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TATSUMI マンガに革命を起こした男 [英数字の映画]


TATSUMI

『TATSUMI マンガに革命を起こした男』
"TATSUMI" (2010・シンガポール・1h36)
監督 : エリック・クー
声の出演 : 辰巳ヨシヒロ、別所哲也









少年少女たちだけのものであると思われていた漫画をより幅広く変化させ劇画を誕生させた漫画家たちの一人辰巳ヨシヒロの生い立ちとその作品5編をアニメーション化。



辰巳ヨシヒロ漫画の画風をそのまま生かしたアニメーション。一般的なセルアニメの技術とは違うようだし恐らくCGなのかと思うがデジタル丸出しのCGアニメではなく。技術的な詳しい事はよく分からないが最大の特長は原作漫画の画風をそのまま取り入れた事で。あと恐らく想像だけどコマ割り(映画で言うとカット割り)やレイアウトとかなんかも原作漫画を忠実にアニメーション化されているのではないだろうか。
もしそうだったとしたらそれは原作漫画ファンにとって相当嬉しい事だと思う。好きな漫画がアニメ化された時にがっかりする事で多いのはやっぱり原作の絵と違ってしまう事で。
そういう事が出来たのは動きの少ない作品だったからというのも有るのかもしれない。アクションやスポーツが扱われている漫画をアニメーション化するのだったらそれはやっぱりアニメならではのバリバリと動くのが見たいだろうし。



辰巳作品5編の内容はほぼ世知辛い世の中を描いた作品。そういう作品が人気が有るのかもしれないがそういった作品ばかりというのも観ていてちょっとしんどかった。

5編中4編で主役の声を演じているのが別所哲也さん。それぞれのキャラクターが巧みに演じ分けられていたのが失礼ながら意外だった。お歳暮のハムだけの人ではなかった。
http://matome.naver.jp/odai/2135324275639212401

元祖ハムの人と言えばやはりスタローン(カーリーヘアー期)でしょうか。






辰巳作品は今まで読んだ事が無かった。劇画誕生の中心人物であった事も知らず。そもそも劇画について今まであまりよく知らなかった事に気付かされた。『まんが道』には激河大介や雑誌の"影”などがチラッと出てきた。
子供の頃は子供向けの漫画しか読まないし、青年誌を読み始める頃になってくると既に漫画と劇画の区別ももうほとんど無く劇画も漫画の中に取り込まれていった時代の子だったのではないかと思う。

辰巳先生の自伝『劇画暮らし』を本作を観た後に読んで一部で俗悪のレッテルを貼られた劇画創成期の事は知った。

『劇画暮らし』を読むと大阪貸本劇画グループも手塚漫画から影響を受けた漫画家たちが多かったのだろうなあと思う。トキワ荘新漫画党グループが手塚フォロワーだとすると大阪は手塚漫画へのカウンターという位置づけになるのかもしれない。
フォロワーとカウンターと方向性は違っても結局どっかの時点でそれらが混ざり合って漫画を更に大きく発展させる事となったのではないか。
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FRANK ‐フランク‐ [英数字の映画]


FRANK

『FRANK ‐フランク‐』
"FRANK" (2014・イギリス=アイルランド・1h35)
監督 : レニー・アブラハムソン
出演 : ドーナル・グリーソン、マイケル・ファスベンダー、マギー・ギレンホール、スクート・マクネイリー、フランソワ・シヴィル、カーラ・アザール






あるマイナーなロックバンドに偶然参加する事となった男はリーダーの才能に圧倒されその才能を世に送り出そうと必死になるがバンドメンバーにはその事に興味が無かった。



シリアスな話かと思ったら風変わりなバンドに関わる事になってしまった小市民的人物を巡るコメディで面白かったが、終盤でシリアスになる。
どう結末を付けるかとなった時にシリアスになるのも納得はできるけど残ったバンドメンバーのその後を想像すると、その人たちにとってはそれが幸せなのだろうけど俗物的な見方をしたら幸せとは言えない人生を送るのではないかなあと思ってしまってなんか切ない。
経済的な事を全く度外視した赤貧の中、世間とのつながりを求めず誰にも認められなくても自分たちがやりたい事をやり続けるのが幸せなのか。
そういう俗世間の俗人的幸福からの解脱を求めている人たちの様でも有ったが。なんか将来的にはリーダーを教祖としたカルト教団にでもなりそうな。
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THE NEXT GENERATION パトレイバー/第5章 [英数字の映画]


