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シネマ★シネマ★シネマ 1995年 4 [シネマ★シネマ★シネマ]



映画紹介

"FEAST OF JULY" 『七月の宴』
監督 : クリストファー・メノール
製作総指揮 : イスマイル・マーチャント
出演 : エンベス・デイヴィッツ、ベン・チャップリン、ジェームズ・ピュアフォイ
(ジェームズ・アイヴォリーが監督ではないみたい)

"NOW AND THEN" 『Dearフレンズ』
監督 : レスリー・リンカ・グラッター
出演 : デミ・ムーア、ギャビー・ホフマン、ロージー・オドネル、クリスティーナ・リッチ、メラニー・グリフィス、ソーラ・バーチ、リタ・ウィルソン、アシュリー・アストン・ムーア

"GET SHORTY" 『ゲット・ショーティ』
製作総指揮・監督 : バリー・ソネンフェルド
製作・出演 : ダニー・デヴィート
出演 : ジョン・トラヴォルタ、レネ・ルッソ、ジーン・ハックマン、デニス・ファリーナ、デルロイ・リンド-、ジェームズ・ガンドルフィーニ


全米興行成績トップ10

"STRANGE DAYS" 『ストレンジ・デイズ/1999年12月31日』(公開2週目)

"JADE" 『ジェイド』

の2本が初登場。
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『ある用務員』『レジェンド・オブ・ドラゴン 鉄仮面と龍の秘宝』『DUNE/デューン 砂の惑星』『G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ』『ハロウィンKILLS』 [映画]

『ある用務員』を観た。2020年、日本、1時間26分。
暴力団組長である父が殺され父の義兄弟の元で育てられた男は現在ある高校の用務員となっていた。

池袋シネマロサにて。

アクション映画のアクションとしては正攻法で真面目なアクション。
とんでもない身体能力だったり、離れればパンチやキックがキレキレで掴んだら思いっきり投げ飛ばしたり、一歩間違えば命取りのシチュエーションだったり、アクション映画ではそういうのを見て度肝を抜かれたい。
そういうのを見せてくれるアクションスターの不在を感じた。将来のアクションスターはいたのかもしれない。



『レジェンド・オブ・ドラゴン 鉄仮面と龍の秘宝』を観た。2019年、ロシア=中国=アメリカ、2時間。
天上にいる龍の睫毛から伸び落ちて生まれる極上の茶葉は世界各地で人々を魅了していた。その利権を狙う者達によって茶葉を管理する者は追放される。略奪者によって収穫は進められるが管理は疎かにされ睫毛は伸び放題になりその重みで瞳は閉じられ龍は眠りにつく事となった。

シネマート新宿、のむコレ'21にて。

物語の始まり、龍からの授かり物である茶葉のくだりは奇想で面白いなと思った。
本作は続編で前作は日本では劇場公開されなかったがジャッキーとシュワちゃんの二大アクションスター初共演作品という事で劇場公開された。と言ってもかなり限定的な公開なのは寂しいけれどそれもやむ無しと思えてしまう作品の出来ではあった。
二大アクションスターの共演シーンは当然とても嬉しかったし面白かったけど二人とも主役ではないのであまり特に関係の無いところで活躍されても話の流れ的にはよろしくない。作品の不出来が二人だけのせいでは無いけれど。

ルトガー・ハウアーの遺作らしいという事は後になって知ったがそれよりもまずどこに出てたのか分からなかった。チャールズ・ダンスはすぐ分かる。
IMDbで役名を見るとambassadorとあるので大使だろうか。そう言えばそんな人もいたかなあという感じで遺作なのに寂しい。



『DUNE/デューン 砂の惑星』を観た。2020年、アメリカ、2時間35分。
帝国の皇帝の命により貴重な香料が採取出来る唯一の惑星の管理を任された一族は複雑な陰謀が絡み合っている事を知りながらその地へと赴く。

SF映画としての派手な見せ場というのはあまり無いが映像は重厚でそして物語はSF歴史政治劇といった感じで見応えが有った。でも内容はあまり理解出来ていないのかもしれない。作品世界で使われる単語や固有名詞は全く覚えられないし。

