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追悼 [映画]

今日の夜BSテレ東シネマクラッシュで『アルカトラズからの脱出』を二か国語放送。


今年5月に亡くなったフレッド・ウォードの映画デビュー作。そのフレッド・ウォード主演作品『トレマーズ2』が今日の午後ローで放送される。
そして両作品に今年7月に亡くなった小林清志さんが吹替出演をされているかもしれない。
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きょうのポストカード(ウルフ) [映画のポストカード]

深夜、テレビ東京サタ☆シネでウルフを放送
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『パラミドロ』『明日に向って撃て!』 [映画]

『パラミドロ』を観た。2021年、スペイン、1時間30分。
元闘牛士の男。ライドシェアによる同乗者女性三人を長年の愛車で目的地へと送る途中夜の山道に突然人影が車の前に現れる。咄嗟のブレーキは間に合わなかった。

"シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション2022”にて。

ホラー映画として当然の成り行きで夜のシーンが多め。やっぱり明るいのより暗い方が恐怖感が増すのかもしれないが暗すぎて何をしているのか分からないのは問題が有ると思う。暗さだけが問題なのかというとそうではないのかもしれない。
何をしているのかはっきりとは分からないがとにかく恐ろしい事が起こっている。という恐怖の表現も有るのだろうけど。



『サスペリアPART2』で寝た。
新文芸坐での一日限り一回だけの上映で寝た。本作はオカルトホラー映画と言ってもいいのかと思うがオカルトだけでなくもうホラー映画全般で寝てしまうのかもしれない。
実はオカルトホラーではなくサスペンスに分類されるらしい。そうなるとホラーに限らず静かなシーンの多い映画が寝心地がいいのかも。



『明日に向って撃て!』を観た。1969年、アメリカ、1時間52分。
強盗グループのリーダー、ブッチ・キャシディと相棒のサンダンス・キッド。何度もその被害に遭ってきた銀行家が腕利きの追跡者達を集め二人を執拗に追いつめる。

"テアトル・クラシックスACT.2 名優ポール・ニューマン特集"にて。

久し振りに観てこれは青春映画なんだなあと改めて気付いた。
当時ポール・ニューマンが45歳、ロバート・レッドフォードが33歳とポール・ニューマンは無理が有るかもしれないがいくつになっても青春でい続けようとした男達の物語だから年齢は関係ないのかもしれない。
アメリカン・ニューシネマの代表的作品の内の一本。ニューシネマ以前の作品、特にハリウッド映画は夢の国の物語でその夢がいつまでも続いてゆくのが基本だったのかもしれない。ニューシネマはその夢はいつかは終わるという事を描いていたか、そもそも夢なんてものが無い。と、それまでのハリウッド映画と相反する事に意味を見いだしていたのか。
本作でもいつまでも青春でいたかった男達が無情な末路を辿る。それが悲惨ではなく、青春、夢を追い続けて散っていった男達。という風にロマンも感じさせる所がニューシネマだけに限らずオールタイムで名作とされるのではないかと思う。

ポール・ニューマンはやっぱりカッコいい。ロバート・レッドフォードももちろんカッコいい。
英語はさっぱり分からないが発声がしっかりとしていて聞き取りやすい様に思える。本作では字幕を見る限りで西部訛りと言うか独特なアクセントで喋っているみたい。
ビジュアル的な面では後々になって往年の大スターを思わせる新たなスターの登場というものが結構有ると思う。ブラッド・ピットは若き日のロバート・レッドフォードの再来と言われていたし、スコット・イーストウッドは若き日のクリント・イーストウッドそのまんまだし。親子なので当然と言えば当然。それを考えるとポール・ニューマンを思わせる新たなスターの登場は今の所いなくて現在でも唯一無二の存在だと思える。
全米騒然のホラー映画"SMILE"の主演女優ソシー・ベーコンは名前で分かる通りケヴィン・ベーコンとキーラ・セジウィックの娘さん。しっかりと二人のDNAを受け継いでいる。

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『1950 鋼の第7中隊』『ザ・コントラクター』『みんなのヴァカンス』 [映画]

『1950 鋼の第7中隊』を観た。2021年、中国、2時間55分。
1950年11月27日に交戦が始まった長津湖(ちょうしんこ)の戦いは朝鮮戦争の中で激戦の一つとされる。

