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きょうのポストカード(AKIRA) [映画のポストカード]

AKIRAを観た。1988年、2時間4分。
2019年、ネオ東京。約30年前に東京を壊滅させた第三次大戦からの復興の象徴としてオリンピックの開催を翌年に控える。しかし反政府テロが後を絶たずその活動はやがて政府がひた隠しにしていたある秘密へと辿り着く。

IMAXで上映されているが行きたい気持ちを抑えるために家で配信で観た。
AKIRA (2).JPG
このポストカードはDVDの特典の様なのでDVD持ってるみたい。

大分昔に多分レンタルビデオで一回観たきり。原作は昔持っていたけどなにせ場所を取るサイズなのでなんかの拍子に他の漫画などと一緒に売ってしまった。風の谷のナウシカは売らなかったけど。童夢はまだ持っているはず。
全巻揃いで確か他の漫画と較べたらいい値段がついた気がする。あのサイズだからその存在を際立たせている所もあるのだろうけどもうちょっと場所を取らないサイズで販売してくれたらまた買うかもしれない。
確か映画が作られた後に原作漫画は完結したのだと思うが、当時映画も漫画もあまり理解は出来なかった。今回かなり久し振りに観てなんとなく分かった様な気がする。
現在地球における生物ランキング堂々のトップに輝いている人間であるけれど、その始まりの大元を辿っていけば宇宙に漂っていた塵なのであって、その塵が何かの拍子で固まって星になり、その星に何処かから湧いて出てきた微生物が何かの拍子で水棲生物から陸上生物になって何かの拍子で哺乳類になって二足歩行するようになってホモサピエンスとなる。突然変異とも言える何かの拍子は人間を形作る設計図であるDNAに記録として残されているのではないか。それを解明出来れば人為的にインパクトを起こして人間を次のステージへと昇らせられるであろう。という目論見がある程度までは成功していたけど段々と手に負えなくなって遂には東京を壊滅させてしまったと。その事実を隠蔽し続けて現在に至る。そんな中で繰り広げられるサイキックウォー。
サイキック能力を偶然手にしてしまった鉄雄だが能力を制御出来ず暴走し破壊王になろうとするがそれを食い止めようとするのはなんの能力も持たない鉄雄の幼なじみで不良の金田。人間は何処から来て何処へ行くのか。という壮大な物語が背景にあって、でも幼なじみの金田と鉄雄の関係にそんな壮大な物語が収まりきるはずもなく友情とか友情が強過ぎるがゆえの愛憎だとか和解だとかに結実していく。と見せかけて人間が次のステージに進む準備は出来ましたよ。と締めくくる。
次のステージに進んだ人間をニュータイプとするなら、地球の生物ランキングに変動が起こるわけで。トップはニュータイプに取って代わられる。ではそれまでトップであったオールドタイプの処遇はどうなるのだろうか。進化の過程でクロマニヨン人、北京原人などが姿を消していった事を考えるとオールドタイプもまたいつかは姿を消す運命なのかもしれない。
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