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2008年6月に観た映画 ブログトップ
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リボルバーをみました [2008年6月に観た映画]

『リボルバー』
“REVOLVER” (2005・イギリス=フランス) 1h55
監督・脚本 : ガイ・リッチー  製作・脚本 : リュック・ベッソン
出演 : ジェイソン・ステイサム、レイ・リオッタ、アンドレ・ベンジャミン、ヴィンセント・パストーレ、マーク・ストロング

[カチンコ]G・リッチー監督どーしちゃったんだろう?と心配になるぐらいに意味不明な映画でした。

前作『スウェプト・アウェイ』(2002)が、大コケした影響だろうか?
“マドンナの旦那”と呼ばれる事の不満が爆発したのだろうか?
初コンビを組んだL・ベッソンと上手くいかなかったのだろうか?
等と、色んな要らぬ心配をしてしまいます。

ただ、『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルス』(1998)や『スナッチ』(2000)と同じ世界観の映画ですが、その2作とは違う重厚な方向に行こうとしているのも垣間見えます。
この映画では上手くいかなかったように思えましたが、将来その方向で傑作が作られた時にはこの映画が重要な意味を持つのかも。

[カチンコ]殺し屋役のM・ストロングがカッコよかった。
登場シーンはあまり多くはないですが、活躍を見せるシーンはG・リッチー監督のかつての勢いを見れます。
『スターダスト』(2007)で王の座を狙う王子の1人だった人らしいのですが、この映画では全くの別人のようで、恐らくかなりのM・ストロングファンの方以外で気付く人はいないと思います。

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アフタースクールをみました [2008年6月に観た映画]

『アフタースクール』
(2008・日本) 1h42
監督・脚本 : 内田けんじ
出演 : 大泉洋、佐々木蔵之介、堺雅人、常盤貴子、田畑智子、北見敏之、山本圭、伊武雅刀

[カチンコ]謎と秘密の物語。

この話しを思いついた事にただ感心ひたすら感心です。
謎と秘密を途中で解き明かすのは無理なように思えます。
そこは素直に監督の手の中であっちこっちに振り回されまくった方が良いです。

前半の勢いが途中で失速したかに思えましたが、ネタばらしでやられまくりでした。
あの人がアレで、この人もアレだったのかぁ!と驚きの連続。
失速したかに思えたのも、恐らく意図的に話の流れを止めたのではないでしょうか?
ずっと一本調子ではスーッと流れていってしまいますが、一旦溜めを作る事によってより大きな爽快感が得られたように思えました。
こんな話しを思いつく人ですから、それぐらいの事は完全に計算づくでやっているはずです。

至る所に伏線や小ネタが張られまくっているので、観た内容を忘れない内にもう一回観ればもっと面白そう。
その点で現在の主な映画館の上映形態からすると、DVD向きなのかも。

[カチンコ]内田監督の前作『運命じゃない人』(2004)の出演者が出ていないのはちょっと寂しかった。
そういう“内田組の常連俳優”といった事をやらないクールな人なのでしょうか?

それと、これは絶対に有るだろうなぁと思ったんですが、大泉洋さん扮する主人公の中学生時代でモジャモジャ頭の中学生が出てくるだろうと。
間違いなく笑いの取れるところだと思いますが、それをやらない内田監督、やっぱりクールなんだろうなぁ。

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最高の人生の見つけ方をみました [2008年6月に観た映画]

『最高の人生の見つけ方』
“THE BUCKET LIST” (2007・アメリカ) 1h37
製作・監督 : ロブ・ライナー
出演 : ジャック・ニコルソン、モーガン・フリーマン、ショーン・ヘイズ、ビヴァリー・トッド、アルフォンソ・フリーマン

[カチンコ]死を目の前にした男二人の物語。

[カチンコ]邦題ではありますが、“最高の人生”とはなんぞや?
と、この映画を観た後に考えてみますと、“悔いの無い人生”ではないかと思いました。

カーター(M・フリーマン)とエドワード(J・ニコルソン)が共に過ごした短い時間。
それはカーターにとっては、自分がこれまで歩んできた人生が、叶えられなかった夢は有ったけど悔いのない人生だったと確認するためのものであり。
エドワードにとっては、悔いが有ることを認め、それを改めるためのものではなかったかと思います。

[カチンコ]オスカー俳優の共演と言うのも結構有りますが、J・ニコルソン、M・フリーマンの共演はやっぱり良かった。
重苦しい雰囲気になりそうなところをサラッと演じて見せてくれて。

最近のM・フリーマンはかつてのジーン・ハックマンの様に“名優、役を選ばず”の域に達してしまった感がありましたが、良い役を選ぶとさすがに良いです。

J・ニコルソンはスキンヘッドが似合ってました。『地獄の黙示録』のカーツ大佐みたいで。

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ラスベガスをぶっつぶせをみました [2008年6月に観た映画]

『ラスベガスをぶっつぶせ』
“21” (2008・アメリカ) 2h02
監督 : ロバート・ルケティック  製作・出演 : ケヴィン・スペイシー
出演 : ジム・スタージェス、ケイト・ボスワース、ジェイコブ・ビッツ、アーロン・ヨー、ライザ・ラビラ、ジョシュ・ギャッド、ローレンス・フィッシュバーン

[カチンコ]若者が才能を見出される、その才能を発揮する、調子に乗る、挫折する、立ち直る。

定番と言えば定番なお話しでした。そのお話しに乗っかるには、登場人物、特に主人公に感情移入出来るかが重要になってくると思います。
その点でこの映画の主人公が親しみやすいキャラなのかというと、個人的にはちょっとダメでした。
ヤなヤツではないけど、好感も持てない。苦学生で性格も悪くないんですけど何でダメだったんでしょう?ちょっと優等生過ぎたのかもしれません。
しかし終盤、話しがちょっと意外な展開になるのでそこからは面白かった。