THE NEXT GENERATION パトレイバー/第5章 [DVD]

『THE NEXT GENERATION パトレイバー/第5章』
(2014・日本)
総監督 : 押井守
出演 : 真野恵里菜、福士誠治、太田莉菜、堀本能礼、田尻茂一、しおつかこうへい、千葉繁、筧利夫







エピソード8 「遠距離狙撃2000」 (0h48)
監督 : 辻本貴則
ゲスト出演 : 高島礼子
来日中のロシア要人の射撃暗殺事件が起きる。ロシア政府は予想される次なる暗殺を未然に防ぎ事件を解決するためのスナイパーとしてサーシャを指名してきた。

エピソード9 「クロコダイル・ダンジョン」 (0h48)
監督 : 田口清隆
ゲスト出演 : 螢雪次朗
過去に特車二課自らの手によって固く閉ざされた地下迷路。総額で億を超えるお宝が眠っていると信じた整備員たちが禁を破り地下へと潜るが連絡が途絶えたため捜索隊も地下へと潜る。



今回の2話ともレイバーの出番は無し。存続が危ぶまれている三代目特車二課レイバー隊の面々がその危機に気付いていながらもある意味で怠惰な日常を送り、あたかもいつまでも続く学園祭前夜を描く事がこのシリーズの目的だと理解すればレイバーよりも人間重視なのも理解できなくもない。そもそもレイバー(二足歩行ロボット)の文化が思ったより根付かなかったパラレルな現代社会という設定なのだからレイバーの出番が無い事に納得するしかない。今までだって大した活躍は無かったのだし。
と、諦めの境地に達しかけていたら次のエピソード10で遂にレイバー戦勃発だとか。あまり期待し過ぎないように期待したい。



エピソード8はサーシャがメインの回。今の所一番目立っているサーシャが今回もメインでその依怙贔屓っぷりはどうなのかと思わないでもないが、サーシャカッコ良かったし作品の完成度もこれまでで一番くらいの感じなので良かった。

寝そべって長距離ライフルを構える時には銃身と一直線になるっていうイメージが有ったけど銃身に対して斜めに寝そべる構え方も有る事を知って勉強になった。

ゲストの高島礼子さんが良かった。声がカッコいい。声優の仕事はやっていないのかと思ったら『マダガスカル』シリーズのカバのグロリアの声をやっていた。



エピソード9は過去に漫画やアニメシリーズでも使われたネタらしい。という事で続編でも有りパロディでも有りといった所でその以前のネタを知っていればより楽しめる小ネタも盛り沢山だったらしいが残念ながら知らないのでその点では十分には楽しめなかったけど、ドタバタし過ぎな所も有るものの隊員の意外な人間性が見える(その点ではやっぱりサーシャが目立つ)ドタバタコメディとして面白かったんではないかと思う。



残りはあと4話。このシリーズは最後までこんな感じなのだろうか。残り4話で最後の長編につながる何かが起こるのか。
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FORMA [英数字の映画]



『FORMA』
(2013・日本・2h25)
監督・原案 : 坂本あゆみ
出演 : 梅野渚、松岡恵望子、光石研、ノゾエ征爾、仁志原了



中学、高校で友達付き合いをしていた女性二人が久し振りに再会するが二人の間には暴き出したい秘密と隠したい秘密が存在していた。



ネタバレ有。



幾つかの海外の映画祭での受賞。日本での観た人の評判も良いみたいだったが上映時間が2時間超と内容が殺伐としたものらしいので敬遠していた。
一旦閉館するらしいオーディトリウム渋谷での上映で、それならば最後にオーディトリウム渋谷に行っておこうと思い観た。



『郊遊〈ピクニック〉』の後で観たが、この2作品を続けて観たのはあまり良くなかったかもしれない。
2作品とも長回しのシーンを多用するタイプで、その欠点みたいなものを本作の方では感じてしまった。
長回しの多用の特長としてはより現実感が出せるという事ではないだろうか。カットを割らない事で空気感とか時間の流れを表現出来るという事も有るかも。
欠点は単純に長くなる。場合によっては冗長にも思えてしまう。

技巧的な長回し、ワンカットは大好きだけど、デ・パルマ、ポール・トーマス・アンダーソン、ジェームズ・ワンなど。その人たちのはここぞという時に長回しで見せるから効果的なのであって、本作の様に多用されると効果もそんなに無いんじゃないだろうか。

