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『ハウス・オブ・グッチ』『アダムス・ファミリー2 アメリカ横断旅行!』『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』 [映画]

新文芸坐の改装休業前の特集上映で今 敏監督作品『千年女優』と『パプリカ』の二本立ての日が有ったが、二日ほど前にチケットも取っていて観る気は満々だったのに当日はあいにくの頭痛で断念。
観るはずだった上映回の終了時間頃になったら頭痛が治まったのは頭痛あるあるなのか。まあ無理して行ってたら酷くなっていたかもしれない。
今 敏監督のお兄さんがミュージシャンという事は知っていたけど、音楽業界で信頼の厚いトップギタリストという事は今更になって知った。


目黒シネマでやってる『ダニー・ザ・ドッグ』にも行けず。こちらは『レオン完全版』との2本立てで1週間上映しているけど平日に行くのは難しい。ジェット・リーとモーガン・フリーマンとボブ・ホスキンス。中国のアクションスターとアメリカ、イギリスの名優二人が共演する奇跡のアクション映画を映画館で観られる機会もそうないと思うのでこの際に観直してみたかった。
Danny The Dog [Italian Edition]












ところで話変わって『ぴあ』の映画情報サイト『ぴあ映画生活』が3月いっぱいで終了との事。そうなると映画館スケジュールのサービスも終了になってしまうのだろうか。もう何年も前から「スマホアプリに移行します」とは告知されていたけどあれが無くなるのはかなり困ってしまう。『ぴあ』もコロナ禍で大変なんだろうけど。



『ハウス・オブ・グッチ』を観た。2021年、アメリカ、2時間39分。
イタリアの高級ファッションブランドグッチのお家騒動。

事実を基に創作されていると最初に一文が有ったが映画で描かれている事がほぼ事実なんだろうと思っていた。観た後にウィキペディアでグッチのページを見てみたら色んな事が事実とは大分違った。
本作以前にもグッチのお家騒動を映画化する企画は立ち上げられたけどグッチサイドの許可がなかなか得られなかったという事らしい。本作は事実に基づいてはいるけどあくまでフィクションにするという事で許可が得られたのだろうか。
フィクションで面白かったのはアル・パチーノとジャレッド・レトの親子。落ちぶれてから(と言っても大金持ち)がコメディとしても一級品で面白かった。二人が主役のスピンオフ映画が観たい。おかしいけど切なさもある映画になるんじゃないだろうか。
2、3言だったけどアル・パチーノの日本語が上手かった。



『アダムス・ファミリー2 アメリカ横断旅行!』を観た。2021年、アメリカ、1時間33分。
一族の存在そのものが鬱陶しく感じる年頃のアダムス家の長女ウェンズデーは一族のそれぞれの特性を変化させる薬品を開発する。最初の実験台となったフェスタ―おじさんには軟体生物の特性が注入された。
一族をこよなく愛する父ゴメズはそんな娘の事が心配でたまらず絆を深めるためのアメリカ大陸横断旅行を計画し即座に実行する。

前作では変わり者だけど正直者でもあるアダムス一家と表面上は正常を装っているけど裏では異常な事を企んでいる人間との対比を描く事で人間の愚かしさみたいなものが浮き彫りにされていたと思う。それが『アダムス・ファミリー』が作られた大元のテーマでも有るのだろうと思う。
今回も人間は愚かな事を仕出かすけど前回と同じ様な事を繰り返すのではなく、アダムス一家の絆を描くという所がクローズアップされていて変わり者のキャラクターがメインの言わばキャラモノ映画になっている。それはそれで面白い。
自分が観た回には意外と子供達が多かった。『アダムス・ファミリー』が日本でも今の子供達に人気が有るとは知らなかったが思い返してみれば自分の子供の時もアニメに限らず普通ではない変わったキャラクターが好きだったりした。『ハウス・オブ・グッチ』のジャレッド・レトに好奇の目を向けてしまうのは子供の時も年老いた今もそんなに変わっていないからだろう。
キャラモノで言ったら『マカロニほうれん荘』も今の時代でも変わらずに受けるんじゃないだろうか。まさかの実写映画化されてアノ人が監督だったりアノ人たちが演じたりしたら多分観ないけど。
マカロニほうれん荘【電子コミックス特別編集版】 2 (少年チャンピオン・コミックス)




















『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』を観た。2021年、アメリカ、1時間47分。
ラクーンシティは国際的複合企業アンブレラ社によって栄えていた町だったがアンブレラ社の撤退が進められ町は寂れていた。アンブレラ社撤退の理由にはある重大な秘密が隠されていた。

本作を観ながらポール・W・S・アンダーソン監督の『バイオハザード』1作目は本当に面白かったなあとしみじみ思い返していた。
最初からやり直しの本作はより元のゲーム『バイオハザード』に近付けられているのだと思うのだけどゲーム『バイオハザード』を一切やった事の無い立場からするとその事が面白さに繋がらない。
映画としてだけなら『バイオハザード』シリーズの最高傑作はやっぱりポール・W・S・アンダーソン監督の1作目であり未だに超えられていない高い壁だと思う。なんだったらポール・W・S・アンダーソン監督作品の中でも最高傑作であり、ゾンビ映画で言ったら最高に近い傑作であるだろうと考える。その理由としてはその時のミラ・ジョヴォヴィッチがメチャクチャ綺麗だったからというのも大きい。

本作も『アダムス・ファミリー2 アメリカ横断旅行!』もテロップ大きい映画でその点では両作品とも良かった。
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