あの星はどうやって酸素が生成されているんだろう?酸素も香料によってなのだろうか?
作品世界の中でどうやってオーニソプター(羽ばたき機)が飛行手段として実用化されていったのかも知りたい所。

しかしなんと言っても今をときめくティモシー・シャラメの王子様っぷりが素晴らしい。時に悩み憂い、時に無邪気に振る舞う王子様。
そして王子様の周りを取り囲むイケメンおじ様達。これはもう間違いなく薄い本界隈の住人達の妄想力がビッグバンして無限に拡がり無数に星の数ほどの薄い本が作り続けていかれる事が容易に想像される。



『G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ』を観た。2021年、アメリカ、2時間1分。
父親を殺した相手への復讐を誓った男だったがその相手を探しだす術は持ち合わせていなかった。人探しの術を持った人物にスカウトされ復讐相手を探し出す交換条件として漁港で働きそこで知り合った忍者の末裔と共に日本へと向かう。

日本で作られた予告とは大分雰囲気は違ったが東宝東和配給となればそういう事にも東宝東和だからなと納得出来てしまう世代でむしろ懐かしささえ感じられる。

意外と言っては失礼だけど意外とちゃんとしている。日本を描く上でヘンと言えてしまう所も有るには有るが、それは間違いなのではなくて解釈の違いなのではないかと思う。正しい描き方も分かった上で多少間違ってても面白い方を選んだのではないだろうか。その方が本作の様なエンターテインメント作品では正しい。

『G.I.ジョー』の中での人気キャラクター二人が誕生する物語。
一人は前作でイ・ビョンホンが演じていたのは憶えている。
本作でその役を演じているアンドリュー・コージも良かった。声が渋くてカッコいい。

アクション監督は谷垣健治さん。カメラワークは撮影監督の方なのだろうけどアクションとカメラワークの連係が上手くとれていて肉体によるアクションとそのアクションをしている場所、ビル街だったり森林だったりを映し出すカメラのアクションが一体となっていてアクションシーンのスケールの大きさも出ていたと思う。
谷垣さん以外にも日本人のスタッフの方が大勢参加されていた様でスタッフロールをいつもの様にボーッと眺めているといつもはほぼ全部外国人の名前の中にたまに日本人の名前を見付けてちょっと嬉しいのに日本人の名前がズラズラと流れていて大分嬉しかった。
ただ、その様な作品でも日本ではヒットしないという。折角日本版の予告も頑張ってたし、上映も吹替え版を多めにしたのにもかかわらず。全くの部外者ながら無念。



『ハロウィンKILLS』を観た。2021年、アメリカ、1時間46分。
2018年のハロウィンの夜。ブギーマンことマイケル・マイヤーズは燃やし尽くされたかに思われたが消防隊が到着してしまう。
マイケル・マイヤーズの復活を知った町の住人達は1978年から続く恐怖の呪縛を自らの手で解くために戦う事を決意する。

前作の直後からの続き。なので時代設定は2018年のまま。
とにかく何をやってもマイケル・マイヤーズが死なない。その理由はマイケル・マイヤーズが死と死への恐怖の概念であるからなのだろうと思う。その概念が具現化実体化しているがそもそもが人間が持っている死に対しての概念なので人間がいる限り消え去る事はない。
ではどうやって決着をつけるのか。アメリカでは来年のまたハロウィン時期に公開予定の次回作で完結だとか。
想像する所では、今回は前作もそうだったけどマイケル・マイヤーズと戦う事を選んで結局失うものが多かったわけで、そうなると死と死への恐怖の概念であるマイケル・マイヤーズを受け入れる事で成仏させるというある意味宗教的な方向に行くしかないのかもしれない。その方が元々のハロウィンが行われる意味、死者を受け入れそして送り出すという事になるのでは。ハロウィンはキリスト教の宗教儀式では無いのでそこにキリスト教が絡んでくるのかも。
そして大団円・・・と思わせてやっぱりマイケル・マイヤーズ復活。死と死への恐怖を司る神としての復活だったらそれも違う意味で大団円なのかもしれない。
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