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女が眠る時 [ア行の映画]


女が眠る時

『女が眠る時』
(2016・日本・1h43)
監督 : ウェイン・ワン
出演 : 西島秀俊、ビートたけし、忽那汐里、小山田サユリ、新井浩文









デビュー作が高い評価を受けたものの2作目以降の作品が書けないでいた小説家。伊豆のホテルに宿泊中、一組のカップルに興味を持った。



小説家が迷宮に入り込んでしまった。でも出られたよ。といった単純な受け取り方をしてしまったがそんな単純ではなく重層的な意味を持つ映画らしい。他の人の感想を読んでそういう事だったのかと気付かされたがどんな意味が重なっていたのか確認したい気持ちは無い。あんまり見たくない人出てるから無理。



本作とは別の話で、今日になって知ったんだけどハリウッド版『GHOST IN THE SHELL』の荒巻役がたけしさんという事で。驚きと不安がごちゃ混ぜに。
http://www.imdb.com/title/tt1219827/?ref_=nm_flmg_act_3

個人的にはブー子さんの続編が見たいんだけど。

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オートマタ [ア行の映画]


Ost: Automata
『オートマタ』
"AUTOMATA" (2014・スペイン=ブルガリア=アメリカ=カナダ・1h50)
監督・脚本 : ガベ・イバニェス  製作・出演 : アントニオ・バンデラス
出演 : ビアギッテ・ヨート・ソレンセン、ロバート・フォスター、ディラン・マクダーモット、メラニー・グリフィス
声の出演 : ハビエル・バルデム





太陽の活動の変化によって人類のほとんどが死滅した世界。残された人間たちは労働力をロボットによって補っていた。
ロボットには自己改造してはならないという規制がかけられていたがそれを破るロボットが現れる。



ネタバレ有。



合作映画だけどスペインがメイン。なのかちょっとよく分かっていないが監督はスペインの方。
スペイン映画のSFを観るのは初めてかもしれない。というかスペイン映画だと思って観ていなかった。英語だったし。

人間が作ったロボットは人の形を模した二足歩行型ロボットだけど、そのロボットが選んだ進化の形はゴキブリ型っていうのがなるほどなあと思った。
変わってしまった地球環境に合った最適の形がゴキブリ型であって、ヒトの時代はもう終わりなのですよといった通告でもある。とはいえ人間もゴキブリ並みにしぶとく生き残るのかもしれないが。

バッドエンドではないけどハッピーエンドでもない。その微妙な所がスペイン映画らしさなのかもしれない。
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オデッセイ [ア行の映画]


ポスター アクリルフォトスタンド入り A4 パターンC オデッセイ 光沢プリント

『オデッセイ』
"THE MARTIAN" (2015・アメリカ・2h22)
製作・監督 : リドリー・スコット
出演 : マット・デイモン、ジェシカ・チャステイン、マイケル・ペーニャ、ケイト・マーラ、セバスチャン・スタン、アクセル・ヘニー、キウェテル・イジョフォー、ジェフ・ダニエルズ、クリステン・ウィグ、ショーン・ビーン、ベネディクト・ウォン







火星調査隊からはぐれ一人きり残された男は数年後に救助が来る事を信じて火星でのサバイバルを続ける。



面白かった。火星でのサバイバル、地球からの救助ミッションが並行して描かれるが両方面白い。

宇宙開発に重要なポジションにいるのが中国なのが現代のトレンドなんだろう。将来どうなるか分からない所はかの国にも有るとは思うが。

主人公が茶目っ気のある人物なのが良かった。似たような状況でも『インターステラー』では狂気に走り。どっちかといったら『インターステラー』の方がリアルなのかもしれないが、結果として良かったのは本作の方で。どこか楽天的に諦めない心が大事という事だろうか。しかし、楽天的でいていいのも知能や適応能力があっての事。

人間が安全に暮らせるのは地球上の限られた一部であって、地球外の遠く離れた星なんていうのは論外であって、なんかあれば即、死。なのであって。それでも人類は宇宙を目指すべきなのか。当然目指すべき。未知の世界に踏み出すべき。と。

主人公を演じたマット・デイモンが良かった。
個人的にはアカデミー賞主演男優賞はマット・デイモンだったんだけど。助演男優賞はスタローンで、助演女優賞はルーニー・マーラ、主演女優賞は特になし、あえて言えうなら作品未見ながらシアーシャ・ローナンだったんだけどことごとく外れの逆スイープ。
結局『オデッセイ』は7部門ノミネートで無冠。『キャロル』も6部門ノミネートで同じ結果。
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エージェント・ウルトラ [ア行の映画]


