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ゲーム・ナイト、特命係長只野仁、アメリカン・レポーター [映画]

ゲーム・ナイトを観た。2018年、1時間40分。
ゲームが好きな夫婦。複数のカップルで競う犯罪推理ゲームに参加するが本物の犯罪に巻き込まれる。

我が百点映画お!バカんす家族の監督たち(ジョン・フランシス・デイリー、ジョナサン・ゴールドスタイン。名前が覚えられない)は他に作品は無いのかと調べたら本作が有った。元々観ようと思いながら観ていなかったがそうだと分かったので観る。
サスペンスコメディ。お!バカんす家族同様に家族の話でもある。
二転三転する内容でこちら側もいろんな事を推理、想像しながら観られて楽しめるし、面白かった。ただ二転三転する分こちらも疑い深くなってしまいエンドクレジットとエンドクレジット後の映像にも何か意味が有るのかと思ってしまう。デンゼル・ワシントンのそっくりさんによって二人の人物が繋がる事になる。それが話にどう関係してくるのかはよく分からない。
それにしてもあのそっくりさんはデンゼル・ワシントンに似ていた。Malcolm X. HughesマルコムX・ヒューズと読むのだろうか。https://www.imdb.com/name/nm9468238/?ref_=ttfc_fc_cl_t28
マット・デイモンに似ているジェシー・プレモンスが出ていて、他の有名人に似ている人が二人も出ているのにも何か意味が有るのかと疑ってしまう。こちらも意味を考えてみても結局よく分からないが。https://www.imdb.com/name/nm0687146/mediaindex?ref_=nm_phs_md_sm

ネタバレ有。

もしかしてこれはある意味で問題作な大掛かりなドッキリ映画『ゲーム』(1997年、デヴィッド・フィンチャー監督、マイケル・ダグラス、ショーン・ペン出演)的な結末なのかと想像。だからタイトルが『ゲーム・ナイト』かと納得するが、さすがに『ゲーム』のまんまという事はなく捻りを加えてくる。

レイチェル・マクアダムスは相変わらず可愛い。コメディだと更にチャーミング度が増す。



特命係長 只野仁 最後の劇場版を観た。2008年、1時間55分。
大手広告代理店電王堂総務課係長の只野仁には会長直属で裏の仕事を請け負う別の顔が有った。今回はビッグプロジェクトのイメージキャラクターを勤めるグラビアアイドルのシルビアが脅迫された事によるシルビアの護衛と犯人を突き止める事を特命される。

マイ・フェイバリット・なんだこいつぁ作品。しかし肝心の「なんだこいつぁ」を予告でしか見た事がなかったので本編を観た。そして分かったのが「なんだこいつぁ」(映画開始から1時間4分頃)のしばらく後(なんだこいつぁから約40分後)に「なんなんだあいつぁ」が有って、「なんだこいつぁ」と「なんなんだあいつぁ」の二つセットになっていた。
チェ・ホンマンのとんでもないデカさが「なんだこいつぁ」にリアリティを与えているのだなあと思う。

映像のクオリティは映画としてはちょっと残念な感じではあるが、荒唐無稽な物語の中に会社員の悲哀が描かれていてそれが人気の要因なのだろうと思う。
もう一つの人気の要因としてお色気シーンが有ると思われる。グラビアアイドルシルビアの各種セクシーポーズ、シルビア以外の人のおっぱいポロリが2回、ベッドシーンも2回とそこまで全編に渡ってお色気盛り沢山という感じでは無かったが、それでもお茶の間に気まずい空気が流れる作品である事は想像に難くない。

只野仁の読みは本当は"ただのじん"であるが姿を偽っている時の様子から周りからはただの人の意味で"ただのひとし"と呼ばれているらしい。タイトルの読みは"ただのひとし”の方。



アメリカン・レポーターを観た。2016年、1時間51分。
ニューヨークのテレビ局でニュース番組のライターを勤めていた女性が2003年に政情不安定なアフガニスタンに特派員として派遣される。

フィリップ、君を愛してる、ラブ・アゲイン、フォーカスの監督たち(グレン・フィカーラ、ジョン・レクア。名前が覚えられない)の作品という事で観ようと思いながら観ていなかったらNETFLIXからは消えてしまっていたのでamazonで探して観た。

本作にしてもこれまでの作品にしても上手い監督たちだなあと思う。物語をきちんと見せてくれてそれでいて良質で面白い。物語のクライマックスも派手な見せ場だけで盛り上げるのではなくてちゃんと話の流れの中で盛り上がるようになっている。

世界は広くて自分が知らなかった世界というものが有って、そこには色々な人がいて、色々な環境や価値観の中で生きている。その事を主人公は実際に肌で感じて知り、その事を報道を通して多くの人に伝える使命に目覚めたのだろう。
多分世界中の多くの人がそれを知る事になれば世界は良い方に変わるのかもしれない。
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