ツイ・ハーク、チェン・カイコー、ダンテ・ラムの3人が共同監督。

あまりその事は伝えられていない様だけど本作は中国建国100年を記念して作られた中国勝利三部作の2作目という事。他の2作品をポスターだけでしか見ていないので詳しくは分からないがそれぞれがこれまで中国が成し遂げてきたものを讃える作品のようで3作品に繋がりは無さそうにも思える。どこかで何かしらの繋がりは有るのかも。3作品ともに描かれる時代を代表するような実在の人物が登場したりだとか。本作の場合は毛沢東。子供の頃なんの漫画だったかは忘れたが「けさわひがし?」と読んで「もうたくとう」と正されるやり取りが有ってそれで「もうたくとう」と覚えた。

朝鮮戦争についてよく知らなかった。日本が無関係という事は無いだろうから知らなかったではいけないんだろうけど。
ベトナム戦争と同様に東西冷戦の代理戦争という意味合いも有るのだろうと思う。なので本作では北朝鮮と韓国が戦っているというより北朝鮮側の中国と韓国側のアメリカ(連合軍)が戦っている。という風に描かれる。東側の大国ソ連の事は描かれてはいないがウィキペディアを見てみればアメリカと直接戦うと第三次世界大戦勃発で、それは核戦争となりかねないので表面的には参戦せずに裏で北朝鮮、中国をサポートしていたという事らしい。
戦闘シーンでは戦車戦も有ったが『T34レジェンド・オブ・ウォー』とよく似た感じになっているのはソ連の戦車T34が供給されていた事を示しているのかもしれない。

本作は中国でメガヒットしたのでツイ・ハークの単独監督で続編『1950 水門橋決戦』が作られ日本では12月に公開される。




『ザ・コントラクター』を観た。2022年、アメリカ、1時間44分。
アメリカ海兵隊特殊部隊の精鋭兵士であるジェームズ。現在は怪我のリハビリに励んでいるがその際に使用した筋肉増強剤が軍規に違反するとして退役を言い渡される。根っからの愛国者で軍に忠誠を誓ったジェームズは静かに受け止めるが愛する家族との生活を維持するのには再就職先が必要でかつての戦友が所属する民間軍事組織への紹介を頼む。

導入から序盤は物語は静かで地味と言われるのも納得だったがそれはそれで良かった。中盤からはその地味さがいい具合にリアルへと転換されてスリリングなサスペンスになってそれも良かった。
ただ終盤になると何か物語を小さくまとめてしまった様にも思えて、兵士の悲哀とその現実に立ち向かっていく姿を描くという点では物語をやたらと大きくしないのは当然なのかもしれないが中盤でサスペンスとしていい感じにグっと盛り上がっただけに物足りなく思えてしまう。

クリス・パインとベン・フォスターの共演作ではネットフリックス配信作品の『最後の追跡』(2016年)が良かった。ベン・フォスターが善悪どっちも出来るのでこれからまた共演するにしてもクリス・パインがメチャクチャ悪くてベン・フォスターが小市民だったりとか色んなパターンが出来るだろうと思う。



『みんなのヴァカンス』を観た。2020年、フランス、1時間40分。
パリで知り合った女の子アルマに夢中なフェリックス。家族でヴァカンスに出掛けたアルマを追いかけるため親友のシェリフを誘い、相乗りアプリで知り合ったエドゥアールの車で南フランスへと向かう。

ギヨーム・ブラック監督作品は長編も短編も結構観ているので観ようかなあと思いつつ先伸ばしにしていたら公開から2か月が経っていた。今時2か月もロングラン上映している映画というのも珍しい気がする。『トップガン マーヴェリック』が現時点で5か月上映が続いているが。
結構観ているとは言え頻繁に観ているわけでは無いので久し振りに観て、観ているうちにギヨーム・ブラック監督の作品はこんな感じだったなあと思い出していた。
何気ない日常描写が上手くて、日常描写の積み重ねで進行していく分物語に大きな動きというものはあまり無いが、大きく動かない分穏やかにリラックスして観ていられるのが心地良かったりもする。
特に特徴的なのは本作でもそうであった様に物語を閉じない所なのではないかと思う。それは映画として上映時間の関係から終わらなければならないけどだからと言ってそれで映画の中の登場人物達の物語が終わってしまうわけではないという事なのかと思う。
もう一つ特徴的なのは登場人物の誰かがちょっと変わったプリントのTシャツを着ている。本作では日本のアニメーション映画『おおかみこどもの雨と雪』とフォレスト・ウィテカー主演の『ゴースト・ドッグ』。

