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ショウビズトゥデイ 1993年10月2日 [ショウビズトゥデイ]



全米映画興行成績ベスト10
"THE JOY LUCK CLUB" 『ジョイ・ラック・クラブ』(ウェイン・ワン製作・監督)
"WARLOCK: THE ARMAGEDDON" 『ザ・ハルマゲドン/ワーロック リターンズ』(ジュリアン・サンズ主演)
"THE PROGRAM" 『クォーターバック』
"THE GOOD SUN" 『危険な遊び』(マコーレー・カルキン、イライジャ・ウッド主演)
の4本が初登場。


インタビュー
『THE PROGRAM』(『クォーターバック』)キャスト クレイグ・シェーファー、ハリー・ベリー、
サラ・ジェシカ・パーカー 『スリー・リバーズ』
ダニエル・デイ=ルイス 『エイジ・オブ・イノセンス/汚れなき情事』

映評
『BOPHA!』(『ボッパ!』)

インタビュー
『BOPHA!』監督&キャスト ダニー・グローヴァー、メイナード・エジアーシー、モーガン・フリーマン監督
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ファーザー [映画]

ファーザーを観た。2020年、イギリス/フランス、1時間37分。
ロンドンで一人暮らしをする高齢の父の事が何かと心配な娘は毎日様子を見に訪れているが新しく出会った恋人と共にパリに移り住む事を決めたため今までのようにはいかない事を父に告げる。しかし翌日父の前には娘の夫を名乗る男が現れパリに移り住む事など有り得ないと言われ困惑する。

アンソニー・ホプキンスが認知症の老人を見事に演じきり今年のアカデミー賞主演男優賞を受賞。受賞も当然、納得の演技である事に異論は無いがアカデミー賞も難病演技にも英国俳優にも弱い所が有るからなあ。と思ってしまう事もなくはない。

難病を扱っていながら感動押し付け作品にはなっていないのが良かった。
自分の親が同じ世代なので重ね合わせてしまってただ観ているだけなのに辛かったりしんどかったりする所は有るけど、それを感動の材料としてファンタジーかの様な使われ方をされるよりシビアにその事について真正面から突き付けてくれた方がより真剣に向き合える気がする。

物語の見せ方は時に娘の目線も有るがあくまで父親の目線。でもこれが本当の認知症の人の物の見え方かというとそれは多分違うのではないかと思う。物語性を高めるためという所は意識しているだろうし。認知症の人が自分にはこの様に物事が見えているとはっきりとは語れないわけで、認知症の人が何かの効果的な治療によって劇的に快復してその時どの様に物事を見ていたか仰られている事例とかは有るのだろうか?もし有ったとしてもそれが全ての人に当てはまらないだろう。
本作の場合も他人から見て恐らくこうではないかという想像の部分は有りつつ、入念なリサーチや観察などを反映させる事で、しかも名優アンソニー・ホプキンスの名演でまるで真実かの様に思えてしまうのだろうと思う。

気になるのは認知症の方の感情の部分。記憶は曖昧になってしまっているが感情はこれまでとは変わらないでいるのか。感情の記憶という所ではついさっき嬉しかったり悲しかったりした事の記憶が曖昧になってしまうのか。主人公の最後の感情もあれはあの時の感情そのものではなくて過去の少年時代の記憶があの時に呼び起こされたという事だろうし。
人間以外の生き物もそうなのかもしれないが人間は記憶の積み重ねの上で生きているのだろうと思う。
"現在"は一瞬で過ぎ去り"過去"の記憶が膨大に積み重なり続ける。そのてっぺんで人は生きている。五感の記憶や感情の記憶の情報処理を脳は覚醒時には常にしているわけでその仕組みがどうなっているのかはさっぱり分からないがとんでもなく高度な事を毎日毎時間毎秒し続けているのだろう。それを処理出来る能力が一人一人それぞれに違って、自分もここ2、3年で人の名前とか言葉とかが全然出てこなかったりしてまずいなと感じていたりする。
イメージとして認知症の方は新しい記憶が砂の様にサラサラと降り注いで積み重ならずにこぼれ落ちてしまうのではないだろうか。なので過去のしっかりと積み重なっている特定の記憶が順不同で最新の記憶となり、そこに周囲の人との最新の差異が生じる。それを埋め合わせる事は現代の最新医療をもってしてもあまり期待は出来ないのならばそれを事実として受け入れてこれまでとは違う別々の生き方をそれぞれで進むべきではないかと本作では結論付けている。それが親に対して冷たいという事ではなく、お互いにとって最善であると。

介護施設の中庭のオブジェがデカくておっかない。さすがパンク発祥の地イギリスとも思えるが、何か有名なオブジェだったり特別な意味が有ったりするのだろうか。
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きょうのポストカード(宇宙戦争) [映画のポストカード]

本日のBS日テレ夜8時からの日曜ロードショーは宇宙戦争

確か前売りの特典だったような気がする。
宇宙戦争.JPG

角度を変える事で見えるものが変わる。
宇宙戦争(英語).JPG
宇宙戦争(日本語).JPG

こういった印刷物を子供の頃から見てきたけど今まで正式な名称を知らず、「傾ける角度で変わる 印刷物」で検索したら「レンチキュラー」と呼ばれるものと分かった。
日本的な名称は無いみたいで、それに「レンチキュラー」って言われてもなんのこっちゃ分からないし、だから「角度を変えると画像が変わる!」みたいな感じで言い表すしかなかったのかもしれない。
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