衝撃的ともいわれる本作のここぞの時の長回しについては、「あんたが悪い」「あたしは悪くない」、「出来てた」「出来てない」といった噛み合う事の無い痴話喧嘩を長々と見せられた挙句に性質の悪い冗談みたいな結末を迎えて苦笑するしかなかった。
なのでヒューマンドラマとしてもサスペンスとしても今イチという印象になってしまった。

あの場面は現場にいた第三者が止めればいいのにと思ったが、あの人は片方に入れ込んでいるので止めようという意識があの場においては無かったんだろうなあと思う事にした。



オーディトリウム渋谷の閉館についてはホームページでの告知は見当たらず。電子版ぴあの上映スケジュールからは既に名前が消えている。
一旦閉館して館名を変えてライブスペースとして再オープンする。みたいな情報はちらちら聞こえてくる。映画の上映をやるのかどうかは分からない。
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So Young~過ぎ去りし青春に捧ぐ~ [英数字の映画]



『So Young~過ぎ去りし青春に捧ぐ~』
"致我們終将逝去的青春" (2013・中国・2h11)
監督 : ヴィッキー・チャオ
出演 : ヤン・ズーシャン、マーク・チャオ、ジャン・シューイン、リウ・ヤーソー、チャン・ヤオ、ハンギョン



大学の寮で同室となった4人の女子大生の青春の日々。



日本のラブコメ漫画を原作としたラブコメ映画の様でも有り、そうだと分かっていたら観なかったかもしれない。ヴィッキー・チャオの初監督作品なのでそうとは知らず観たが観ているうちにそうだと分かったらやっぱり性に合わない作品ではあった。
主人公女子のイケイケ大学生時代の自己チューわがままっぷりがどうにも腹立たしくて駄目だった。



青春時代はかけがえのないもの。それはその時代が長くは続かずいずれ終わりを迎えるから。という事を言われているのだろうと思う。確かに仰られる通りと思う。



青春回顧モノとしては社会的な大事件が一切絡んでこないというのも珍しいようにも思えた。1990年代を回顧しているが社会的なトピックスでは就職難が描かれているくらいだろうか?
特筆すべき社会的な大事件が無かったって事も無いとは思うが、比較的に平和で穏やかな時代でそれが現代の中国においてはある意味で大事件と呼べたりするのかも。



タイトルの字体がごくごく普通のゴシック体で、ヴィッキー・チャオ監督はそこら辺あんまりこだわり無いんだなあと思い。



マーク・チャオはヤング判事ディーの人だった。凄腕雀士役とか似合いそうな気がする。
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NO [英数字の映画]


No - I Giorni Dell'Arcobaleno [Italian Edition]

『NO』
"NO" (2012・チリ=アメリカ・1h58)
監督 : パブロ・ラライン
出演 : ガエル・ガルシア・ベルナル、アルフレド・カストロ、アントニア・セヘルス









チリの軍事独裁政権が国際世論の圧力により独裁政権の信任を問う選挙を行った。反対派は圧倒的に不利かと思われたがメディアを利用したイメージ戦略によって事態は変化していった。



革命についての物語かと思うが、その熱気みたいなものはあまり感じさせない。その場の勢いだけに任せるのではなくあくまでクールに情勢を見極めた戦略を重視する事で革命を成し遂げたという事なのか。
独裁政権が弱体化していたという事も有ったのか本当に平和的に政権は交代されて。他に類を見ないくらいに理想的な革命だったのだなあと本作を観た限りでは思った。映画では描かれてはいないきな臭い事も有ったのかもしれないが。



映像がかなり独特。はっきり言って安っぽい。ここまで安っぽいのもそうなかなか見ない。それはイメージ戦略に欠かす事の出来なかった当時のテレビ映像とのシンクロを図っての事なのだろう。
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NY心霊捜査官 [英数字の映画]


ポスター A4 パターンA NY心霊捜査官 光沢プリント

『NY心霊捜査官』
"DELIVER US FROM EVIL" (2014・アメリカ・1h58)
監督・脚本 : スコット・デリクソン
出演 : エリック・バナ、エドガー・ラミレス、オリヴィア・マン、ショーン・ハリス、ジョエル・マクヘイル