2017年製作(日本公開は2019年)の『7月の物語』と同じくフランス演劇高等学校の学生達と作り上げた作品。出演者も学生という事だけどみんな堂々とした立派な役者だった。


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きょうのポストカード(WXⅢ 機動警察パトレイバー) [映画のポストカード]

今夜のBS12トゥエルビ日曜アニメ劇場はWXⅢ 機動警察パトレイバー
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アボリアッツ [映画]



この予告を昨日初めて映画館で見てコナン君の映画予告以外でこの声が聞こえるのは意外で新鮮だった。
スペインのシッチェス・カタロニア映画祭はベルギー・ブリュッセル、ポルトガル・ポルトと並んで世界三大ファンタスティック映画祭のひとつ。
まだ映画好きになりかけの頃映画賞、映画祭で知っているのと言えばアカデミー賞、カンヌ映画祭ぐらいだったと思うが『ヒドゥン』がアボリアッツ国際ファンタスティック映画祭グランプリ受賞作品と宣伝されていてそれでそういう映画祭も有る事を知った。
アボリアッツは1994年以降はフランス国内の作品に限定され国際映画祭ではなくなったのだとか。


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『七人樂隊』『声/姿なき犯罪者』 [映画]

『七人樂隊』を観た。2021年、香港、1時間51分。
1960年代から現在そして未来の香港と香港の人々が十年区切りで七人の映画監督によって描かれる。

「稽古」サモ ・ハン
「校長先生」アン・ホイ
「別れの夜」パトリック・タム
「回帰」ユエン・ウーピン
「ぼろ儲け」ジョニー ・トー
「道に迷う」リンゴ ・ラム
「深い会話」ツイ・ハーク
の七つの短編作品。
当初はジョン・ウーも加わって八つの短編になるはずだったが体調不良により不参加となったのだとか。


一本目の「稽古」、二本目の「校長先生」はノスタルジーたっぷりに描かれる。
やはり1997年の中国への返還が大きな変わり目で1980年代が描かれる三本目の「別れの夜」で既にその影響は起こりはじめている。
四本目の「回帰」と五本目の「ぼろ儲け」の間で1997年は過ぎている。大きく変わっていく予兆は見られるがまだそれほど大きな影響は出ていない様にも思える。その代わりに2003年にSARSが発生して大変な事になっている。
六本目の「道に迷う」で街や人は大きく変わり、七本目の「深い会話」では未来が描かれるがこれまでの総括という意味も有ったのだろうと思う。いつの時代の香港も混沌としていて、時代によって"混沌"の意味も変わってはいるがその混沌を受け入れるおおらかさ取り入れていくしたたかさが香港なのであると。そういう事なのではないかと思った。
現在の混沌は取り入れるのにはあまりにも巨大過ぎるのかもしれないが。

昔の良き香港がクローズアップされているが、間違いなく昔の悪かった香港も有ったはずで、そっちのダークサイドを赤裸々に描いたバージョンも観てみたい。

香港映画と言えばアクションかコメディばかりを観てきた(なのでサモ・ハンが監督した「稽古」とユエン・ウーピンが監督した「回帰」が良かった)ので香港の普通の日常生活というものがあまりよく分からない。本作では普通の日常生活も描かれているのが良かった。



『声/姿なき犯罪者』を観た。2021年、韓国、1時間49分。
振り込め詐欺の被害にあった夫婦。激しく動揺した妻が交通事故に遭い意識不明の重体となり、夫が働く建設会社も詐欺の被害に遭い多額の被害を受ける。同一犯による犯行と睨んだ元刑事である夫は犯人を探し出し殺す覚悟で独自の捜査を進める。

振り込め詐欺は韓国でも年々被害額が増え深刻な社会問題になっているという事。
本作はそういった現実の問題を取り込みつつエンターテインメント性の高いリベンジサスペンス映画になっていて面白い。
今年大ヒットしたネットフリックスドラマ『イカゲーム』は観ていないのだけど、地下組織によって搾取される人々。といった所は『イカゲーム』っぽいのかなあとなんとなく思った。『イカゲーム』から影響を受けたという事でもないのだろうけど。

それにしても旦那さんがある事情によって警察を辞める事になった腕利きの刑事という設定であるとはいえ奥さんにしたら本当に頼りになる旦那さんでカッコ良かった。
犯人を見つけ出したらどうするのか?と聞かれ迷う事なく「殺す」と一言だけ答えるのがカッコいい。そして犯人を見つけ出した時に実際にどうするのか。復讐を取るのか元刑事としての矜持を取るのかという所でもサスペンスが展開される。
演じるピョン・ヨハンは甘いマスクの二枚目だけど復讐に燃える男を熱く演じていて良かった。初めて見る人だなあと思っていたが、去年観た『茲山魚譜 チャサンオボ』でソル・ギョングとW主演していた人だった。

