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空飛ぶタイヤ [サ行の映画]

空飛ぶタイヤを観た。丸の内ピカデリーシアター2の2階席にて。
トレーラーのタイヤ脱輪によって起こった死亡事故。その原因は自動車メーカーによる構造的欠陥なのか運送会社の整備不良によるものなのか。

それぞれ苦境に立たされた大企業対中小企業という構図。丁寧に作られていて見応えはあるが丁寧なだけに観ててしんどい。癒しは深キョン。家に帰ると深キョンがいる。


結果としては中小企業の社長の信念によって大企業をギャフンと言わせるのだけど、それでスッキリするかというと大企業が経営悪化になった場合のその下請け、孫請けの中小企業、零細企業にどんな影響を及ぼすのかを考えてしまうとそう単純には喜べない。
じゃああの時に1億円貰っておけば良かったのかというとそれは映画としてどうなんだろうという所だし。

最後のシーン、ディーンさんは花束持ってどこから歩いて来たんだろう? 車で来た感じじゃないし、駅が近くに有るのだろうか。男前に花束持って歩かせたい。それだけか。
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女と男の観覧車 [ア行の映画]

女と男の観覧車を観た。ウディ・アレン監督、ケイト・ウィンスレット、ジェームズ・ベルーシ、ジュノー・テンプル、ジャスティン・ティンバーレイク出演。

原題はWONDER WHEEL。ニューヨーク市ブルックリンのコニーアイランドに有る名物観覧車の名称。
映画の中ではその外観だけが映し出され、なんかゴンドラが不思議な所に有るなあと思ったら、外周を回るのと中のレールを移動するのが有るという事。


ネタバレ有。

映画は、元女優で現在は観覧車のある遊園地内でウェイトレスをしている主婦が主人公。女優だった頃の輝いた人生に戻りたいと今現在のそのまま行けば悲観しかないであろう人生のレールから別のレールに乗り換えこれで私の人生変わると思ったらそのレールが観覧車のレールで一周回って元の場所に戻っただけという。
旦那の方は妻が観覧車に乗っていた事にも気付いていなくて、自分の子供は前と変わらず何かを燃やし続けてる。
そんな観覧車人生の悲喜劇を描いた内容。
全体的にはメロドラマなんだけど最後の方だけちょっとハードボイルドっぽくなるのが面白かった。
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