[カチンコ]若者達が主役で、若者向けの作品ながら上映時間は2時間ちょっと越えの長め。
テンポが悪いという感じではなかったですが、もうちょっと短い方が良かった気がします。

[カチンコ]K・スペイシーが良かった。大学教授の役で、講義の時の話術はさすがスタンダップコメディアン出身だけあって面白かった。

[カチンコ]ポーカー映画は数多く観てきましたが、ブラックジャックは初めてかもしれない。
何故今まであまり作られてこなかったのか?その理由がこの映画を観て分かった気がします。
映画の中で描くにはゲーム性としてはポーカーほどには面白くない。
この映画がブラックジャックを面白く見せるのが目的ではないからかもしれません。あくまで金儲けの手段。
しかし、金儲けの手段であるブラックジャックの攻略法が誰にでも分かるように描かれていないのはどうかと思う。
分かる人には分かるんでしょうけど。

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山のあなた 徳市の恋をみました [2008年6月に観た映画]

『山のあなた 徳市の恋』
(2008・日本) 1h34
監督・脚色・編集 : 石井克人
出演 : 草彅剛、マイコ、加瀬亮、広田亮平、堤真一、三浦友和

[カチンコ]山あいの温泉地のゆっくりとした時間。

ここ最近殺伐とした映画ばかり見ていたので、そのゆっくりとした時間が心地よかった。
誰一人として死なない映画を観たのは久し振りのような気がします。

『按摩と女』(清水宏監督、1938年)の完全カヴァー作品と言う事で、当時の言葉遣いも忠実に再現されています。
現在ではほとんど聞かれない言葉遣いが妙に可笑しかった。
特に少年の「ぼく、ヤだいっ!」や、「ぼく、ヤだぁ~ん。」が耳に残ります。

[カチンコ]自分としては丁度いいタイミングで観れましたが、観るタイミングが大事な映画のように思えました。
気持ちがパッキンパッキンに張り詰めていて、もう一押しでポキッといってしまいそうな方には良いかもしれません。
しかし気持ちがフニャフニャで、「さぁ!気合入れ直して頑張ろう!」と思っている方が観てしまうと、せっかくの気持ちが萎えてしまうかも。

何かの映評で、石井監督が現代にこの映画をリメイクする意味とはなんなのか?
といった感じの事が書かれていましたが、確かに『鮫肌男と桃尻女』(1998)の石井監督からするとなんなんだ?と思えますが、最近の『茶の味』(2003)の石井監督からすると納得できます。
今は石井監督自身がこの映画の中のゆっくりさに浸っていたいのだろうと思います。
こっち系も撮り、『鮫肌~』系も撮り。といった両極端な事が出来れば面白い事になりそう。

[カチンコ]草彅剛さんが良かった。
映画でしかその演技を観た事が無いのですが、個人的な勝手な印象からすると草彅さんは、不思議な人。
この映画は特に不思議で良かった。

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Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼をみました [2008年6月に観た映画]

『Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼』
“MR.BROOKS” (2007・アメリカ) 2h00
監督・脚本 : ブルース・A・エヴァンス  製作・出演 : ケヴィン・コスナー
出演 : ウィリアム・ハート、デミ・ムーア、デイン・クック、マージ・ヘルゲンバーガー、ダニエル・バナベイカー

[カチンコ]かつてのアメリカの良心K・コスナーが完璧な殺人鬼となる。

[カチンコ]ここの所、人がやたらと死ぬ映画ばかり観ていたので、この映画を観るのも少し気が重かったのですが、観たら結構面白かった。
殺人鬼目線から描かれているので道徳観や倫理観は欠けていますが、その代わり殺人鬼としての本能や悩み苦しみが描かれていてお話しとしては面白かったと思います。
ただ、ちょっと長かった。K・コスナー自身が「長い映画が好き。」と、何かのスピーチで言っていたのを思い出しました。

[カチンコ]ラストが少しデ・パルマっぽい所はデ・パルマ好きには嬉しかった。
ついでに長回しも見たかった所です。

[カチンコ]W・ハートが良かったです。
個人的にはW・ハートはインテリでスマートな役のイメージが強いのですが、
この映画では主人公の邪悪な別人格。という野卑でインテリとはちょっと違うズル賢そうな役です。
でもそれが上手い。上手い人は何をやらせても上手いという事でしょうか。

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シューテム・アップをみました [2008年6月に観た映画]

『シューテム・アップ』
“SHOOT'EM UP” (2007・アメリカ) 1h26
監督・脚本 : マイケル・デイヴィス
出演 : クライブ・オーウェン、ポール・ジアマッティ、モニカ・ベルッチ

[カチンコ]ドンパチドンパチドンパチ・・・以下延々と続く。

という感じのアクション映画でした。
『ランボー 最後の戦場』に勝るとも劣らないくらいに人がバタバタと撃ち殺されます。
中にはニンジン刺されてあの世逝きの人も。
しかしこの映画では『ランボー』ほどのグロテスクさは感じず、
撃った。当たった。死んだ。というゲーム感覚に近いものを感じました。
それが果たして良い事なのか悪い事なのかの判断は難しいところですが、
アクション映画としては有りだと思いました。

アクションのアイデア、手を変え品を変えのシチュエーションは楽しませてくれます。
それと、銃器に関するこだわりは相当なものに思えました。
銃は水に浸かったら撃てなくなる。とか、撃った後の銃身は火傷するほどに熱くなっている。とか、他のアクション映画ではおざなりになっている所をきちんと見せてくれて勉強になりました。


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