ニューヨーク市警の刑事がある事件の捜査を進めるとやがて不可解な現象が起こり始める。




邦題の『NY心霊捜査官』から連想されるような作品ではなかった。警察署内にオカルト専門の部署が有って。みたいなB級オカルトアクションを期待してしまっていた。
原作の邦題『エクソシスト・コップ』だったとしても同じような期待をしていただろう。

エクソシスト・コップ―NY心霊事件ファイル

エクソシスト・コップ―NY心霊事件ファイル

  • 作者: ラルフ サーキ
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2001/11
  • メディア: 単行本


そういうオカルティックな要素が全く無いわけではないが、それよりもキリスト教への信仰心が最終的には重要になってきて。そうなるとちょっとついていけなくなる。理解は出来るが共感は出来ないというか。



ジェリー・ブラッカイマー製作。だからなのかテレビドラマの初回2時間スペシャルの様な気がしてしまった。テレビドラマをほとんど観ないので多分気のせい。

最近のジェリー・ブラッカイマープロデュース作品にかつてのような勢いがないのはちょっと寂しくもある。IMDbを見ると今後製作が噂される作品はトップ・ガン、パイレーツ・オブ・カリビアン、ナショナル・トレジャー、バッド・ボーイズ、ビバリーヒルズ・コップのシリーズ最新作が並んでいてかつてのヒット作に頼っているようにも思えてしまう。
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LUCY/ルーシー [英数字の映画]


ルーシー映画ポスター27x40スカーレット·ヨハンソン両面 平行輸入

『LUCY/ルーシー』
"LUCY" (2014・フランス・1h29)
監督・脚本 : リュック・ベッソン
出演 : スカーレット・ヨハンソン、モーガン・フリーマン、チェ・ミンシク、アムール・ワケド









脳を100%活用できるようになった時人は宇宙の真理を知るという。



いつものベッソンアクション映画だろうと気楽な気持ちで観たら小難しいベッソンSFだった。
小難しくて内容がよく分からなかったが、それは自分の理解力のなさとベッソンの説明の下手なのが合わさっての事だろうと思う。下手というか説明すらしていないかも。

分子だか原子レベルで見れば地球と地球上に存在しているものすべては様々な分子が絡み合っている一つの塊であって、人間の脳を現在よりももっとハイレベルで活用できれば自らが分子の一部である事を認識した上で様々な分子と一体化し分子の働きをコントロールする事も可能なのである。という事なのではないか。
そして脳を極限まで活用できた暁には宇宙と一体化し宇宙の一部となるであろうと。
そう言われてもだから何なのさ?と思わないでもないが。



映画の中に出てくる家電製品はサムスン製品。車はヒュンダイでは無かったような。
『WASABI』の時は日本製でしたか?



音楽はエリック・セラ。かつてはベッソンとゴールデン・コンビと言われていましたか?今はどうなんでしょう。



新宿ミラノ1にて。
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THE NEXT GENERATION パトレイバー/第4章 [英数字の映画]


THE NEXT GENERATION パトレイバー/第4章 [DVD]

『THE NEXT GENERATION パトレイバー/第4章』
(2014・日本)
総監督 : 押井守
出演 : 真野恵里菜、福士誠治、太田莉菜、堀本能礼、田尻茂一、しおつかこうへい、千葉繁、筧利夫







エピソード6 「大怪獣現わる 後編」 (0h48)
監督・脚本 : 押井守
ゲスト出演 : 松本圭未、ベンガル、奥田恵梨華、丹古母鬼馬二、隆大介、嶋田久作
熱海沖に巨大生物が出現し熱海市市長が暗躍する中ついに巨大生物の正体が明らかになる。

エピソード7 「タイムドカン」 (0h48)
監督 : 湯浅弘章
ゲスト出演 : 鴻上尚史
特車二課を標的とした爆弾魔が仕掛けた爆弾がその目論み通りに連続爆破され特車二課は窮地に立たされる。



エピソード6。押井総監督による監督・脚本回。これまでのシリーズ作品と今までの押井総監督の実写作品により(観ていないのも有るが)この程度なら許容範囲というラインが出来ていて、失礼ながらそのラインは低めに設定されていて、そのラインはクリアーされた。
もしかして無いんじゃないかと思っていた怪獣が熱海市街を破壊するシーンも有ったし。その特撮シーンを担当したのは田口清隆さん?確かエンドロールに名前が有った気がする。



押井総監督は実際熱海に住んでいる(別荘だったか)らしいが、サーファーに対しての並々ならない憎悪が有ったりするのではないかと推測してしまう。サーファーをラッコ呼ばわりし最終的には尻子魂を抜かれた河童ヘアーの抜け殻にまでしている。



エピソード7。観る側のテンションが低くなる押井回、作品の出来云々ではなく押井作品の性質上においてテンションが上向きで終わる事はそんなに多くは無いと思う。その後というハンデが有りながらちゃんと盛り返した作品になっていたと思う。

軽トラが吹っ飛ぶシーンがカッコ良かった。ミニチュア?

