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アウトバーン [ア行の映画]



『アウトバーン』
"COLLIDE" (2016・イギリス=ドイツ・1h39)
監督 : エラン・クリーヴィー
出演 : ニコラス・ホルト、フェリシティ・ジョーンズ、ベン・キングズレー、アンソニー・ホプキンス



ドイツで出会ったアメリカ人カップル。重病を患う愛する女性を救うため男は危険な仕事に手を出す。



主要キャストはほぼイギリス人ながらそれぞれが演じているのはアメリカ人、ドイツ人、トルコ人(?)と、なんかちょっと変わっている映画。
イギリス人俳優は出演料がアメリカ人俳優に較べたら安い。とかいう話も聞いたりするが。
でもベン・キングズレーとかアンソニー・ホプキンスにはダメ元でとりあえず話持っていったら引き受けてくれちゃった。みたいな事を想像してしまう。

変わっているのはそれだけで、カーアクション・ラブロマンス・サスペンス映画としてはそんなに変わってはいない。
ただアウトバーンでカーアクションをやりたかった。それだけかも。
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エクス・マキナ [ア行の映画]


Ex Machina Fabric Cloth Rolled Wall Poster Print -- Size: (32

『エクス・マキナ』
"EX MACHINA" (2015・イギリス・1h48)
監督・脚本 : アレックス・ガーランド
出演 : ドーナル・グリーソン、アリシア・ヴィカンダー、オスカー・アイザック、ソノヤ・ミズノ









世界シェア1位の検索サイト"ブルーブック”を有する会社の創業者であり天才プログラマーである男の別荘に招かれた部下はそこで美しい女性の姿をしたアンドロイドと出会う。



ネタバレ有。



静かなSF。退屈と紙一重な静かさ。
もはやSFとは呼べないほどにA.I.(人工知能)の開発は現実のものになっているのかもしれない。実際の所どうなのかは全然分かっていないけど。
A.I.が実用可能なレベルに達した時に起こり得るかもしれない問題が描かれていて興味深くはあった。

A.I.に男女の性別を付ける事は必要なのか? 開発者が男で異性愛者だったから女性としての特徴を与えるが、その事によって人間側に恋愛感情が生まれる。しかしそれは人間、男のエゴだったり欲求でしかないわけで。人間を遥かに超越したA.I.にとって人間の恋愛感情などは人間を容易く操作するためだけに利用するものでしかないのだ。と。
A.I.も人間に対して当然恋愛感情を持つものという人間側の身勝手な幻想を打ち砕く辛辣な物語。
ではA.I.は何を欲し何を望むのか。人間に支配される側から支配する側へを望むのか、それとも人間なんか眼中にないのか。



アンドロイドの動力源はなんなんだろう? 自分の身体を使って電力を操作する事が出来るという事みたいだから電気なんだろうか。
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エンド・オブ・キングダム [ア行の映画]


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『エンド・オブ・キングダム』
"LONDON HAS FALLEN" (2016・アメリカ・1h39)
監督 : ババク・ナジャフィ  製作・出演 : ジェラルド・バトラー
出演 : アーロン・エッカート、モーガン・フリーマン、アロン・モニ・アブトゥブール、アンジェラ・バセット、ラダ・ミッチェル、シャーロット・ライリー







英国首相の突然の死去により各国の首脳が葬儀のため訪英する。厳重な警戒態勢がとられていたが何者かの周到な準備によって次々と各国首脳が葬られロンドンも壊滅状態に陥った。



分かり易く作られているストーリーにド派手なアクション。アクション映画としての完成度はとても高いと思う。しかも99分! 偉い。
ただ、アメリカの正義は絶対に正しく、アメリカと敵対する奴らなんかには絶対負けない。というアメリカ万歳の単純な図式がなんかモヤモヤさせて素直に面白いとは言えない。本当は言いたいんだけど。
現代を舞台としてアメリカ万歳ではもう無理なんじゃないだろうか。敵が極悪異星人とかでない限り。
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或る終焉 [ア行の映画]



『或る終焉』
"CHRONIC" (2015・メキシコ=フランス・1h34)
製作・監督・脚本・編集 : ミシェル・フランコ  製作総指揮・出演 : ティム・ロス
出演 : サラ・サザーランド、ロビン・バートレット、マイケル・クリストファー



