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ボーダーライン [ハ行の映画]


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『ボーダーライン』
"SICARIO” (2015・アメリカ・2h01)
監督 : ドゥニ・ヴィルヌーヴ
出演 : エミリー・ブラント、ベニチオ・デル・トロ、ジョシュ・ブローリン、ダニエル・カルーヤ、ジョン・バーンサル、ジェフリー・ドノヴァン、フリオ・セサール・セディージョ








FBIの誘拐即応班に所属する女性捜査官が専門外のメキシコ麻薬組織を捜査する特殊チームにスカウトされる。女性捜査官はその活動内容を詳しく明かされないまま、アメリカとメキシコの麻薬戦争の最前線に立つ事となる。



良い映画だった。
麻薬を必要悪としその流通を自分たちでコントロールしたいアメリカはメキシカンカルテルが邪魔でなんとか排除したい。当然メキシコ側はそれに対抗して麻薬戦争激化。
その戦争の最前線に立つ謎の男、FBIという立場を利用される女性捜査官、そしてCIA。
そういったアメリカとメキシコの麻薬戦争のシビアな現実をシビアに描き、そこには安っぽい感動もないし爽快感などあるはずもない。後に残るのは厳しい現実に打ちのめされる無常感。
麻薬戦争は麻薬撲滅のためではなく利害関係によって行われ、結局どこにも正義は存在しないのだと唯一正義のために行動する女性捜査官は思い知らされる。



エミリー・ブラントが強い女性で麻薬戦争の中で大活躍といった所を観る前は想像したが、そうは行かずなす術無しの傍観者状態であるけど、美しいので問題なし。窮地に立たされる美女が絵になる。
ベニチオ・デル・トロは存在自体がカッコ良く、ジョシュ・ブローリンは胡散臭くて良かった。
美女と渋いおっさん二人が良かった。
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ハロルドが笑う その日まで [ハ行の映画]


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『ハロルドが笑う その日まで』
"HER ER HAROLD" (2014・ノルウェー・1h28)
監督・脚本 : グンナル・ヴィケネ
出演 : ビョルン・スンクェスト、ファンニ・ケッテル、ビヨーン・グラナート








ノルウェーで家具店を営む男はすぐ隣に大型家具量販店IKEAがオープンした事によってそれまでの生活を壊される。思い付きでIKEA創業者の誘拐を計画するがその道中で知り合った少女が仲間に加わることになった。



素人による犯罪。そのずっこけっぷりが笑いを誘い、心温まる結末を迎える。
ゲラゲラ笑ったのちにほっこり。というのがベストだろうけど、ゲラゲラというほどにはいかないのはお国柄の違いによるのだろう。
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バベットの晩餐会 デジタルリマスター版 [ハ行の映画]



『バベットの晩餐会 デジタルリマスター版』
"BABETTES GASTEBUD" (1987・デンマーク・1h42)
監督・脚本 : ガブリエル・アクセル
出演 : ステファーヌ・オードラン、ビルギッテ・フェダースピール、ボディル・キュア、ヤール・キューレ、ジャン=フィリップ・ラフォン



デンマークの片田舎に暮らす老姉妹は牧師だった父親の教えを守り村人とともに清貧な生活を送っていたが、村人たちも年老いて小さないざこざが絶えなかった。ある日姉妹に仕えていた淑女バベットに大金が入り亡き牧師の生誕百年を祝う晩餐会を自分の手料理でもてなしたいと申し出る。晩餐会は村人たちのわだかまりを洗い流し過去の出来事も懐かしい思い出へと変える催しとなった。



キリスト教的な意味合いの強い作品なのだろうと思う。寓話というか。
貧しくても信仰心が有ればやがて明るい最期を迎えられるでしょう。と。
そうとでも思わなきゃこの世に生きる意味を見出せない。という所は有るのか無いのか。



『バベットの晩餐会』を文字だけ見て半濁音の『パペットの晩餐会』だと思っていて、なのでカエルのカーミットとかが賑やかなパーティーをするクリスマスムービーかと思っていた時期もありました。



晩餐会を給仕として手伝う少年が良かった。ほとんど喋らないけど有能な給仕っぷりが良かった。ああいう人に私はなりたい。
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バットマン VS スーパーマン ジャスティスの誕生 [ハ行の映画]