American Ultra Movie Poster 24 x 36

『エージェント・ウルトラ』
"AMERICAN ULTRA" (2015・アメリカ・1h36)
監督 : ニマ・ヌリザデ
出演 : ジェシー・アイゼンバーグ、クリステン・スチュワート、コニー・ブリットン、トファー・グレイス、トニー・グレイス、ウォルトン・ゴギンズ、ジョン・レグイザモ、ビル・プルマン








田舎町のコンビニ店員の男の命をCIAが狙うがその事で男の隠されていた本能が目覚めるのだった。



アクション、サスペンス、ラブが100分以内にまとまっていて。途中サプライズもあって何の不満もない。
サプライズはそんなに大それたものではないけど、話の変化が有った方が観ていて飽きない。

ラブの部分でクリステン・スチュワートが可愛かった。今までで一番可愛かったんじゃないだろうか。いつも通り気は強いけど。
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イット・フォローズ [ア行の映画]


ポスター/スチール写真 アクリルフォトスタンド入り A4 パターンE イット・フォローズ 光沢プリント

『イット・フォローズ』
"IT FOLLOWS" (2014・アメリカ・1h40)
製作・監督・脚本 : デヴィッド・ロバート・ミッチェル
出演 : マイカ・モンロー、キーア・ギルクリスト、リリー・セーペ、オリビア・ルッカルディ、ダニエル・ゾヴァット、ジェイク・ウィアリー








人の姿をして狙った人間の命を確実に奪う"それ"。"それ"に狙われた少女が必死の抵抗を試みる。



何の因果もない少女が恐怖に襲われる不条理ホラー。何故なのか?どうしたいのか?理由も目的も無いただひたすらに不条理な恐怖。
ホラーだからそれでいいんだと思う。

現代の若者が登場人物ながら携帯電話やインターネットが使われないのが珍しい。

「フォローズ」が"それ"から少女に恋していた幼馴染に変わる。という所が物語としての面白さだったかと思う。



池袋シネマ・ロサにて。
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おじさんに気をつけろ! [ア行の映画]


Uncle Buck [VHS] [Import]

『おじさんに気をつけろ!』
"UNCLE BUCK" (1989・アメリカ・1h39)
製作・監督・脚本 : ジョン・ヒューズ
出演 : ジョン・キャンディ、ジーン・ルイ―ザ・ケリー、マコーレー・カルキン、ギャビー・ホフマン、エイミー・マディガン、ローリー・メトカーフ、ジェイ・アンダーウッド








両親の留守中に子供たちの面倒を見る事になったのは定職を持たない自由人のバックおじさんだった。



2015年最後に観た映画。なぜ最後に本作を観たのか記憶は定かではない。

3人の子供のうち長女は反抗期でおじさんに反発していたが徐々に信頼関係を築き、それに伴い子供大人であったおじさんにも大人としての自覚が芽生える。といった定番的な内容では有るけど、コメディならではの大袈裟さと茶目っ気とで温かく描いたほのぼのコメディ。
もっと過激なブラック寄りのコメディかと思っていたけどこれはこれで良かった。



マコーレー・カルキンはまだ小っちゃいが『ジェイコブズ・ラダー』の時よりは大っきい。ギャビー・ホフマンとのコンビが可愛らしかった。まだ生意気さはそんなに無くて人気出るのも納得。
本作の後に大ヒット作『ホーム・アローン』へとつながる。



『ボディガード』でケヴィン・コスナーに反発しながらなんだかんだで最終的にいい人になる役の印象が強いマイク・スターが出ているのらしいけど気付かなくて、調べたらピエロの扮装をしていて素顔での出演ではなかった。
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愛を語れば変態ですか [ア行の映画]


愛を語れば変態ですか [DVD]

『愛を語れば変態ですか』
(2015・日本・1h12)
監督・脚本 : 福原充則
出演 : 黒川芽以、野間口徹、今野浩喜、栩原楽人、川合正悟、永島敏行









夫が脱サラしカレー店を始めようとするその開店日前日。若く美しい妻をめぐる複数の男たちが店へと集まってくる。



ネタバレ有。



愛に奔放な女性と翻弄される男たちの痴話喧嘩が繰り広げられ、やがて女性が覚醒し愛で地球を救う決意をする。
痴話喧嘩は今イチ。愛憎入り乱れているので重たくてもう一つ弾けきらないというか、軽快に笑い飛ばせないというか。
そこから地球規模の愛へと持っていく飛躍の仕方は面白かった。