ラストカットは『ダイ・ハード2』だろうか。違うか。
http://www.youtube.com/watch?v=GXhqOZjJuQE



不満が有るとすればこの回もカーシャが活躍。一応主役であるはずの明に活躍の場を与えないのはどうなんだろうかと思う。
それは総監督の女性キャラクターの好みによる所が大きいのか。次のエピソード8もカーシャの回みたいだし。
レイバーはまともに動かないし主役は影が薄いとなるとこの先のシリーズと最後の長編が心配になる。
明が総監督好みの女性へと変貌する物語が用意されていたりするのかも。無いのかも。影が薄いままで終わるのかも。
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LUPIN THE ⅢRD 次元大介の墓標 [英数字の映画]


【Amazon.co.jp限定】LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標 (特製デジタルキャンバス付き)Type-B [Blu-ray]

『LUPIN THE ⅢRD 次元大介の墓標』
(2014・日本・0h51)
監督 : 小池健
声の出演 : 栗田貫一、小林清志、沢城みゆき、広瀬彰勇









ルパンと次元の前に最強の殺し屋ガンマンが現れる。



約25分の前・後編。テレビシリーズ『峰不二子という女』(初回だけしか観なかった)からの流れの作品という事でいいのだろうか。
一番最初のテレビシリーズを意識しての原点回帰という意味も有る様な。だから最後であの人物(人物でいいんだっけか?)が登場したのかも。
今後あの人物が絡んでくる物語が展開するとなるとSF寄りな作品になりそうな。本作も十分にSF的だった。



時代設定は1970年代だったかと思うがその雰囲気は映像を見る限りでは伝わってこなかった。墓標に刻まれている年でその年代だと気付いただけで。
アニメーションでそういう微妙な年代を映像だけで表現するのは難しい事なのかも。
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VHSテープを巻き戻せ! [英数字の映画]


Rewind This [DVD] [Import]

『VHSテープを巻き戻せ!』
"REWIND THIS!" (2013・アメリカ・1h31)
監督 : ジョシュ・ジョンソン











1970年代に誕生し家庭におけるテレビ、映画の視聴形態を激変させたVHSビデオ。2000年代に入りその役割はDVDへと引き継がれVHSビデオが生み出した文化も一部は消え去ろうとしている。



VHSビデオ文化を伝え、その文化を今でもまだ愛し続ける人たちを映し出すドキュメンタリー。
個人的にVHSビデオど真ん中世代で。その恩恵も十二分に受けてきたのだけれどこの映画に出てくる人たちまでの深い愛は無かったと思い知る。新しい記録媒体が出てくればそっちの方にホイホイと行ってしまったし。日本での東映Vシネマなどのオリジナルビデオ作品などはほとんど観てこなかった。

VHSビデオが無くなるという事はただ単に古くなった記録媒体が無くなるという事ではなく、それによって生まれた文化も無くなってしまう可能性が有るという事で。
また、一つの文化を生み出すほどVHSビデオは画期的なものであり、全世界に浸透するほどの簡易性も持ち合わせていたものであると。その事実は消える事無く後世に語り継がれるべきであろう。という事を堅苦しくならずに面白おかしく伝えている所が良かった。

今の動画投稿サイトなどはVHSビデオによって記録されていた映像によって成り立っている部分も有ろうかと思われ、VHSビデオが無くなったとしてもVHSビデオが生み出したものはそう簡単に無くなりはしないのではないかと思う。



世界初(日本初?)のオリジナルビデオアニメは押井守監督作品の『ダロス』という事に本作を観てそういえばそうだったなあと思い出した。と言っても『ダロス』未見だけど。
その後『天使のたまご』で仕事を干され、『パトレイバー』で復活し、『GHOST IN THE SHELL』でアメリカでのセルビデオ週間売り上げ1位という快挙を成し遂げる。とビデオとは縁の深い押井守監督がインタビューで出演されていたが、やはり声が聞き取りづらかった。



