SSブログ

ミニオンたちの世界 エリック・ギロンによるイルミネーションアニメのキャラクター創造の秘密 [映画]

『女神の継承』で寝た。
オカルト映画居眠りこき体質なのをすっかり忘れていた。クライマックスはお祓いの儀式でそこで盛り上がるんだろうなと予想していてそこまでは普通に観れていたのだけどいざ儀式が始まったらそれで安心したのかウトウト。でもまあ居眠りこくまでにおっぱいが見れたので良し。
儀式が始まる。と思ったら1週間前からのカウントダウンだったのがきつくて気持ちが切れていたのかもしれない。そこで重大事件が起きるのだけど。
いよいよ今年の居眠り映画が二桁に乗りそうなのか、もう乗ったのかもしれない。

寝ちまったもんは仕方ないので後悔も無いが、わざわざ暑い中映画館まで出掛けた意味は?と考えるとモヤっとしてしまう。でも本屋に寄ってこの本を見つけたので意味は有った。
_20220731_175351.JPG

イルミネーションのアニメ作品を観るにあたってエリック・ギロンの名前は全く意識していなかったが、ほぼ全作品でキャラクターをはじめ各種デザインや作品世界の基となるコンセプトアートを担当している。もちろん一人でではなくチームで作り上げてそれをまとめ上げているのがエリック・ギロンという事。怪盗グルーの三姉妹は基は他の人のデザインらしい。
それらのデザイン画が370ページに満載。値段はお高いので買うのに躊躇ったけど買ってよかった。いつかCGではないエリック・ギロンが描いた絵のままでのアニメ作品を観てみたい。

本のタイトルには当然人気者のミニオンの名前が使われるがミニオンばっかりという事でもないのも良かった。むしろミニオンを期待して買うと少な過ぎるかもしれない。
『怪盗グルーの月泥棒 3D』の初期のデザイン。泥棒が三姉妹を養女に迎える。という大まかな設定だけの時に描かれたものみたい。
_20220731_175327.JPG

本編では使われなかった『怪盗グルーのミニオン大脱走』の時にデザインされたロボットが素晴らしい。
_20220731_175244.JPG
コメント(0) 

シネマ★シネマ★シネマ 1996年 31 [シネマ★シネマ★シネマ]



映画紹介

"EMMA" 『Emma エマ」
監督 : ダグラス・マクグラフ
出演 : グウィネス・パルトロー、トニ・コレット、ユアン・マクレガー

"A VERY BRADY SEQUEL" 『ゆかいなブレディー家/トラブルinハワイ』
監督 : アーリーン・サンフォード
出演 : シェリー・ロング、ゲイリー・コール

"JACK" 『ジャック』
製作・監督 : フランシス・フォード・コッポラ
出演 : ロビン・ウィリアムズ、ダイアン・レイン、ジェニファー・ロペス、ビル・コスビー


全米興行成績トップ10

"THE ADVENURE OF PINOCCHIO" 『ピノキオ』

"SUPERCOP" 『ポリス・ストーリー3』
監督 : スタンリー・トン
製作総指揮・出演 : ジャッキー・チェン
出演 : ミシェル・ヨー、マギー・チャン、トン・ピョウ

"KINGPIN" 『キングピン/ストライクへの道』

"A TIME TO KILL" 『評決のとき』

の4本が初登場。
コメント(0) 

『恋は光』『ジャッキー・ブラウン』『エルヴィス』『ミニオンズ フィーバー』 [映画]

『恋は光』を観た。2022年、日本、1時間51分。
恋とは無縁だった大学生の青年が同じ大学の一人の女性に今までにない感情を抱く。この感情はなんなのか?青年は先ず恋を定義する事から始める。

『ももいろそらを』『ぼんとリンちゃん』の小林啓一監督の新作が公開されていたのを公開から約1ヶ月が経って知った。
最近は映画の情報にも疎くなってしまった。知ってたのに忘れてた可能性も有る。

事前の情報が一切無くても恋愛映画なのだろうな。と、大体分かるが、そこはさすが小林監督なので一癖有る恋愛映画で面白かった。
小林監督の作品の面白さは会話に有るのだろうと思う。言葉のチョイス、リアクション、間が面白い。
最近の日本の俳優さんの事はあまりよく分からなくなっているが本作に出ている若い俳優さんたちは芝居が上手で面白いなあと思った。それに当然可愛い。上手なのは実力で面白いのは小林監督の作品だからなのかもしれない。