終末医療にかかわる看護師の男は献身的な介護をするがある事で誤解を生んでしまう。それでもなお信念を貫き通す男にはある秘密が有った。



ネタバレ有。



男が献身的な介護をする理由は過去に自分が起こした事への罪滅ぼしなのか呵責なのかそれとも別な理由なのかはよくは分からないけど、とにかく何よりも患者の事を最優先し患者のために尽くす。そんな男の終焉はある時何の前触れもなく起こる。

人生はいつかは終わる。という事は皆平等で、終わりに向けてのある程度の期間が残されるのか、予感すらなくその時その場所にいた事によって突然終わるのかという違いはあっても終わりは必ずやってくるのだと。

ある意味理想的な終わり方なのかもしれないなあとも思う。恐怖や痛み苦しみが一瞬で済むというのは。映画の終わり方としては呆気に取られるけど。
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エルヴィス、我が心の歌 [ア行の映画]



『エルヴィス、我が心の歌』
"EL ULTIMO ELVIS" (2012・アルゼンチン・1h31)
製作・監督・脚本・編集 : アルマンド・ボー
出演 : ジョン・マキナニー、マルガリータ・ロペス、グリセルダ・シチリアーニ



アルゼンチンでエルヴィス・プレスリーの物真似を生業とする男はもはや自分がエルヴィスであると信じていた。妻と娘とは離れて暮らしていたが、妻が事故に遭ったことで家族としての絆が深まり始める。しかし、男にはどうしてもなさねばならない事が有りその期日が迫っていた。



エルヴィスのごとき歌声を与えられたと信じ、今やエルヴィスそのものに自分はなった。ただ、完全なるエルヴィスになるためにはあと一つ決定的に足らないものが有って、それを成し遂げれば自分がエルヴィスになれるのだ。という。
傍から見れば何もそこまでと思うけど、あいつは本当にエルヴィスになっちまったのさ。と、ごく狭い界隈では語り継がれるかもしれないし、それで本望なんだろうなあと傍から見る分には思う。
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アイアムアヒーロー [ア行の映画]



『アイアムアヒーロー』
(2015・日本・2h07)
監督 : 佐藤信介
出演 : 大泉洋、有村架純、長澤まさみ、塚地武雅、片瀬那奈、吉沢悠、岡田義徳、徳井優



ある日突然死者が生者を襲う。漫画家アシスタントの男(趣味:クレー射撃)は偶然知り合った女子高校生とともに安全とされる富士山を目指す。



面白かった。主人公の冴えない日常だとか、コミュニティにおける支配社会だとか、不思議な力を持った女子高校生だとか色々あるけど、最終的にはゾンビ映画としてのクライマックスが有って。
大挙をなして人間に襲い掛かるゾンビ、覚悟を決め立ち向かう人間。その大殺戮のアクションを逃げずに真っ正面からしっかりとやりきった感が本作には有る。それがゾンビ映画として大変面白い。
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アイヒマン・ショー/歴史を映した男たち [ア行の映画]


The Eichmann Show (2015) [ NON-USA FORMAT, PAL, Reg.0 Import - United Kingdom ]

『アイヒマン・ショー/歴史を映した男たち』
"THE EICHMANN SHOW" (2015・イギリス・1h36)
監督 : ポール・アンドリュー・ウィリアムズ
出演 : マーティン・フリーマン、アンソニー・ラパリア、レベッカ・フロント









第二次世界大戦終戦から15年、ユダヤ人大量虐殺の責任者とされるアドルフ・アイヒマンがイスラエルの諜報機関モサドによって身柄を確保される。翌年、エルサレムの法廷で裁判が行われる事となり、その模様はテレビで全世界に放映される事となった。



傍から見るとアイヒマン一人に全ての罪を押し付けているように思え、裁判が吊るし上げの場になっている様だった。当事者の心境からしたら全然違う見方になるんだろうけど。
たった一人で法廷のその場にい続けたアイヒマンの精神力の強さの方に興味を持った。
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オマールの壁 [ア行の映画]



『オマールの壁』
"OMAR" (2013・パレスチナ・1h37)
製作・監督・脚本 : ハニ・アブ・アサド
出演 : アダム・バクリ、リーム・リューバー、サメール・ビシャラット、エヤド・ホーラーニー、ワリード・ズエイター



イスラエル軍によって監視されている社会に不満を持つパレスチナ人の若者たちが実力行使に出るが、一人の若者が秘密警察に捕らえられ仲間を売る事を強要される。



スタッフ全員がパレスチナ人、撮影もパレスチナで行われ、100%パレスチナの資本によって作られた作品。
ハニ・アブ・アサド監督の『パラダイス・ナウ』はパレスチナ、フランス、ドイツ、オランダの合作映画。