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『バットマン VS スーパーマン ジャスティスの誕生』
"BATMAN V SUPERMAN: DAWN OF JUSTICE” (2016・アメリカ・2h32)
監督 : ザック・スナイダー
出演 : ヘンリー・カヴィル、ベン・アフレック、ジェシー・アイゼンバーグ、エイミー・アダムス、ジェレミー・アイアンズ、ガル・ガドット、ダイアン・レイン、ローレンス・フィッシュバーン、ホリー・ハンター






バットマンとスーパーマンはそれぞれヒーローとして悪と闘っていた。しかしスーパーマンの超人的能力は一部の人間には脅威として取られバットマンもまた危険視していた。



ファンの方の間では賛否が分かれているようだけど、特にファンなわけではないのでDCコミックのスーパーヒーロー集結のジャスティス・リーグへ向けての序章といった位置付けでは別にこんなもんでいいんじゃないかなあと思った。

ハリウッド大作映画好きとしてはアクションシーンが『マン・オブ・スティール』の時みたいにガラガラガッシャーンとしてて迫力があって楽しい。
クライマックスでは稲光ピカピカーみたいなエフェクトが多用されて。あれは日本のアニメ、特撮からの影響なのだろうかと思ったりした。



二大スーパーヒーローとは言ってもバットマンとスーパーマンが戦ったらスーパーマンの方が圧倒的に強くて、そのためバットマンはスーパーマンの弱点を攻めるしかない。
それが二人のヒーローとしての個性の違いという事なのか。
スーパーマンが光の存在とするなら、その輝きによって作り出される影、闇の中でバットマンは活躍する。二人はアベンジャーズの様に同じ場所に並び立つのではなくて、共闘はしてもそれぞれ別々の場所で自分なりの闘い方をする。といった方向性なのかなあと思った。
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ヘイトフル・エイト [ハ行の映画]


Hateful Eight [DVD] [Import]

『ヘイトフル・エイト』
"THE HATEFUL EIGHT" (2015・アメリカ・2h48)
監督・脚本 : クエンティン・タランティーノ
出演 : サミュエル・L・ジャクソン、カート・ラッセル、ジェニファー・ジェイソン・リー、ウォルトン・ゴギンズ、ブルース・ダーン、ティム・ロス、マイケル・マドセン、デミアン・チビル、ジェームズ・パークス







賞金稼ぎの男はおたずね者の女を捕らえ引き渡しに向かう道中吹雪に遭い山小屋に避難する。他にも数名が避難していたがその山小屋で居合わせたのは偶然ではなかった。



前回はウトウトしてしまったので途中退出。その翌日、改めて観たら記憶に残っていない所が多くてウトウトではなくしっかり寝ていた事が判明した。

暴力で成り立ってきたアメリカ史を密室サスペンスという枠組みの中で検証した。といった所だろうか。



ザーンとバーンとダーン
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僕だけがいない街 [ハ行の映画]


映画「僕だけがいない街」オリジナル・サウンドトラック

『僕だけがいない街』
(2016・日本・2h00)
監督 : 平川雄一朗
出演 : 藤原竜也、有村架純、石田ゆり子、中川翼、鈴木梨央、及川光博、林遣都、安藤玉恵、杉本哲太







男の目の前で起きた事件限定で事件以前の時間が繰り返される現象が起きる。男が何らかの行動を起こせば事件を未然に防げる可能性が有った。ある日男の母親が刺殺され、男は時間が戻る事を願うが時間は18年前にまで戻るのだった。



SFミステリーとして期待していたが、そこは日本映画なので最後はお約束の感動作品になってしまいとても残念。



石田ゆり子さんは『未来少年コナン』が好きと昔テレビ番組で仰られていた。という事で石田さんはいい人。いや、美人で尚且ついい人。

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絵コンテパターンのシャツ着ている人見かけたら思わずガン見してしまうかもしれない。
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ひつじのショーン スペシャル ~いたずらラマがやってきた!~ [ハ行の映画]


Shaun the Sheep: The Farmer's Llamas (Tales from Mossy Bottom Farm)

