへの忠誠と兵役を拒否するがそれはナチスに対してだけではなく祖国に対する孤独な戦いでもあった。

これまでテレンス・マリック監督作品は苦手だった。叙情的な所がどうも合わない。本作は3時間近い長丁場でいつも通りのテレンス・マリック監督の叙情的な作風だったけど、こういうものだと分かった上で観たからなのかそこまで苦手には感じなかった。

結局は信念が人間が気高く生きる上で一番重要という事なのではないでしょうか。戦争という人間の本性が如実に表れる状況の中でそれが試される。
信念を信仰とも言い換える事も出来ると思うが、人それぞれの信仰のてっぺんに人それぞれの神がいる。というのが本当はいいんじゃないだろうか。ひとつの絶対的な神を大勢で盲信的に信じ崇めよとなるとたいてい良くない事が起こるし。

ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコルではトム・クルーズと、ジョン・ウィックではキアヌ・リーヴスと闘ったミカエル・ニクヴィストは本作が遺作らしい。出番はほんの少しだったけど。
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チラシ (アニメ②) [チラシ]

∀(ターンエー)ガンダム (未見)
∀ガンダム.jpg


劇場版ポケットモンスター水の都の護神(まもりがみ)ラティアスとラティオス (未見)
劇場版ポケットモンスター水の都の護神(まもりがみ)ラティアスとラティオス.jpg
赤が♀のラティアスhttps://yakkun.com/sm/zukan/n380
青が♂のラティオスhttps://yakkun.com/sm/zukan/n381
ものすごく進化するとファイター1、ファイター2になるのだとか(嘘)
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PERFECT BLUE
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人狼 JIN-ROH
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COWBOY BEBOP 天国の扉
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映画ドラえもん のび太の太陽王伝説 (未見)
映画ドラえもん21 のび太の太陽王伝説.jpg

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