主人公の青年は恋は光である。との結論に至る。多くの人の共感も得るかもしれないが全員が賛同する事も無いのだろう。結局恋の定義は人それぞれで、それぞれの定義が時に激しくぶつかり合うからややこしくなる。と、分かった様な振りをする。
本作においての恋の定義の前提として、1対1の関係で時間が経っても変わらないものとしている。それって恋と言うより純愛と言っていいんじゃないだろうか。

エンドクレジットでかかる曲はShe&Himのin the sunで好きな曲なので良かった。映画の内容と歌詞の内容が恐らく合っているのだろう。

She&Himの情報を熱心に追っているわけではないので最近はどうしているのかは知らなかったがユーチューブの公式チャンネルの更新を見ると最近も活動をしているみたい。



『ジャッキー・ブラウン』を観た。1997年、アメリカ、2時間35分。
銃の密売人がメキシコに保管している現金をアメリカに持ち込む手伝いをしているスチュワーデスのジャッキー。密売人を逮捕するため警察はジャッキーの協力を強制的に要請する。

池袋HUMAXシネマズ、「クエンティン・タランティーノ=10分の4+1」にて。

劇場公開以来に観た。25年振りという事は公開25周年。
記憶は定かではないがタランティーノ作品を無駄に長いなと感じ始めたのは本作からかもしれない。今回久し振りに観てもやっぱり長かった。
その長さでパム・グリアとブリジット・フォンダのそれぞれ違った美しさは堪能出来る。

サミュエル・L・ジャクソンのカンガルー(ブランド名はカンゴールというらしい)ファッションは当時日本でも流行した様な記憶。

原作はエルモア・レナード。タランティーノ監督で原作モノは本作だけだろうか。調べてみるとフランク・ミラーのグラフィックノベルが原作の『シン・シティ』で一部分だけを監督している。
エルモア・レナードの映画化された作品では『アウト・オブ・サイト』が面白かった。マイケル・キートンが本作で演じた火器局の刑事は『アウト・オブ・サイト』にも登場して同じくマイケル・キートンが演じている。

ネガティブカッターはモー・ヘンリーではなくゲイリー・ブレット。



『エルヴィス』を観た。2022年、アメリカ、2時間39分。
エルヴィス・プレスリーはマネージャーと出会う事でスーパースターへの道が開かれるがそのマネージャーとの出会いが悲劇の始まりでもあった。

スーパースターの光と闇が描かれる定番的な作品。しかし何よりプレスリーを演じたオースティン・バトラーのライブシーンが素晴らしい。プレスリーが光輝いている姿だけを観ていたかったくらいだけどプレスリーの実像を知るのには輝きだけを見ていてはいけないのだろう。
先駆者であるがゆえにその事をを利用されたり社会の偏見等と闘わなければならず、そしてスーパースターになれた代償として多くの傷を負う。プレスリーがそういった時代を切り開いていったから後の人たちはプレスリーほどの傷を負わないで済んでいるのかもしれない。

どうもエルヴィスと言うよりプレスリーと言った方がしっくりする。日本では昔からプレスリーと言っていたと思う。
アニソン大王ささきいさおさんは「和製プレスリー」のキャッチフレーズでデビューしたとか。


俺はぜったいプレスリー




『ミニオンズ フィーバー』を観た。2020年、アメリカ、1時間29分。
グルーとミニオンたちとの付き合いはグルーがまだ少年の頃からだった。

ドタバタコメディのノリについていけないのは主役のミニオン達に特になんの感情も抱いていないからだろう。
グルーが主役の方での脇でちょこちょことドタバタしている分には面白いとは思う。なのでグルーと三姉妹たちの物語の続きの方を観たい。
そもそもミニオンとはなんなのか?不思議な生き物なのか?お化けとも考えられる。その行動からすると子供のお化け。幼くして亡くなった子供たちのお化けだとするとそれは切ない。
考えたくはないが三姉妹はグルーに出会わなければもしかしたらミニオンになっていた可能性も無くは無くて。そう考えるとミニオンたちの中で中心となっているケビン、スチュアート、ボブの三人(人?)の性格や行動もどこか似ているような気がする。
スピンオフの前作『ミニオンズ』でミニオンたちの起源も描かれていてお化け説はどうやら違うみたい。