『ひつじのショーン スペシャル ~いたずらラマがやってきた!~』
"SHAUN THE SHEEP: THE FARMER'S LLAMAS" (2015・イギリス・0h28)
監督 : ジェイ・グレイス









牧場にいたずら好きな3頭のラマがやって来た。最初は一緒に面白がっていたショーンだったがラマたちのいたずらはエスカレートするばかりで困ってしまうのだった。



ひつじのショーン テレビシリーズ ベストセレクションとして「サタデー・ナイト・ショーン」「パーティーをしよう」「ショーンの恋」「ティミーのぬいぐるみ」「おもいでの木」を同時上映。

スペシャルにテレビシリーズからの選り抜きという事でどれも面白い。さすがアードマン。

テレビシリーズは現在まで第5シーズン、150話まで作られているとの事で、そうなると中には今イチだったり、とんでもない内容だったり、作画崩壊ならぬストップモーション崩壊だったりする回も有ったりするんだろうか。これだけ質の高いものを見せられるとそっちの方が気になってしまう。
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ビューティー・インサイド [ハ行の映画]


The Beauty Inside O.S.T

『ビューティー・インサイド』
(2015・韓国・2h07)
監督 : ペク
出演 : ハン・ヒョジュ、イ・ドンフィ、ムン・スク、上野樹里







青年は18歳のある日突然目覚めると別人の姿になっていた。その日以来毎日目覚めると違う別人の姿になり元の自分の姿に戻ることは無かった。12年後、青年は運命の女性と出会い恋に落ちる。



池袋シネマ・ロサにて。
ロサで上映されたので観た。ロサで上映されなかったら多分観なかった。
1人の役を123人が演じるという映画史上初の試み。色んな事考えつくもんだなあと感心するばかり。
そういった特殊な設定の上で愛の本質的な所が描かれる。愛情の対象となるのは内面なのか外見なのかといった。
結果的には内面。映画的には内面。



愛する女性に自分の特異体質を知られないため不眠を続ける主人公というシチュエーションで『ハクション大魔王』の最終回を思い出す。
大魔王と姫を壺に戻さないためにくしゃみとあくびを我慢しなければならない。睡眠もくしゃみもあくびも生理現象なので止められる事は出来ず。
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不屈の男 アンブロークン [ハ行の映画]


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『不屈の男 アンブロークン』
"UNBROKEN" (2014・アメリカ・2h17)
製作・監督 : アンジェリーナ・ジョリー
出演 : ジャック・オコンネル、MIYAVI、ドーナル・グリーソン、フィン・ウィットロック、ギャレット・ヘドランド、ジェイ・コートニー








陸上長距離走でベルリンオリンピックにも出場した男は第二次大戦下で過酷な運命を辿る事となる。しかし男は何事にも挫けない不屈の精神を持っていた。



アンジェリーナ・ジョリーの監督2作目。1作目の『最愛の大地』は未見。
『最愛の大地』はボスニア・ヘルツェゴビナ紛争を背景にした人間ドラマであるようで硬派な作品が好みの様。
硬派というかSっ気たっぷりというか。本作を観た限りでは。
主人公を過酷な状況へとことん追い詰める。決して心が折れる事のない男なのだから、それを示すためにはより過酷な状況に追い込む事が何よりも効果的なわけで。
とは言ってもどこまでやっていいものなのか、各所への気配り(政治的な事も含めて)とか良心的なためらいとかで妥協してしまう所も有るんではないかと思うが、本作のアンジェリーナ・ジョリー監督にブレは無かった様に思う。とことんまで追い詰めた。なので観ていてしんどいのだけど。
妥協の無さは作品への自信とか信念に基づいているんだろうと思う。それプラス監督のSっ気で。って勝手にSって決めつけてるけど。
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俳優 亀岡拓次 [ハ行の映画]



『俳優 亀岡拓次』
(2015・日本・2h03)
監督・脚本 : 横浜聡子
出演 : 安田顕、麻生久美子、宇野祥平、三田佳子、山崎努



知ってる人なら知っている映画、テレビドラマの名脇役亀岡拓次の酒と芝居と恋愛について。



横浜監督の短編、中編は観ていないのだけど、長編2作品『ジャーマン+雨』『ウルトラミラクルラブストーリー』の印象からすると大分一般向けになっているなあと感じた。それは原作付きだからなのかもしれない。
一般向けとはいえ、純愛・難病・お涙頂戴とは無縁。純愛は有るか。

