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デイブは宇宙船、ジャックはしゃべれま1,000(せん)、イースタン・コンドル [映画]

デイブは宇宙船を観た。2008年、1時間30分。
ニューヨーク。少年が珍しい石を見つけ持ち帰ってから3カ月後、宇宙からやって来た謎の飛行物体が自由の女神の足元近くに激突する。

エディ・マーフィー主演のSFコメディ。エド・ヘルムス、ケヴィン・ハート、ジェームズ・カーンの息子スコット・カーンが脇役で出演。

藤子・F・不二雄先生のSF(少し不思議)短編集を読み直した所だったので、その短編集の中に有ってもおかしくない様な映画が観られただけでも楽しいし嬉しい。作品自体も面白かった。
マクロスにも通じる所が有る。地球人と異星人との肉体比が違うのでゼントラーディ人が観たらヤック・デカルチャーかもしれない。

こういうSFコメディがちゃんとお金を掛けて作られるハリウッド映画が羨ましいが、最近ではハリウッドでも作りづらくなっているのかもしれない。映画となるネタ自体はF先生のSF短編の中にゴロゴロと転がっている。
そういえば日本では映画ドラえもんで毎年SFコメディが作られている。ほとんど観ていないのでいつか観たい。その前に原作漫画の方を読みたい気持ちも有る。先に漫画読んじゃうと映画観ないでもいいかという事になるかもしれないので難しい所。

異星人が地球人の文化を知るのに素晴らしき哉、人生!を観るシーンが有る。こういう場面で観る映画と言えば素晴らしき哉、人生!という事になるのだろう。名作と呼ばれる作品の中でも代表作の素晴らしき哉、人生!を観た事が無いのでこちらもいつか観たい。



ジャックはしゃべれま1,000(せん)を観た。2012年、1時間31分。
バリバリと仕事をこなすやり手の出版代理人ジャック。マシンガントークを武器としていたがある時突然残り1,000の単語を口にすると自らの死を招く危機に晒される。

エディ・マーフィー主演。同じエディ・マーフィー主演作のデイブは宇宙船の韻を踏んでいる邦題。実は監督も同じブライアン・ロビンス。もう一作品有って計3作品で組んでいる。
もう一つの方は韻は踏んでいない。https://www.allcinema.net/cinema/327849

こちらもSFコメディであり、やはりF先生のSF短編の中に有ってもおかしくない様な話で楽しく観ていたが次第にスピリチュアルな感動作になってしまったのが個人的にはすごく残念。あくまで個人的な好みなのでこれはこれでいいのかもしれないけど。
エディ・マーフィー自身がマシンガントークでスターの座を掴んだ人で、そのマシンガントークを封印しなければいけないシチュエーションは面白い試みだったと思う。

オースティン・パワーズ(の喋る人形)が登場。マイク・マイヤーズの代表作のオースティン・パワーズなのでこれはもうシュレックとドンキーの共演と言ってもいいのかも。



イースタン・コンドルを観た。1987年、1時間38分。
1976年。ベトナム戦争は終戦したが撤退した米軍は残してきた大量の破壊兵器を処分しなければならなかった。そのためアメリカの刑務所に収容されている中国系ベトナム人に報奨を与える事で部隊を組み、ベトコンが支配する危険な地域へとそのならず者部隊を潜入させるのだった。

サモ・ハン監督はアクションシーンでの暴力描写に容赦無い所が有る。その点はスピルバーグ監督によく似ている。香港のスピルバーグことツイ・ハーク監督よりも。
本作もやっぱり暴力描写は容赦無かったが映画そのものがシリアス一辺倒かというとそうではなく、それでいて戦争の非情さ無情さはしっかりと描ききる所がまたサモ・ハン監督らしい。

サモ・ハン演じる主人公はシリアス路線で髪型も短髪でとても凛々しい。代わりにユン・ピョウがコミカルな役割を担当していて面白い。
サモ・ハン、ジャッキー、ユン・ピョウは三人とも演技でもアクションでもシリアスとコミカル両方出来て、そんな三人が揃ったらやっぱり無敵の黄金トリオだなあと思う。本作にジャッキーは出ていないが。

主題歌はサモ・ハン、ユン・ピョウ、その他の出演者での歌唱みたい。
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