メカニックデザインは相変わらずカッコいい。
映画本編には登場しないがミニオンのトミカをオンラインクレーンゲームで取った。こちらのデザインはトミカの人たちなのだろうと思うがそれでもカッコいい。
_20220729_181124.JPG
_20220729_181111.JPG

クレーンゲーム専用商品ではなく普通に買えるものだと思うが普通に買う気はしないけどクレーンゲームの景品としてなら欲しい。と普通に買うよりも大分高額な値段で手に入れるという大いなる矛盾を抱えている今日この頃。
_20220729_180938.JPG
_20220729_181008.JPG
_20220729_181056.JPG

尼さんがヌンチャク使いなのは尼さんが英語でNUNでそこからヌンチャクなんだろうとはなんとなく分かった。

アールザさん(RZA)、ジャン=クロード・ヴァン・ダム、ドルフ・ラングレン、ダニー・トレホが声の出演をしていたらしいが全く気付かず。ミシェル・ヨーだけは分かった。
ミシェル・ヨーの近年のハリウッド映画での活躍は目覚ましい。これから5作目まで続くらしい『アバター』シリーズにも出演しているとの事。『アバター』5作目まで何するんだろう?と思わないでもないが。それよりも話題の主演作品"Everything Everywhere All at Once”を早く観たい。

コメント(0) 

きょうのポストカード(ジュマンジ) [映画のポストカード]

今日のBSプレミアム午後の映画はジュマンジ
ジュマンジ (2).JPG
コメント(0) 

ワニ山さん

今週7月30日のしんちゃんはワニ山さん。動いて喋るワニ山さんを観るのは初めてかもしれない。過去には有ったのだろうか?


オンラインのクレーンゲームで取ったワニ山さん。でかい。置く所に困るのであんまりでかいのはやらない事にしているがつい始めると取れるまでやってしまう。
_20220725_164112.JPG

多分この先もビニールは取らない。何故なら間違いなく埃だらけにしてしまうので。
_20220725_164126.JPG

大きさの比較としてスターウォーズの何かのキャラクター。スターウォーズ関連は大きさ関係なくやらない事にしている(チューバッカは別にして。幸いに今の所チューバッカの景品には出会えていない)が、これもついやり始めてしまったら取れるまでやってしまう。
_20220725_164053.JPG
コメント(0) 

『フロム・ダスク・ティル・ドーン』『炎のデス・ポリス』『哭悲/THE SADNESS』『キャメラを止めるな!』 [映画]

『フロム・ダスク・ティル・ドーン』を観た。1996年、アメリカ、1時間49分。
凶悪犯罪者のゲッコー兄弟。警察に追われ犯罪を繰り返しながら人質を取り逃避行。国境を越え手助けをしてくれる奴との待ち合わせ場所に辿り着く。

池袋HUMAXシネマズ、「クエンティン・タランティーノ=10分の4+1」にて。シネ・リーブル池袋との共同開催。

本作はタランティーノ監督作品ではなく脚本と出演。製作総指揮も。
劇場公開以来26年振りに観た。いわゆる一粒で二度おいしい作品。おいしいかどうかはその人の好みによる。
その類いの作品としてはSFウェスタンとかゾンビ時代劇だとか色々あるとは思うがそれらの場合はSFとウェスタン、ゾンビと時代劇が融合しているパターンで、本作の場合も融合してるっちゃしてるんだけどはっきりと真っ二つに分かれているのが珍しい。映画マニアのタランティーノの事だから過去にもそういった作品は有ったのだろうか。
シリーズ作品が2作あるが、そちらもそういった構成なのだろうか。アメリカではオリジナルビデオ作品で日本では劇場公開された。確か銀座シネパトスで上映されたような気がする。観たような気もするが内容を覚えていない。
本作のメイキングドキュメンタリーも有って1時間41分と一つの作品のメイキングとしてはしっかりとした長編映画。