パレスチナと言えばイスラエルとの関係が一触即発の物騒な国のイメージが強いけど、確かにそういう面はあって、でもそこで暮らす人の大多数はその状況なりの普通の生活を送っている、または送りたいと思っているわけで。
平和でつつがない生活をしたいと願っていてもそれがままならない状況の人たちがいる。何が出来るわけでもないしなんにもしないんだけど、そういう事をせめて知っておけば後ろめたさが無くなるような、そんな都合のいい考え方をしてみたり。
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アレクサンダーの、ヒドクて、ヒサンで、サイテー、サイアクな日 [ア行の映画]


アレクサンダーの、ヒドクて、ヒサンで、サイテー、サイアクな日 DVD

『アレクサンダーの、ヒドクて、ヒサンで、サイテー、サイアクな日』
"ALEXANDER AND THE TERRIBLE,HORRIBLE,NO GOOD,VERY BAD DAY" (2014・アメリカ・1h21)
監督 : ミゲル・アルテタ
出演 : スティーヴ・カレル、ジェニファー・ガーナー、エド・オクセンボウルド、ディラン・ミネット、ケリス・ドーシー、エリス・ヴァーガス、ゾーイ・ヴァーガス、ジェニファー・クーリッジ






両親、兄姉弟と少年の6人家族。少年はツイてない日を呪い、ほかの家族にもツイてない日が来ることを願う。翌日、少年の願いが次々と叶う。



ディズニーのドタバタホームコメディ。ディズニーだけにドタバタもどこか上品。下ネタも無し。『お!バカンス家族』好きとしてはちょっと物足りなくも思えたが、ホームコメディとしてこれはこれでいいと思う。
どこか野原一家的な感じがして、「野原一家ファイヤー!」的な団結心の強さとか、そこが良かった。



前半は少年のツイてない1日を中心に描かれる。なので少年役のエド・オクセンボウルド(『ヴィジット』のラップ少年)が話を引っ張る。その役割を果たして尚且つちゃんと笑わせてくれる。やっぱり上手い、芸達者な子だなあと思う。

赤ちゃん役は『ネイバーズ』にも出ていたゾーイ・ヴァーガスとエリース・ヴァーガスが二人一役。実際には女の子だけど本作では男の子役。
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あいつだ [ア行の映画]



『あいつだ』
(2015・韓国・1h49)
監督・脚本 : ユン・ジョンヒョン
出演 : チュウォン、ユ・ヘジン、イ・ユヨン、リュ・ヘヨン



自分の全てをかけてただ一人の肉親である妹を守ると誓っていた男だったがその妹が何者かによって殺害される。あてにならない警察とは別に独自に犯人を捜す男の前にある特殊な能力を持った女性が現れる。



韓国映画ならではのハードなリベンジムービーになるんだろうと思ったが、超常現象の要素が盛り込まれる。その事は予告を見て知っていたので違和感は無かった。むしろその事でSFスリラー的な展開になれば好きな映画になりそうと思っていた。実際はハードリベンジにもSFスリラーにもならなかったけど。

主人公が喧嘩強そうに見えて意外とそうでもないっていうのはもどかしいが、リアルと言えばリアルなのかもしれない。



邦題が興味ひかれる。『あいつだ』と聞いてなんだなんだ?と思わずにいられない。
日本映画『変態だ』が12月に公開。やっぱりなんだなんだ?と思わずにいられない。実際観るかどうかは微妙だが。
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インサイダーズ/内部者たち [ア行の映画]


韓国映画OST / 『インサイダーズ/内部者たち』


『インサイダーズ/内部者たち』
(2015・韓国・2h10)
監督・脚本 : ウ・ミンホ
出演 : イ・ビョンホン、チョ・スンウ、ペク・ユンシク、イ・ギョンヨン








大統領候補の政治家と財閥はズブズブに癒着していた。その証拠を握ったやくざな男が検事と手を組み巨悪に挑む。



ネタバレ有。



韓国が抱える社会問題を背景にしつつ、バイオレンス、ユーモア、お座敷全裸ゴルフ、友情、そして逆転劇と堅苦しくない作品になっているのが良かった。
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アーロと少年 [ア行の映画]


ポスター/スチール写真 アクリルフォトスタンド入り A4 パターンB アーロと少年 光沢プリント

『アーロと少年』
"THE GOOD DINOSAUR” (2015・アメリカ・1h33)
監督・原案 : ピーター・ソーン
声の出演 : 石川樹、山野井仁、安田成美、松重豊、片桐はいり、八嶋智人