公式ホームページの福原監督のエッセイが面白かった。
http://aikata.jp/essay.html
これ映画化すれば面白いんじゃないかと思った。『愛を語れば変態ですか』撮影中の新人監督が映画監督になるまでの自身の過去を振り返るといった感じで。
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黄金のアデーレ 名画の帰還 [ア行の映画]


映画チラシ 「黄金のアデーレ 名画の帰還」 ヘレン・ミレン

『黄金のアデーレ 名画の帰還』
"WOMAN IN GOLD" (2015・アメリカ=イギリス・1h49)
製作総指揮・監督 : サイモン・カーティス
出演 : ヘレン・ミレン、ライアン・レイノルズ、アンチュ・トラウェ、タチアナ・マズラニー、マックス・アイアンズ、ダニエル・ブリュール、ケイティ・ホームズ、チャールズ・ダンス







第二次大戦中、オーストリアのユダヤ人資産家からナチスが奪った名画アデーレの肖像。終戦後はオーストリア政府が所有していたが、元の持ち主であった資産家の家族が所有権を主張し政府に対して訴えを起こす。



ネタバレ有。



第二次大戦中、オーストリア政府もナチスに与して迫害を受けるユダヤ人を守ろうとはしなかった。ユダヤ人の苦難の歴史は語り尽きる事は無いと。
それは当然非難されても仕方ないだろうけど、名画の所有権の裁判に関して、国宝とされている美術品を個人のものとして認めて、その判決に従って元の所有者に返した。それは褒められるべきではないかと思えた。実際はなんか裏取引みたいなのが有ったりして。とか勘繰ったりしてしまうが。



『ミッション:インポッシブル』でエマニュエル・ベアールに下剤仕込まれて体調崩して機密事項盗まれてアラスカかどこかに飛ばされたCIA職員役の人、ロルフ・サクソンが出てた。
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調べたら『プライベート・ライアン』にも出てた。
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こっちでも具合悪そう。
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2015年12月、シネマライズで最後に観た映画。最初に観たのは確か『レザボア・ドッグス』だったと思う。
ありがとうシネマライズ。ありがとうこまねこ。


http://www.cinemarise.com/
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ウーマン・イン・ブラック2 死の天使 [ア行の映画]


ポスター アクリルフォトスタンド入り A4 パターンA ウーマン・イン・ブラック2 死の天使 光沢プリント

『ウーマン・イン・ブラック2 死の天使』
"THE WOMAN IN BLACK 2: ANGEL OF DEATH" (2015・イギリス=アメリカ=カナダ・1h38)
監督 : トム・ハーパー
出演 : フィービー・フォックス、オークリー・ベンダーガスト、ジェレミー・アーヴァイン、ヘレン・マックロリー









第二次大戦中、ロンドンから学童疎開する数名の生徒と引率する教員。訪れた地は人影まばらなうら寂れた田舎だった。



前作『ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館』は切ない系ホラーの良作だった。本作は前作から40年後の物語。ほとんどの村人が姿を消したあの村のあの館の惨劇が再び起こる。

前作ほどの切なさはなかったが、元々そっち系を目指していないのかも。話の終わりではこれ以降も更に話を続けられる、現代にもつなげられるような感じで、何かそのために作られたような中継ぎ的な作品でもあった。
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エベレスト 3D [ア行の映画]


ポスター アクリルフォトスタンド入り A4 パターンA エベレスト 3D 光沢プリント

『エベレスト 3D』
"EVEREST" (2015・アメリカ・2h01)
製作・監督 : バルタザール・コルマウクル
出演 : ジェイソン・クラーク、ジョシュ・ブローリン、ジョン・ホークス、マイケル・ケリー、ジェイク・ギレンホール、エミリー・ワトソン、キーラ・ナイトレイ、ロビン・ライト、サム・ワーシントン







エベレストの頂上を目指す過酷な登山ツアー。綿密な計画と厳格なルールの下実施されるが一つのルールを破った事で自然の猛威にさらされる事になる。



ネタバレ有。



せっかくなので3Dで観た。TOHOシネマズ日劇1にて。
3D効果を感じられたのは最初だけだった。2Dでも十分に迫力は感じられただろう映像だったと思う。スタッフ、出演者の惜しみない献身、努力の賜物。

1996年に実際に起きたエベレストでの遭難事故を描いている。人間など太刀打ちの出来ない自然の脅威を描き出す事が目的なのだと思う。なので人間に都合のいい様なストーリーではなく、その容赦のなさが観ていてかなりつらくはあった。
サム・ワーシントンの登場がカッコ良くて、この人が救助に大活躍するのだろうと思ったら全然活躍しなかったし。