当時の大ヒットテレビドラマシリーズ『ER 緊急救命室』でブレイクしたジョージ・クルーニー。本作が映画の初主演作という事になるのだろうか。まだ三十代半ばでイキっててやんちゃな雰囲気が残っている所が新鮮。
『ER 緊急救命室』シリーズは確か1話だけ観たような気がする。それが本作の前なのか後なのかは覚えていないがそれでも人気の有るテレビドラマの中でもとりわけ人気の有る俳優さんがいて、それがジョージ・クルーニーだという事は薄っすらとは認識していたとは思う。
タランティーノとのコンビはそれほど魅力的には感じられず、ハーヴェイ・カイテルとのコンビ作品として観てみたかったなあと思う。『セブン』のモーガン・フリーマンとブラッド・ピットの様なコンビになった可能性も有ったかもしれない。
信仰心が全く無い犯罪者と神の存在に疑問を持った元牧師がキリスト教的アイコンの十字架や聖水を駆使して相手をぶっ倒していく。そうだとしても神の存在なんか知ったこっちゃねえ。と、生き延びるのに精一杯でひたすらにバトルを繰り広げる。タランティーノの狙いはそういった事だったんじゃないだろうか。

チーチ・マリンの一人三役は何か意味が有るのだろうか?ただのお気に入りだから?

ディメンションフィルムズのロゴを久し振りに見た。設立者のワインスタイン兄弟のハーヴェイ・ワインスタインの事で色々と有ったみたいだけど会社としては買収されてまだ存在しているらしい。新作は作っていなくて過去の作品の管理とかだったりするのだろうか。

ネガティブカッターがモー・ヘンリー。



『炎のデス・ポリス』を観た。2021年、アメリカ、2時間9分。
一人の謎の男が留置所に入れられた事により警察署に危険な奴等が引き寄せられてくる。

池袋シネマ・ロサにて。

二つの事件が偶然に同じ場所で同時進行している。ネバダ州の偉い人の殺害に絡んだ事件と、警察署で起きている警察官による証拠として保管されている麻薬の横領。風船おじさんが横領する警察官を脅迫していたのだろうと思うのだけど殺害事件に関連している男の命も狙っていて二つの事件をつなぐキーパーソンでデス・ポリスを多数発生させる。なので風船おじさんの事を面白いと思えればこの映画も面白いと思えるのかもしれない。

麻薬を横領しようとする警察官を演じている人がジェームズ・ガンドルフィーニとウィリアム・ハートを合わせた様な感じ。お二人とも故人となってしまった。



『哭悲/THE SADNESS』を観た。2021年、台湾、1時間40分。
疫病が流行っている台湾。それほどの深刻さはなく限られた規制の中で社会生活は営まれていたがある時事態は一変する。

過激な描写が満載の台湾映画。その過激さは中国との関係によって生み出されたのだろうか。疫病に犯されていく台湾。その疫病は何かを象徴しているのか。
台湾映画に持っているイメージからすると大分かけ離れているが監督は台湾在住のカナダ人だとか。過激すぎるこの映画から政治的な事だけではなく一般的にも悪い影響がなければいいなと思う。



『キャメラを止めるな!』を観た。2022年、フランス、1時間52分。
日本で大ヒットしたネット配信の短編ワンカットゾンビ映画がフランスでリメイクされる。

オリジナルの『カメラを止めるな!』は映画製作への愛に溢れていた映画だったのだなと、リメイクの本作を観て改めて思えた。そのオリジナルに負けないくらいの愛に溢れていて良かった。むしろ日本より個人主義の強いイメージがあるフランスで制作現場で完成に向けて一致団結する姿はより感動的かもしれない。
フランソワ・トリュフォー監督の『映画に愛をこめて アメリカの夜』が作られたフランスでリメイクされたという事も映画好きにとっては重要なのかもしれない。

ワンカットゾンビ映画のグダグダ感はオリジナルでもリメイクでも良く出来ているなと感心する。グダグダじゃないと意味無いし、しかもそれをワンカットで。
どの様にしてグダグダな状況になっているのかを全員が理解した上で撮影がされているのだろうと思う。

エンドクレジットをいつも通りにボーっと眺めていたら原作者問題に関してはちゃんと表記がされていて本作でも解決済みの様な感じだった。
コメント(0) 

きょうのポストカード(ハート・オブ・ウーマン) [映画のポストカード]

今夜のBS松竹東急よる8銀座シネマはハート・オブ・ウーマン
ハート・オブ・ウーマン.JPG
コメント(0) 

きょうのポストカード(アポロ13) [映画のポストカード]

今日のBSプレミアム午後の映画はアポロ13
アポロ13 (3).JPG
コメント(0) 

きょうのポストカード(ザ・メキシカン、ゴッドファーザー) [映画のポストカード]

本日18:30からのBS松竹東急日曜ゴールデンシアターはザ・メキシカン
ザ・メキシカン.JPG

同じく本日18:30からのBS日テレ日曜ロードショーはゴッドファーザー
ゴッドファーザー (7).JPG
コメント(0) 