初めてのUPLINKで鑑賞。一番客席数の少ないスクリーン3で。
かつて渋谷に有ったシネ・アミューズを思い出す雰囲気。
結構音量が大きかったのが驚き。防音がしっかりしているのだろうか。出入り口はカーテンだけど。
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GODZILLA ゴジラ [英数字の映画]


ゴジラ (角川文庫)

『GODZILLA ゴジラ』
"GODZILLA" (2014・アメリカ・2h03)
監督 : ギャレス・エドワーズ
出演 : アーロン・テイラー=ジョンソン、エリザベス・オルセン、ブライアン・クランストン、渡辺謙、サリー・ホーキンス、デヴィッド・ストラザーン








巨大生物が人類の脅威として現れた時別の巨大生物が現れる。



ゴジラで観たものと言えばこの間公開されたデジタルリマスターの1作目と、VSビオランテと、金子修介監督のを観たかもしれない。それとローランド・エメリッヒ監督のを。
その中で記憶に残っているのは最近観た1作目だけなので、映画の中におけるゴジラの立ち位置というか人間との距離関係みたいのをよく分からないままで観たところ、てっきりゴジラは人間に対しての自然災害的な脅威としての存在なのだろうと思っていたが、全くそうではなくて何か人類にとって都合の良過ぎる存在になっているのが拍子抜けだった。
後から考えてそれはアメリカ人にとってゴジラはただの怪獣ではなくゴッドジーラ、神(ゴッド)的な存在であるのではないかと思った。
神であるからゴジラが地球の秩序を守るという事になっていた。しかしその秩序というものがあくまで人間本位の秩序という気がしないでもなく。やっぱりゴジラが人類にとって都合の良い存在になっているのではないかと思えた。

MUTO(未確認巨大陸生生命体)にしたって人間が作り出した放射能によって活動を再開させたわけで、要は人間にとっては自業自得であるのにもかかわらず人間に何の罪も無い様な被害者面で、そんな人間をゴジラは無償の精神で助けてくれる。それは神だからとしても何か納得いかないものが残る。ゴジラに助けてもらっても特に何の反省をするでもなし。



ギャレス・エドワーズ監督の演出方法は寸止め演出。クライマックスまでは肝心な所は見せない。
『トランスフォーマー/ロスト・エイジ』を先に観てしまった事も有ってか物足りなさを感じる。
『スターウォーズ』のスピンオフ作品を監督するとかなんとからしいけど、そっちも寸止め演出でやるのだろうか。
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her/世界でひとつの彼女 [英数字の映画]


★枚数限定ポスター★【ホアキン・フェニックス】her 世界でひとつの彼女 映画ポスター [DS]


『her/世界でひとつの彼女』
"HER" (2013・アメリカ・2h06)
監督・脚本 : スパイク・ジョーンズ
出演 : ホアキン・フェニックス、エイミー・アダムス、ルーニー・マーラ、オリヴィア・ワイルド
声の出演 : スカーレット・ヨハンソン








人工知能の女性と恋に落ちた男。



ネタバレ有。



近未来の物語だけど現代の物語でもあるのだろうと思う。人それぞれ恋愛の対象は自由であり、その事を認める人もいれば認められない人もいる。
そういう話はこれまでも異人種間、階級間、同性間、異星人間と様々形を変え描かれてきた事であり古典的テーマでもあるのだろう。
現在のIT時代からすれば描かれて当然の話なのかも。

進化をし続ける事を宿命とした人工知能とそれに追い付いていけない人間の間では埋める事の出来ない溝が出来てしまう。という結末にはなるほどなあと納得できた。
ネットの彼方に行ってしまった草薙素子と被ったり、『2001年宇宙の旅』のスターチャイルドは人間の進化では無くてHAL9000が進化した姿だったりするのかもなあとかを考えた。



人工知能の存在はリブートされる『ターミネーター』シリーズにも重要な存在になってくるのではないだろうか。『ターミネーター』での人類と敵対する軍事用コンピュータースカイネットを倒すためには人間側につく人工知能が必要となる。元々T-800やT-1000が人工知能を搭載したアンドロイドだったか。

これスゴイ。
【ムービー・マスターピース】 『ターミネーター』 1/6スケールフィギュア T-800 (バトルダメージ版)

https://www.hottoys.jp/item/view/100002649
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THE NEXT GENERATION パトレイバー/第3章 [英数字の映画]