いくら技術が進歩したからといって人が簡単に踏み入れちゃいけない領域が有るという事。それを生涯の教訓として危険の少ない便利な場所にしがみついてぬくぬくと暮らしていければ私は本望。
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愛と哀しみのボレロ デジタル・リマスター版 [ア行の映画]



『愛と哀しみのボレロ デジタル・リマスター版』
"LES UNS ET LES AUTRES" (1981・フランス・3h05)
製作・監督・脚本 : クロード・ルルーシュ
出演 : ロベール・オッセン、ジョルジュ・ドン、ダニエル・オルブリフスキ、ジェームズ・カーン、ジェラルディン・チャップリン



フランス、ロシア、ドイツ、アメリカの音楽に関わる人々の1930年代から1980年代にかけての様々なドラマ。



高尚な芸術映画かと思って長らく敬遠してきたが、デジタル・リマスター版として劇場公開されたので意を決して観た。見かけだけ壮大なメロドラマだった。
観る人が観ればメロドラマだけではない何かがあるのかもしれない。

映画の冒頭で「人生には二つか三つの物語しかない。 しかし、それは何度も繰り返されるのだ。 その度ごとに初めてのような残酷さで」という言葉が出てくる。この映画自体もそういう事なんだろう。
一人二役には年齢的に合ってなさそうな役を演じている人もいて不自然に思えたが、それもまた人生で繰り返される物語を意図しての事なのだろう。



オープニングクレジットがナレーションで、最初そういう事だと気付かなくて何をゴチャゴチャ喋ってるんだろう?と思った。
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アース・トゥ・エコー [ア行の映画]


Earth to Echo (Original Motion Picture Soundtrack)

『アース・トゥ・エコー』
"EARTH TO ECHO" (2014・アメリカ・1h32)
監督 : デイヴ・グリーン
出演 : テオ・ハーム、ブライアン・"アストロ"・ブラッドリー、リース・ハートウィグ、エラ・ワーレステット







ラスベガスの住宅地。土地の徴用が決まり幼馴染の少年3人は離れ離れになる事となった。それぞれの引越し前日、近隣一体の携帯電話に入る不審な画像がある場所を示している事を解明した少年たちはその場所へと思い出作りも兼ねたサイクリングに出かける。



POV(主観映像)手法によるキッズ・SFファンタジー・アドベンチャー。
キッズがアドベンチャーするSFファンタジーの内容としては良作だったと思う。クライマックスの地中から無数の物体が湧き出てくるシーンがSFファンタジーとしての見せ所であり、その大事なシーンをしっかりと作りきれているのがさすがだと思う。

ベタベタな感動押しつけに持って行かない所にも好感。

問題はPOVである必要性があまり感じられない。所々でPOVであるための不自然さの方が感じられる。
そこはPOV作品の流行期である時代に作られた。そういう時代だった。という事で納得するしかない。
それは3D全盛期に数多く作られた3D作品についても同じ事が言えるのだろう。
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アメリカン・ドリーマー 理想の代償 [ア行の映画]


MOST VIOLENT YEAR

『アメリカン・ドリーマー 理想の代償』
"A MOST VIOLENT YEAR" (2014・アメリカ・2h05)
製作・監督・脚本 : J・C・チャンダー
出演 : オスカー・アイザック、ジェシカ・チャステイン、アルバート・ブルックス、デヴィッド・オイェロウォ、アレッサンドロ・ニヴォラ








1981年、ニューヨーク。灯油小売業界で頭角を表わす男。何者かによって売り物の灯油を強奪され続けていたが男は暴力的手段に訴える事を良しとはしていなかった。



1980年代というとニューヨークが最も物騒だった時代なのだろう。そんな中で一人だけ非暴力主義を貫こうとしても周りは余計それにつけこんでやりたい放題。
結局主人公が抱え込んでいた厄介ごとを解決したのは暴力によってで。解決してスッキリとはいかず後味の悪さが残る。映画としてはその後味の悪さがいい。
アメリカ建国以来の伝統でもある自衛手段としての暴力、一旦それに手を染めてしまうとあとはもう歯止めの効かない暴力の連鎖の中へとズブズブにはまり込むだけ。1980年代当時のアメリカンドリームはその上に成り立っていたという事なのか。

主人公は最後まで非暴力主義で踏み止まるべきだったのか。自身の破滅が待っていると分かっていながら踏み止まれるのか。そういった問題はアメリカのみならず世界共通、日本も例外でない問題なのかもしれない。
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お!バカんす家族 [ア行の映画]

