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カムバック・トゥ・ハリウッド!!、コンティニュー [映画]

カムバック・トゥ・ハリウッド!!を観た。2020年、アメリカ、1時間44分。
1974年、ハリウッド。映画制作会社ミラクル社の社長兼プロデューサーのマックスは社訓である"奇跡は必ず起きる"を信じて映画を作り続けているがこれまでの作品に対する批評家の評価は高くはなく観客の受けも良くはなかった。借金を返すためにオスカー間違いなしと噂される念願の企画の脚本を手放す寸前まで追い込まれたマックスは禁断の解決策を思い付き即座に実行に移す。

デ・ニーロ、トミー・リー・ジョーンズ、モーガン・フリーマンのアカデミー賞受賞者三人の共演作という事と、好きな映画の『ミッドナイト・ラン』の脚本家ジョージ・ギャロの監督・脚本作という所で期待は高まる。とはならず。何故ならジョージ・ギャロ関連の作品が自分が観た限りでは『ミッドナイト・ラン』以外はあまり良くないから。既にもう色んな所で言われているかもしれないが本当に『ミッドナイト・ラン』だけに奇跡が起きたと言ってもいいくらい。
そして本作はどうなのかと言えば、これまでと較べればそんなに悪くはない。出演者がこれだけ揃っていればそれはそれなりに面白い。ただやっぱり『ミッドナイト・ラン』が奇跡だったという事に変わりない。
IMDbを見ると今後ジョージ・ギャロ監督作品が予定も含めて目白押しなのだけど何故そうなのかは謎でそれもまた奇跡の様に思える。

デ・ニーロ、トミー・リー・ジョーンズ、モーガン・フリーマンの御三方はさすがに年相応な年取った感は否めないがそれでもまだまだ元気そうで良かった。



コンティニューを観た。2021年、アメリカ、1時間40分。
ロイは目覚めた瞬間に刃物を持った男に襲われ、続いてヘリコプターからの狙撃手に銃弾を撃ち込まれる毎日を繰り返している。その対処が上手くいけば次の場面へと進む事が出来るが失敗すると痛みを伴って命を失い初めからやり直す事となる。100回以上のコンティニューを繰り返してある程度の場面に進む事が出来るようにはなっていたがこの異常な事態の根本的な解決策を見付ける事が出来ず結局同じ毎日が繰り返されるのだった。

本作の情報は殆ど得ずにメル・ギブソンとフランク・グリロが出ているという事だけで観た。メル・ギブソンが主役かと思っていたがメル・ギブソンはすっかり板についてきた悪役。
とりあえずアクションシーンに迫力が有って良かった。エンドクレジットを見て監督がジョー・カーナハンと知って納得だった。必ずしもアクションシーンの演出をジョー・カーナハン自身がしている訳ではないと思うがジョー・カーナハンが信頼している人がアクションシーンの演出をしているとなれば、それは過去のジョー・カーナハン作品からして観ているだけのこちらも信頼は出来るという事で。
それにフランク・グリロもちゃんとアクションが出来る人だし。しかし今回の肉体は完璧に作り上げられている。今までそんなに肉体を見せびらかす事は無かった様に思うが今回の肉体には文句の付けようが無いのでどんどん積極的に見せびらかすべき。
でも顔だけ見るとジェレミー・アイアンズな感じで演技派の様に思えて、実際演技も上手。そして年齢もそんなに若くはなさそうで(2021年現在で56歳)アクションスターという感じではないのに出ている作品は最近でもアクション映画が多めという。チャールズ・ブロンソンを目指しているのか。

ミシェル・ヨーの出演はそんなに大きな役では無いけどベテランアクションスターの貫禄が必要な役柄であって、そういう役にミシェル・ヨーがキャスティングされているのが嬉しい。

思いがけずSF作品だったが、人為的によるタイムリープ装置が作られて。という所が発端になっている訳だけど、そもそもなんでそんな装置を作ったのか?という理由がよく分からない。その装置を作動させてしまえば人類皆その無限タイムリープに巻き込まれる訳で誰が得する事も無い様に思えてしまう。
今回の作動は開発者の博士がこのまま本来の目的通りの作動をしてしまえば世界滅亡の危機が訪れると危惧して、そうならない様にある細工を施した結果だから、本来の目的は無限に起こるタイムリープじゃなくてもっと意図的に限られた範囲でタイムリープを起こせる予定だったのか。
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ショウビズトゥデイ 1994年2月26日 [ショウビズトゥデイ]



全米映画興行成績ベスト10
"REALITY BITES" 『リアリティ・バイツ』
"BLUE CHIPS" 『ハード・チェック』(ウィリアム・フリードキン監督、ニック・ノルティ主演)
"ON DEADLY GROUND" 『沈黙の要塞』
の3本が初登場。