アクションシーンがどれも高水準で良かった。中でもエレベーターシャフトでのアクションが結構長めなのが良かった。高低差のある場合相手もしくは自分が落ちてしまえばそこで大体の場合アクションも終わってしまうのでそんなには長くは続けられない。そこを本作では粘って結構長く続いた。『チョコレート・ファイター』のビルの壁面でのアクションが自分が知る限りでは最長じゃないかと思う。


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きょうのポストカード(恋のためらい/フランキーとジョニー、スカーフェイス) [映画のポストカード]

今日の昼12時からのBS松竹東急で恋のためらい/フランキーとジョニー
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1983年のスカーフェイス以来8年振りにアル・パチーノとミシェル・ファイファーが共演。
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『PIG/ピッグ』『バッドガイズ』『ウィリーズ・ワンダーランド』 [映画]

『PIG/ピッグ』を観た。2020年、アメリカ、1時間32分。
人目を避けるように山に籠り相棒の豚と共に暮らす男。その豚は生計を立てる高級トリュフを収穫するのに最高のパートナーでもあった。ある日突然男と豚の穏やかな生活が何者かによって壊される。

その後移動遊園地のコインゲーム"ゾルダー"に願いを叶えられてニコラス・ケイジが豚になる。という事はなく。
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トム・ハンクスが見ている方向にはロバート・ロッジアがいます。存在を消されてはいるがロバート・ロッジアもいてこその名シーンだと思う。
25周年記念版には劇場公開版より20分長いエクステンデッド・バージョンも収録されているのだとか。発売は2015年でそんなのが有るのを今まで知らなかった。
元々20世紀フォックスの作品なので今や『ビッグ』もディズニー。

老いたニコラス・ケイジを愛でる映画だなあと思った。物語としては肝心なところも説明されないがなんとなくは分かる様にはなっている。それでも観ていて飽きないのは役者としての老いたニコラス・ケイジに魅力が有るからだろうと思う。
昔の面影を残しつつナチュラルに年を重ねていて、今後はおじいちゃん俳優としても活躍が期待できそう。まだ58才なので当分先の事にはなるだろうけど。私生活では年老いたという事もまだ全然無いみたいだし。
ナチュラルではない部分は一ヶ所有るが、それは俳優ニコラス・ケイジとしてはもはや当たり前の事であって、それに今回のヅラはとても良く出来ていてカッコ良かった。
チャリンコをパクるシーンではいつもの面白いニコラス・ケイジがちょっとだけ見られる。
出演作ではハートウォーミングなコメディ系にも好きなのが有る。そういうタイプの作品にはアニメの声以外には出なくなっちゃったけどまたそういった系の作品も観たい。
今後の出演作品ではドラキュラを演じる"Renfield”が面白そう。コメディでも有るらしい。https://www.imdb.com/title/tt11358390/?ref_=nm_flmg_act_3



『バッドガイズ』を観た。2022年、アメリカ、1時間40分。
狼、蛇、鮫、毒蜘蛛、ピラニアで構成される窃盗団。これまで数々の物語の中で悪役とされてきて周囲が抱いているそのイメージ通りの行いをする事に何一つ迷いを持たなかったがある時自分達の中に変化が訪れる。

全ての生き物が対等な世界観なのだろうけどモルモットは実験動物としても扱われている。その一方で学者として尊敬を集めているモルモットもいてどういう事なのか理解するのはちょっと難しいが、それを人間に置き換えてみればセレブや著名人がいる一方で実験動物の様な扱いをされている人達もいない事は無いわけで、そう考えればモルモットの格差問題も納得出来る。深読みすれば人間社会への痛烈な批判が込められているのかもしれない。
そんな事はさておいて映画は面白かった。
中でも一番良かったのはミスター・ウルフの横から見たマズルの描き方が単なる直線ではない所。ちょっと線を曲げるだけで生きものらしさとかそのキャラクターらしさみたいなものが出てくるのではないかと思う。
名探偵ホームズ
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こちらはキツネ




『ウィリーズ・ワンダーランド』を観た。2020年、アメリカ、1時間28分。
車のタイヤがパンクし田舎町で立ち往生している男。修理屋への支払いはクレジットカードで済ませられると思っていたが支払いは現金のみとの事。修理屋は現在は閉鎖されている遊戯施設ウィリーズ・ワンダーランドで一晩清掃をする事で支払いの代わりになると男に持ち掛ける。