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『お!バカんす家族』
"VACATION" (2015・アメリカ・1h39)
監督・脚本 : ジョナサン・ゴールドスタイン/ジョン・フランシス・デイリー
出演 : エド・ヘルムズ、クリスティナ・アップルゲイト、スカイラー・ギソンド、スティール・ステビンズ、クリス・ヘムズワース、レスリー・マン、チェヴィー・チェイス、ビヴァリー・ダンジェロ



一家4人でのアメリカ横断旅行を企画した父。その行程はハプニングの連続。一家は目的地まで無事に辿り着けるのか。



2回目。2015年に2回観たのは本作だけ。
2回目で100点から85点まで下がった。それは鮮度が命のコメディだから仕方ない。しかし2回目でも85点のコメディ映画というのもそうは無い。

本作が紹介される際に下ネタ満載とか言われていて、そうだったかなあと思って観たらそうだった。8割9割下ネタ。
でもそんなに下品な下ネタではないと思う。かと言って上品な下ネタでは決してないが。

クリス・ヘムズワースが夫婦の寝室にリモコンの説明をしに行って、やりたい事全てやりきって満足の小声での「OK」が面白かった。
そういった感じでただ単にびろうな言動だけで笑いを取りに行くのではなくて、それが有った上で表情やリアクションなどの芝居で笑わせてくれるので下品に感じないのだろう。



マッハ号を凌ぐ特殊装置を備えたアルバニア車、タータンのプランサー。ワッフルボタンを2回押すのは超危険。
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『ブリングリング』で使われたのが印象深い曲が『お!バカんす家族』でも聞けるとは思わなかった。

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お!バカんす家族 [ア行の映画]



『お!バカんす家族』
"VACATION" (2015・アメリカ・1h39)
監督・脚本 : ジョナサン・ゴールドスタイン/ジョン・フランシス・デイリー
出演 : エド・ヘルムズ、クリスティナ・アップルゲイト、スカイラー・ギソンド、スティール・ステビンズ、クリス・ヘムズワース、レスリー・マン



妻とはちょっと倦怠気味。子供二人はやや問題児ながらもそれほど手がかからなくなり、妻との愛を再び燃え上がらせるため男は例年の決まりきったバカンスをやめた。目指すは自身の思い出の詰まったテーマパーク。
レンタカーに乗って一家のアメリカ大陸横断の珍道中が始まる。




チェビー・チェイス主演"バケーション"シリーズのリブートらしい。という事はシリーズ化されるのだろうか。
チェビー・チェイス版のファンにはあまり評判良くないのかなあという感じだが。

National Lampoon's Vacation [VHS] [Import]National Lampoon's European VacationNational Lampoon's Christmas Vacation [VHS] [Import]Vegas Vacation [VHS] [Import]









1作目『ホリデーロード4000キロ』(1983年)
『お!バカんす家族』は主に1作目を基本に再構築されているみたい。

2作目『ナショナル・ランプーンズ・ヨーロピアン・ヴァケーション』(1985年)

3作目『ナショナル・ランプーン/クリスマス・バケーション』(1989年)

4作目『ベガス・バケーション』(1997年)

シリーズで観たのは4作目だけ。新宿歌舞伎町のゲーセンの上にあった新宿ジョイシネマの小っちゃいとこで。
シリーズを途中から観て、シリーズ恒例のお約束ギャグだったり前作つながりのギャグだったりが分からないのでちょっと厳しかったような記憶。
『お!バカんす家族』にもチェビー・チェイス版へのオマージュネタが有る様なので、シリーズを観た方がより面白いのかも。

2作目だけが劇場未公開作品。今現在のアメリカコメディ映画の日本での劇場公開状況からするといい時代だったなあと思う。



面白かった。自分にとっては繰り出されるギャグが全然すべらない。オープニングロールの珍写真から面白かった。
荒れ地で物に怒りをぶつける所なんか2回目来るのが予想出来てもそれでも面白い。きっとエド・ヘルムズのリアクションが面白いんだろう。
『モンスター上司』のチャーリー・デイのウザくて面白い持ち味も十分に発揮されていたし。
その他にもあれもこれも面白かったなあ。と、いい思い出しかない。最後に何か大ネタが有ったらもっと良かったんだろうけど、それでも面白かった。
なので点数でいうなら減点法で100点。加点法だと90点といった所。100点の映画なんて滅多にないのでここは減点法の100点で。
『お!バカんす家族』100点。
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