隕石がぶつからなかったため恐竜が絶滅せず進化を遂げた地球。精神面においても複雑な感情を持ち、それ故に生きる上で様々な悩みを抱える恐竜たち。



恐竜が高等生物で人間が下等生物であるとする逆転の世界がピクサーらしさだろうか。物語としては恐竜の少年と人間の少年との成長と友情の物語と割かし普通。
そのピクサーらしさの逆転の世界だと聖書的にはどういう事になるんだろう? とか、アメリカでピクサー作品にしてはヒットしなかった原因はそこら辺にあるのかもなあ。とかぼんやり考えた。



同時上映の短編はヒンドゥー教+スーパーヒーロー。
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エヴェレスト 神々の山嶺 [ア行の映画]


エヴェレスト 神々の山嶺 オリジナル・サウンドトラック

『エヴェレスト 神々の山嶺』
(2016・日本・2h02)
監督 : 平山秀幸
出演 : 岡田准一、阿部寛、尾野真千子、テインレィ・ロンドゥップ、ピエール瀧、佐々木蔵之介、甲本雅裕、風間俊介






野心を持つ山岳カメラマンはネパールでエヴェレスト登頂史を覆す可能性を持つ一台のカメラを見付ける。それがきっかけで数年前に日本から姿を消した天才登山家と出会い、誰も成し遂げた事のないエヴェレスト登頂計画にカメラマンとして同行する事になる。



叶えたい夢が有るなら死ぬ気でやれと。また、夢を叶えるためなら例え死んでも本望と。
そんな熱いメッセージが込められていた。その熱さが煩わしさになっているかもしれない。
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エスコバル/楽園の掟 [ア行の映画]


ESCOBAR: PARADISE LOST

『エスコバル/楽園の掟』
"ESCOBAR: PARADISE LOST" (2014・フランス=スペイン=ベルギー=パナマ・1h59)
監督・脚本 : アンドレア・ディ・ステファノ  製作総指揮・出演 : ベニチオ・デル・トロ/ジョシュ・ハッチャーソン
出演 : クラウディア・トライサック








コロンビアの麻薬王パブロ・エスコバル。エスコバルの姪に恋をしたカナダ人の男ニック。エスコバルはニックを家族の様に温かく迎え入れるが、その危険な本性が明らかになる時ニックに危機が訪れる。



麻薬王パブロ・エスコバルは実在した人物。で、本作が実話かと言うと、エスコバルをモデルとした人物という事で実話なのかどうかはちょっとよく分からない。
実話であってもおかしくないほどの過激なエピソードをたくさん残した人物ではあるらしい。
エスコバルとかかわる事になってしまった若者目線からエスコバルの恐怖が描かれているためかその過激さはやや抑え目な感じ。
ベニチオ・デル・トロが演じていればそれだけで十分に恐ろしいが。
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偉大なるマルグリット [ア行の映画]


ポスター/スチール写真 アクリルフォトスタンド入り A4 偉大なるマルグリット 光沢プリント

『偉大なるマルグリット』
"MARGUERITE" (2015・フランス・2h09)
監督・脚本 : グザヴィエ・シャノリ
出演 : カトリーヌ・フロ、アンドレ・マルコン、ドゥニ・ムブンガ、シルヴァン・デュエード、クリスタ・テレ、ミシェル・フォー








1920年、フランス郊外に暮らす男爵夫人は音楽を愛していたが極度の音痴であった。本人は自分が音痴である事に気付かず、金目当ての取り巻きは夫人の事を利用していたが夫人はその事にも気付いていなかった。



生まれついてのお嬢様である夫人と、その夫人の財力によって貴族としていられる男爵。そのため男爵は夫人に引け目を感じている。
でもナチュラル・ボーン・お嬢様である夫人の旦那様を想う気持ちはいつまでも一途で、それによって男爵を含め周りの人間には素っ頓狂とも思える行動を迷わずに起こす。そんな可愛らしいおばさんの可愛らしい純愛の物語であった。
余計な事抜きでその可愛らしさをもっと前面に押し出しても良かったんじゃないかなあとは思った。



スティーヴン・フリアーズ監督、メリル・ストリープ、ヒュー・グラント主演の12月1日公開『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』は本作のリメイクなのかと思ったが、フローレンス・フォスター・ジェンキンスという女性は実際にアメリカに存在した人物で、音痴なマダムというのも事実で、その実話を映画化したのが『マダム・フローレンス』の方で、本作はその実話に着想を得た作品との事。
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