『PIG/ピッグ』が今年のシネマカリテでのカリコレで上映され好評を博し全国での公開となったのを記念して去年のカリコレ上映作品でニコラス・ケイジ主演作品である本作がシネマカリテで1週間限定で再上映された。

遅い時間帯だった事も有り最後の方でちょっとウトウトしたが自分には甘いので居眠りカウントに入れず。
『PIG/ピッグ』でも寡黙な人物を好演していたニコラス・ケイジだったが本作では寡黙を通り越して無口。セリフを覚えないでいいから楽という事でもないのだろうと思う。セリフ無しで色んな事を伝えなきゃいけないのだろうし。観てるこちらにそれが伝わったかというと、自分なんかはこういう役を選んじゃう、しかも製作も兼ねているニコラス・ケイジはやっぱり面白いなあと思うだけだけど。
本作はそのニコラス・ケイジの面白さで成り立っていると思う。ニコラス・ケイジ以外の人ならもっと面白くなったのかもしれないけどそもそも出ないかもしれないし。
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チョコエッグ クレヨンしんちゃんムービーセレクション2 (コンプリート)

スパイ大作戦が出てようやっとコンプリート。長かった。チョコを1か月以上毎日毎日食べ続けた。
風間くんの天カス学園も1個だけしか出てない。恐るべしチョコエッグ。
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ブタは今の所2匹(わたしはブタではない!)
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チャリンコは3台。
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アカニンジャーとモモニンジャーはやたらと出た。
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K's cinemaの近く



概要欄に書いてある住所とは別の場所。確かK's cinemaのロビーの窓からは通りの向かいのビルにある雀荘が見られると思ったが(室内で行われている熱き闘牌も見られたはず)ここがそうなのか?と地図で調べてみるとここではないみたい。
動画冒頭の新宿武蔵野通りの映像でパチスロ屋が無くなっている事に気付く。今年の1月に閉店したらしいがあそこら辺をウロウロしていて何回もその前を通っているのに今まで気付かなかった。あの場所と言えばあのパチスロ屋だったはずなのに。
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きょうのポストカード(プライベート・ライアン) [映画のポストカード]

今日のBS日テレ日曜ロードショーはプライベート・ライアン
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マリオの映画



CGが凄い。ポスターもいい。
http://www.impawards.com/2022/super_mario_bros_the_movie_ver2.html

公開時期は恐らくクレヨンしんちゃんとぶつかる。珍風伝の本編終わりの次回予告によると来年のクレヨンしんちゃんはどんな事になるのだろう?
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きょうのポストカード(恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・ボーイズ)) [映画のポストカード]

今夜のBS松竹東急よる8銀座シネマは恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・ボーイズ
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監督・脚本のスティーヴ・クローヴスは『ハリー・ポッター』シリーズの不死鳥の騎士団を除く7作品で脚本、『ファンタスティック・ビースト』シリーズの今までの所の全作品で製作(ダンブルドアの秘密では共同脚本も)を担当している事を今更知った。
そう言えば本作と『ハリー・ポッター』はメインのキャラクターが男二人に女性が一人。
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『ザ・ディープ・ハウス』『四畳半タイムマシンブルース』『LAMB/ラム』 [映画]

『ザ・ディープ・ハウス』を観た。2021年、フランス=ベルギー、1時間25分。
世界中の曰く付きの廃墟を探索する動画で一攫千金を狙うカップル、ベンとティナ。フランスのとある田舎町に湖底に沈んだ屋敷が存在するとの情報でその町を訪れる。町は寂れていてベンの期待通りだったが湖は観光客で賑わっていて湖底の屋敷の情報は得られなかった。諦めきれないベンが一人の男に声を掛けるとその男は地元の人間でここから離れた別の湖にそれは有ると言い、親切にその場所まで案内してくれるのだった。

映画のほとんどが水中シーンで、しかも水中の一軒家。どうやって撮影したんだろう?どこかに本当に湖底に沈んだ屋敷が存在するんだろうか?と思っていたがどうやら外観も内観も全部がセットらしい。どっちにしろよくこんな映画撮ったなあと思う。思い付いてもやっぱ無理と諦めるか、もしくはCGにするか。あのジェームズ・キャメロンでさえ『アバター』の新作ではCGに多くを頼っているのに。とてつもなくハイレベルなCGなのだろうけど。