ジョージウドン [ジョージ]


George Clooney セレブリティ祈りキャンドル - 面白い聖人キャンドル - 8インチ ガラス祈り - 米国で100%手作り - ノベルティセレブリティギフト (ジョージ・クルーニー)

















ハーイ、ボクです。ええっ!キミお昼におうどんを食べたのかい?!イエーイそれじゃあ1曲聴いてくださーい。

キミがお昼に食べたのはジャパニーズトラディショナルヌードル、うどーん
丹精込めて小麦粉を練り込む事でうどーんにはコシが生まれるのさ
キツネなのかい?タヌキなのかい?月見なのかい?カマボコは入っているのかい?
《キミがお昼にうどーんを食べたならボクの事を思い出してくれるかい?
昼うどーん昼うどーん、フロム・ダスク・昼・うどーん
もちろん夜だってかまわないさ
夜うどーん夜うどーん、フロム・ダスク・夜・うどーん
皿うどんだったら彼女の事を思い出してくれないか
皿うどーん皿うどーん、スーザン・皿うどーん》
《》20回繰り返し

セーンキュー、んじゃ、まったねーバッハハーイ。

From Dusk Till Dawn [VHS]Notebook : Susan Sarandon Notebook for School or as a Diary, Vacation Planner With More than 100 Pages Thankgiving Notebook #759

コメント(0) 

『神々の山嶺』 [映画]

『神々の山嶺』を観た。2021年、フランス=ルクセンブルグ、1時間34分。
1970年代、実力は自他共に認めるものの日本登山界の年功序列により表舞台に立てないでいる登山家羽生丈二はある事がきっかけで姿を消す。数十年が経ち羽生の存在自体が忘れかけられていた頃登山カメラマンの深町誠はカトマンズの街角で羽生らしき人物を見かける。世界最高峰エベレストが望めるその地に何故羽生はいるのか。深町は羽生のそれまでの足跡を追う。

タイトルの読み方は「かみがみのいただき」。
これまでの世界の登山史を一変させる謎を解き明かせ。話のつかみはそういう事だけど、あくまでつかみであって本題ではなかった。本題は山に取り憑かれた男の生き様と死に様。
正直何故そこまで取り憑かれたのかは理解出来なかった。でもそれでもいいのだろうと思う。命懸けで危険な登山をする事に理解も共感もいらない、ただその事実だけを受け止めるだけでいい。そういう事なのだろうと思う。結局その人の事はその人にしか分からないのだし。その点ではとても共感出来る。
とてもよく動くアニメーションで観ていて飽きない。本作の動きは大胆なアクションとかの類いではなく、日常の動作や仕草が細かく丁寧に描かれる。
アニメーションは一枚の絵から出来ていてそれを動かそうとするなら動かすという意志が必要。動かそうと思わなければずっと止まったまま。
それは監督やアニメーターの方のそういう作品にするのだという意志であるけど、何故地味な動きを丁寧に描くという面倒臭そうな事をするのか。それは分からなくても出来上がったハイクオリティな作品を観ている側はただ受け止めて享受すればいいだけの事。
一流の登山家と一流のアニメーターはどこかで似ている所が有るというのが実は本当の本題なのかもしれない。

海外作品での日本描写において最高レベルと言っていいと思う。トンデモな所は全く無かった。日本人のアニメーター、背景美術の方も参加されているのだろうか。



『X エックス』で寝た。
睡魔に負けてと言うよりも面白くなくて寝てしまった。それでも後になってどういう話だったのかネットで調べてみるとあの老夫婦の正体がそういう事だと分かってそれなら面白かったんじゃないかと思うが、でもとにかく起きて観ている間は面白くなかった。
ホラー映画の何か良くない事が起こりそう、でも起きない。の前振り段階であり、それも大切なのも分かるけど。
ネットで調べて三部作になるという事も知った。それを観るなら本作も観直しをしなければならないが途中までの面白くなさに耐えられるだろうか。観直してみたら意外と面白かったという事もよく有る話ではあるけど。
コメント(0) 

きょうのポストカード(ロッキー4/炎の友情) [映画のポストカード]