インタビュー
スティーヴン・セガール(製作・監督・主演) 『沈黙の要塞』
シャキール・オニール 『ハード・チェック』
『REALITY BITES』(『リアリティ・バイツ』)キャスト ウィノナ・ライダー、ベン・スティラー(監督・出演)、イーサン・ホーク
『BLANK CHECK』(『ブランク・チェック/100万ドル大作戦!』)キャスト ブライアン・ボンサル、カレン・ダフィ、ミゲル・ファーラー
ダン・エイクロイド 『マイ・ガール2』
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ザ・スイッチ、猫の恩返し [映画]

ザ・スイッチを観た。2020年、アメリカ、1時間41分。
小さな町を震撼させる凶悪連続殺人犯ブッチャーが怪しげな力を持つ短剣にその凶悪さを見込まれる。ブッチャーは短剣が求める人間の魂を高校生のミリーによって得ようとするが失敗。短剣の魔力は二人の魂を入れ替えてしまう。

ネタバレ有。

ホラーコメディー。コメディーとしては定番とも言える人格の入れ替わりだけどヴィンス・ヴォーンがあの強面でティーンのちょっとシャイな乙女の人格を演じるとなればそれは面白い。
ホラーとコメディーではどちらかというとホラーの方に比重が置かれているので乙女のヴィンス・ヴォーンの面白さで押し切ってくれないのが個人的にはちょっと残念ではある。

ブッチャーが短剣を使ってミリーを殺害するのを失敗した事によって二人の魂は入れ替わるのだけど、もし成功していたら何が起こったのだろう?それは高校の先生がメキシコ語(?)を翻訳した時に説明されていたのかもしれないが注意力が散漫なのでその時ボーっとしてた。
恐らくああいう系の魔力的なアイテムの場合は処女の生き血(魂)によって悪魔がブッチャーに乗り移って復活するという所ではないかと想像する。もしそうだとするとミリーは知らないうちに悪魔の復活も阻止していて世界の危機を救っていたという事になるのかもしれない。
本作では最後にきっちりと落とし前を着けるのでホラー映画のお約束とも言えるシリーズ化はしないのかと思ったけど、あの短剣が残っているのでシリーズ化する事は可能。ジョジョの奇妙な冒険の石仮面みたいな感じで。ジョジョはあまりよく知らないんだがブッチャーが石仮面みたいなの被ってたし。





猫の恩返しを観た。2002年、日本、1時間15分。
車の往来の有る道路で無謀な横断をする猫がトラックに轢かれそうになるのを救った高校生のハル。
救った猫の父、猫の国の猫王から大変気に入られたハルは猫王子の妃となるよう猫の国に強制的に迎え入れられてしまう。

2002年に劇場公開されたジブリアニメ。2002年以来に観たが自分でも驚きつつ情けないくらいに内容を全く憶えていなかった。観た事自体も忘れている映画も有るけど、本作は観た事は憶えていて、同時上映がスタジオジブリの楽屋オチ的な短編アニメのギブリーズである事も憶えていたが内容となると全くで(ギブリーズに関しても内容は憶えていない)ただ一点だけつじあやのさんの主題歌だけは記憶に残っていた。
という事でまっさらな気持ちで観る事が出来て、良質なアニメーション作品だった。作画に関してはジブリ作品の中でも特に良質なんではないかと思う。
猫のキャラクターデザインが特に良かった。このまま埋もれさせるのは勿体ない。埋もれてないのかもしれないけど。やらしい話、もっと商品化してもいいんじゃないかと思うし、猫の国の話でシークレットサービス猫やソルジャー猫、近衛兵猫、一般猫などをそれぞれ描いたシリーズアニメの可能性が現在でも大いに有ると思う。
猫の動きの作画も良かった。本作の他に洋邦問わずでどれくらいの猫アニメが有るのか分からないけどその中でも猫アニメの代表的作品と言えるのではないかと思った。
声のキャストの中では渡辺哲さんが独特な感じで良かった。個人的に猫のアニメキャラクターの声で印象深いのはいなかっぺ大将、ニャンコ先生の愛川欽也さん。ハンナバーベラ社ドラネコ大将の三遊亭圓歌師匠。じゃりん子チエ、小鉄の永井一郎さん。といった所でなぜかおじさんばかり。

青梅に開館した映画館シネマネコにて。ザ・スイッチを立川で観て、そういえば青梅の方にも映画館が出来たんだっけと思ってせっかくなので足を伸ばしてみた。立川から電車で30分くらい。最寄り駅は東青梅駅の方が近いかも。徒歩5、6、7、8分。
コロナの影響でオープンが1ヶ月遅れたという事らしくオープン二日目。まっさらで綺麗な映画館だった。木造建築の映画館という事で天井に梁が有るのがとても珍しい。
今のところの上映作品は館名にちなんで猫に関する作品がチョイスされていて、なので本作も上映された。
近くに有るNTTのアンテナ(?)が目立つのでこれを目指すといいのかもしれません。
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ちょっと歩くと多摩川。
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