水中での恐怖と曰くが有りそうな屋敷との恐怖がダブルできてとても怖い。
最後の最後までその恐怖を緩める事が無かったのがホラー映画としてとても良かったと思う。

ベン役のジェームズ・ジャガーのジャガーJAGGERがミック・ジャガーのジャガーと似たような綴りだなあとは思ったがまさか本当のミック・ジャガーの息子だとは思いもしなかった。顔はあまり似ていないし。



『四畳半タイムマシンブルース』を観た。2022年、日本、1時間32分。
京都の大学に通う若者たち。盆地であるために熱気がこもる京都の夏を優雅に過ごすのにはクーラーが必要だった。しかし救いのクーラーは若者たちのたまり場であるアパートには一部屋にしかなく、運の悪い事にリモコンにコーラが被り使い物にならなくなる。クーラー本体に作動スイッチは備えられていなかった。万事休すの若者たちはアパート内のガラクタ置き場に無造作に置かれていたタイムマシンを見つける。

『四畳半神話大系』と『サマータイムマシン・ブルース』の悪魔的融合という事だったけど正にその通りと言っていいのかと思う。両作品とも本作を観る前に観直しておいた。『サマータイムマシン・ブルース』は2005年の本広克行監督による映画版。元々の舞台版もDVD、ブルーレイ化されているらしい。
『四畳半神話大系』のメンバーが『サマータイムマシン・ブルース』を乗っ取ったと言うか逆に乗っ取られたと言うか。
基本的には『サマータイムマシン・ブルース』の流れに則っていて、そこに『四畳半神話大系』のエピソードが絡まってくる。それが違和感無い感じで上手くいっていると思う。

タイムトラベルモノとしてはそんなにガッチリとはしていなくて、むしろ緩いからタイムパラドックスについて深くは考えないで済むという所は有ると思う。
ただ一つ疑問に残ったのは羽貫さんの存在。今日(8月12日)の羽貫さんは師匠と共に昨日(8月11日)から今日に戻っていったわけだけど、その後昨日の羽貫さんは銭湯帰りの昨日のみんなと一緒にアパートに戻ってくる。どこかで合流したと言われれば納得するしかないが。コミュニケーション能力が異常に高い羽貫さんだから昨日のみんなが全く身に覚えの無い今日の羽貫さんの事を話していても話を合わせられるのかも。そこら辺の事は配信のディズニープラスでしか観られないエピソードで描かれているのかもしれない。

ちょっとと言うよりかなり残念だったのは絵的には劇場版ならではのゴージャス感みたいなものが無かった。むしろテレビアニメの『四畳半神話大系』の方が絵的に優れていたような。本作は元々は配信を目的として製作されたからという理由ではないのだろうけど。



『LAMB/ラム』を観た。2021年、アイスランド=スウェーデン=ポーランド、1時間46分。
アイスランド、人里離れた山間部で牧羊を営んでいる夫婦。羊たちの出産期を迎え次々と子羊が生まれる中、夫婦は一頭の羊が生んだ子羊を一目見て自分達で育てる事を決める。

ネタバレ有り。

常識的に有り得ない、思いもつかない事が起こるので不条理と言われてしまうかもしれないが、それは人間側から観ればそういう事で、羊側からしたらただ不条理なだけでなくそれまでの羊と人間との関係性から起こるべくして起こった復讐劇と言える。今までどれだけの羊が人間によって殺されてきたのか。それもまだ子供の羊をいわゆるラム肉として肉質が柔らかく臭みが無いと言って容赦なく。
そんな羊にとって鬼畜外道な人間が一匹の子羊の一部が人間の姿をしているからといって天からの恵みと都合のいい解釈を勝手にして我が子として可愛がる。そんな事が許されるわけはない。と無自覚に罪深い人間を断罪し鉄槌が下される。
物語の始まりはクリスマスイブで、それを考えるとあの子羊は羊たちにとってのイエス・キリストなのかも。誰をも魅了してしまう魅力は確かに有った。
追記
ノオミ・ラパスの役名がマリアなのも何かを示唆している様。しかし本作のマリアはキリストの母親になろうとしてなれなかったのは人間に対しての痛烈な皮肉が込められている。
追記終わり

映画の初めの方に夫婦の会話の中に時間旅行の話題が出て来て、それを真に受けると現代ではない未来の話という事になるだろうけど、どうもその後に未来であることを感じさせるものは無くて、あの会話はちょっとした空想話しだったのだろうと思う。
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