ロッキー4/炎の友情.JPG

『ロッキー4/炎の友情』がこの度『ロッキーVSドラゴ:ROCKY Ⅳ』として生まれ変わるそう、


42分の未公開シーンが加わるという事で『完全版』的な2時間半超えるものになるのかと思ったらなんと94分。元々『ロッキー4/炎の友情』が91分なので半分近くを入れ替えた全くの別物になる。スタローン本人だから出来る事だし許されるのだろう。
『クリード 炎の宿敵』との繋がりもより深くなるのだろうか。
ハルク・ホーガンが出てるのは『3』だっけ?『4』だっけ?と、記憶は定かでない。ロッキー邸にロボットがいたのは『2』だったか『3』だったか。
コメント(0) 

きょうのポストカード(パルプ・フィクション) [映画のポストカード]

ブルース・ウィリスをどうしても入れたかたんだろうな。と裏事情がくみ取れる構図。
パルプ・フィクション (9).JPG

サミュエル・L・ジャクソンが地毛のままのポスターが幾つか存在しているがこちらはどういった事情なのかよく分からない。
1994 PULP FICTION Movie Poster 90s 90年代 パルプフィクション サミュエルLジャクソン ユマサーマン ジョントラボルタ ブルースウィルス 映画 ムービー ポスター 【古着】 【ヴィンテージ】 【中古】 【メンズ店】


コメント(0) 

『パルプ・フィクション』『モガディシュ 脱出までの14日間』『マーベラス』『バズ・ライトイヤー』『ブラック・フォン』 [映画]

『パルプ・フィクション』を観た。1994年、アメリカ、2時間34分。
ギャングのボス、その妻、二人の殺し屋、八百長を持ちかけられたボクサー、それぞれの物語がそれぞれに重なり合う。

シネリーブル池袋 「クエンティン・タランティーノ=10分の4+1」にて。池袋HUMAXシネマズとの共催。

劇場公開以来ではないけどそれでも久し振りに観た。
つながりの有る複数のショートストーリーを分解して、分解したパーツを時系列をバラバラに配置しながらも一本の映画として成立させるその手腕は28年経った今でも見事だと思う。『ゴッドファーザー』のPARTⅠとPARTⅡを時系列通りに編集したバージョンが有るけど本作でそれをやったらどうなるんだろう?
タランティーノ作品は長いけど本作は必然性の有る長さに思える。

スプライトを飲む時のサミュエル・L・ジャクソンが可愛かった。観ていてこの頃は漫画家の浦沢直樹先生にちょっと似ている事に気付いたが、実際二人の写真を見比べてみると似てる様な気もするし似てない様な気もする。

本作以前は低迷期と見られていたトラヴォルタの華麗なる復活作。と解説される事もあるが、トラヴォルタ本人からするとその低迷期と見られていた間でも腐らずに地道に頑張っていたんだよ。と、何かのインタビューで答えていた。タランティーノが起用した理由は主演作の『ミッドナイト・クロス』が好きだからという事だったと思う。
どちらかと言うと個性派脇役として売れっ子だったサミュエル・L・ジャクソンが主役級でも通用する事を証明した作品でもある。
先日引退を発表したブルース・ウィリス。本作は制作当初はインディーズ作品だったと思うが小規模作品でもその作品に合った存在感を発揮出来る(『シックス・センス』も然り)スターだったなと思う。
トラヴォルタとサミュエル・L・ジャクソンの共演作では『閉ざされた森』も面白かった。サミュエル・L・ジャクソンとブルース・ウィリスの共演作ではなんと言っても『ダイ・ハード3』。トラヴォルタとブルース・ウィリスは『ベイビー・トーク』で共演(ブルース・ウィリスは声のみ)。三人の共演作となると本作だけ。また三人揃っての共演作も観たかった。



『モガディシュ 脱出までの14日間』を観た。2021年、韓国、2時間1分。
1991年、ソマリアの首都モガディシュ。韓国大使と北朝鮮大使は国連加盟に必要なソマリアの票を得るためにお互いに現政権への援助を惜しみなく費やしていた。
腐敗した政権への市民の怒りが爆発し内戦へと発展。政権にすり寄っていた各国の大使館にも怒りの矛先は向かった。

実話を基にしているという事で韓国と北朝鮮の政治的な背景が重要となっている。2015年のオーウェン・ウィルソン主演『クーデター』の様な異国でのサバイバルスリラーに特化した作品とはちょっと違う。のだけど、アクションシーンは迫力が有る。ちょっと有り過ぎる様にも思えた。そんな派手なアクションではなくてリアル系のミリタリーアクションの方が作品的には合っていたんじゃないかと思う。
でもラストシーンは韓国と北朝鮮の関係性を踏まえた上でリアルとエンタメの丁度いい所、ただやたらと感動だけを押し付けてこないのが良かった。