THE NEXT GENERATION パトレイバー/第3章 [DVD]

『THE NEXT GENERATION パトレイバー/第3章』
(2014・日本)
総監督 : 押井守
出演 : 真野恵里菜、福士誠治、太田莉菜、堀本能礼、田尻茂一、しおつかこうへい、千葉繁、筧利夫







エピソード4 「野良犬たちの午後」 (0h48)
監督 : 辻本貴則
出演 : 波岡一喜、三元雅芸
買い出しに行ったコンビニで立て籠もり犯の人質になってしまった特車二課隊員数名。特車二課による制圧作戦が展開される。

エピソード5 「大怪獣現る 前編」 (0h48)
監督・脚本 : 押井守
出演 : 松本圭未、ベンガル、奥田恵梨華、丹古母鬼馬二、隆大介、嶋田久作
熱海沖に未確認巨大生物が出現。たまたま慰安旅行に訪れていた特車二課が対策チームに編入される事となった。



恐らくシリーズの約束事として1本を約48分で納めるべし。というのが有るんじゃないだろうか。エピソード4はその約束のために残念ながらキレの無い作品になってしまったと思う。
48分だと30分アニメの2本分に相当すると思うがそれほどの内容には思えなかった。アクションシーンがかなり良かっただけに半分の24分だったら神回とか讃えられる傑作になった可能性も有ったのかも。
内容においては自由度が高いのだから時間についてももっと自由でいいんじゃないだろうか。そこら辺は何か大人の事情が有るのかもしれないが。



エピソード5は押井流怪獣映画。怪獣が本格的に現れる前に人間はどのような反応を見せ都市はどのような状況になるのかを描くシミュレーションドラマ。日本の首都で戦争が起こったらを描いた『劇場版パトレイバー2』と系統は一緒なのかも。こっちの方はコメディ色が強いが。
後編では本格的に怪獣が現れるような感じ。それでどうやって決着をさせるのかは期待半分不安半分といった所。怪獣は何かのメタファーで哲学的結末方面に行きそうな予感がしてならない。

エンドロールで出演者の中に隆大介さんと丹古母鬼馬二さんの名前を見付けて、隆大介さんは熱海の刑事役だったのだろうなあと見当がついたけど(パッと見では分からなかった)、丹古母さんはどこに出ていたのかが全く見当がつかず。次回予告で女性学者が乗っていた船の船長が丹古母さんだと分かった。
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300〈スリーハンドレッド〉~帝国の進撃~ [英数字の映画]


300: Rise of An Empire

『300〈スリーハンドレッド〉~帝国の進撃~』
"300: RISE OF AN EMPIRE" (2014・アメリカ・1h43)
監督 : ノーム・ムーロ
出演 : サリヴァン・ステイプルトン、エヴァ・グリーン、ロドリゴ・サントロ、レナ・ヘディ、デヴィッド・ウェンハム






スパルタ軍精鋭の300人とペルシャ軍の大軍隊との激しい戦いと時を同じくしてエーゲ海においてはペルシャ軍の大海軍と激しい戦いを繰り広げている者たちがいた。



前作の二番煎じという感じがしないでもない。映像に関しては前作ほどの深みが無いというか異様さが薄れてしまった感じがした。

異様さが薄れたのは本作ではペルシャ軍のドラマにもスポットが当てられていてそのためにペルシャ側に人間性が感じられそれで得体のしれない化け物感が薄れてしまったからではないか。



海外では大ヒットした様なので3作目も作られるのだろうか。次回でギリシャとペルシャの戦いが終わるとして、本作はその3部作の2作目、戦いの発端と終わりへのつなぎを描く物語としての役割は果たしていたんではないかと思う。



今回は海上の船上での戦いがメイン。甲板がおびただしい血の海になっているはずで。そうなると血でヌルヌルになった甲板を滑らずに移動できる履物が重要なアイテムになるのでは。普段の戦闘用の履物の裏に鋲を打つとか。そういう所も見てみたいなあと思う。



最後の方の船上での騎馬シーンがワンカット風で良かった。途中でCGが入っているような感じで、カメラが海中に入ったりもするので厳密にはワンカットではないのかもしれないが、でもワンカットはワンカットなのか。よく分からないがそれでもカッコいいシーンだった事は確か。



丸の内ルーブルにて。丸の内ルーブルの最後のロードショー作品。
7月26日(土)~8月3日(日)の9日間は閉館イベント上映を開催。
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