テロップ大きい作品。



『マーベラス』を観た。2021年、アメリカ=イギリス、1時間49分。
1991年、ベトナム。暗殺者ムーディは一人の少女を保護する。30年が経ち二人はロンドンを拠点にする暗殺者としてのベストパートナーとなっていたがムーディがある人物を探し始めた時に何者かに命を狙われる。

『パルプ・フィクション』から27年経ったサミュエル・L・ジャクソンの殺し屋役。
そしてクレジットにはマイケル・キートンの名前が最初に出るが実質的な主演はマギー・Q。
女性の殺し屋を主人公にしたという事でなのかただ凄腕の殺し屋なだけではなく弱さも描かれている。弱さは精神的にではなく身体的にダメージを負うとめっきり戦闘力が低下する。それが当然なんだろうけどアクション映画としては歯痒くも思える。

マイケル・キートンは現在70歳。アクションのキレはそんな年齢には思えない。バットマンの時でもそんなにアクションをしていたイメージではないけど2017年の『アメリカン・アサシン』でアクションに目覚めたのだろうか。その時よりもレベルがアップしている様な。



『バズ・ライトイヤー』を観た。2022年、アメリカ、1時間45分。
宇宙探査時代。探査船の人工知能の指示である惑星に降り立ったスペースレンジャーのバズ・ライトイヤー。自身の有能さを過信しコールドスリープ中の1200人の乗組員をその星から脱出不可能にしてしまう。

1994年に公開された大ヒット映画という事。その年にこの映画を観たアンディがバズを好きになり誕生日プレゼントでバズのおもちゃを買ってもらって『トイ・ストーリー』が始まる。
1994年に作られたとなると映像的には相当出来の良いSF映画ではある。多分CGアニメではなく実写映画なんだろうと思う。
SF的なガジェットは1994年当時に考えられた風。

SF映画として面白かったけど『トイ・ストーリー』シリーズのお約束と言ってもいい一難去ってまた一難の連続がちょっとしんどい。若者向けにはこれ位の波乱の展開の方がいいのだろうけど。

短編無し、クレジットのプロダクション・ベイビーズも無かった。プロダクション・ベイビーズは大体クレジットの最後の方に有って、これで長かったクレジットも終わりだなあという道しるべになっていた。最後の方ではなくもうちょっと前に有ったのかもしれない。
そして『トイ・ストーリー』シリーズの生みの親、そして元々のバズの顔のモデルであるジョン・ラセターの存在はまるで無かったかの様な扱い。さすがディズニー。セクハラ許すまじ。
現在のジョン・ラセターは映画制作会社スカイダンスのアニメ部門トップに就任している。



『ブラック・フォン』を観た。2021年、アメリカ、1時間44分。
1978年、アメリカの田舎町では少年の失踪が続き警察は事件としても捜査をしていた。アルコール依存症の父親の元で妹グウェンと暮らしている優しい少年フィンの身近にいる少年やイジメっ子から守ってくれる友達も姿を消す。

スティーヴン・キングっぽい感じだなあと思っていたら原作はスティーヴン・キングの息子のジョー・ヒル。

囚われの身となった少年が超常的な現象に導かれる脱出劇。超常的と言ってもあくまで手助けで実際には少年が自らの体を張らなければならない。その過程で気弱だった少年が強く成長する姿を描く。
脱出の過程は面白かった。幾つもの失敗が最後で成功につながる。ただ、強さの成長としてのあれはどうなのかとも思う。少年は中学生なのかと思ったら小学生の高学年らしい。相手は極悪人の異常者ではあるけどそれでも一応人間であって、それを小学生がああする事によってめでたしめでたしとしてはいけないんじゃないかと思う。
コメント(0) 

きょうのポストカード(カンフーハッスル) [映画のポストカード]

今夜のTOKYO MXスクリーンMX2はカンフーハッスル
カンフーハッスル (1).JPG

カンフーハッスル (2).JPG

カンフーハッスル (3).JPG

カンフーハッスル (4).JPG

カンフーハッスル (5).JPG

カンフーハッスル (6).JPG

カンフーハッスル (7).JPG

カンフーハッスル (8).JPG
コメント(0)