倉庫でのオーディションシーンが横浜監督らしいなと思った。常連の野嵜さん出てたし。

横浜監督は一般向けを意識しないと独自の世界に突き進んでいって大半の観客を置いてけぼりにしてしまうタイプの様な気がする。
独自の世界は何か物事を表現する上で大切だと思うが、そこにどっぷりでは分かる人にしか分からないだろうし、独自の世界を持ちつつ一般の方に近寄ってもらえると一般人としては有り難い。



安田顕さんはどうも稲川淳二さんに見えてしまう。
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パディントン [ハ行の映画]


ポスター A4 パターンG パディントン 光沢プリント

『パディントン』
"PADDINGTON" (2014・イギリス・1h37)
監督・原案・脚本 : ポール・キング
声の出演 : ベン・ウィショー、イメルダ・スタウントン、マイケル・ガンボン
出演 : ヒュー・ボネヴィル、サリー・ホーキンス、マデリーン・ハリス、サミュエル・ジョスリン、ジュリー・ウォルターズ、ニコール・キッドマン、ピーター・キャバルディ、ジム・ブロードベント





ペルーのジャングルからロンドンにやって来た英語が話せる礼儀正しいクマ。
ロンドンにやって来た目的は自分が住む家を見付ける事。ロンドンにつてが有るのはその昔ジャングルに来た探検家だけだったが探検家協会に問い合わせるとその存在は抹消されていたのだった。



居候系ドタバタアットホームコメディ。日本では昔オバQ、今だと妖怪ウォッチになるんだろうか。妖怪ウォッチ見た事ないので分からない。
https://www.youtube.com/watch?v=e3u3f5LFBSs

人の言葉喋るクマが居候でいたらそりゃ面白い。



ニコール・キッドマンの受話器ボケが見れるのも珍しい。
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ブリッジ・オブ・スパイ [ハ行の映画]


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『ブリッジ・オブ・スパイ』
"BRIDGE OF SPIES" (2015・アメリカ・2h22)
製作・監督 : スティーヴン・スピルバーグ
出演 : トム・ハンクス、マーク・ライランス、スコット・シェパード、エイミー・ライアン、アラン・アルダ









東西冷戦時代。ソビエトのスパイを弁護する事になったアメリカ人弁護士。自由国家アメリカを内外に印象付けるための形式的弁護と周囲は位置付けていたが、弁護士はスパイの有効活用を訴え死刑を回避させる。
その事で猛烈に非難を受ける弁護士だったが、ほどなくスパイの有効活用を実証出来る機会が訪れる。



スピルバーグ作品だけに良く出来ているとは思うが、何か飛び抜けて良かったという所は無かった。
マーク・ライランスがアカデミー助演男優賞を受賞という事で良い演技だったんだろうけど、観たのがノミネート発表後、授賞式前という事で心情的にこれが最後のチャンスかもしれないスタローンにあげたいという思いが強く、なんだろう?勝手にライバル視していたのかもしれない。
この時はスタローンいけると思ってたはず。



実はコーエン兄弟が脚本。というか脚本の手直しをしたみたいな事らしい。
スピルバーグとコーエン兄弟って作風的になんか合わない気がするけど。スピルバーグの残酷描写はえげつなかったりするしそこら辺は気が合うのか。
トム・ハンクスが引き合わせたんだろうか?

追記
2010年のコーエン兄弟監督作『トゥルー・グリッド』でスピルバーグが製作総指揮で既にお仕事されていた。
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ブラック・スキャンダル [ハ行の映画]


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『ブラック・スキャンダル』
"BLACK MASS" (2015・アメリカ・2h03)
製作・監督 : スコット・クーパー
出演 : ジョニー・デップ、ジョエル・エドガートン、ベネディクト・カンバーバッチ、ロリー・コクレイン、ジェシー・ブレモンス、ケヴィン・ベーコン、アダム・スコット、デヴィッド・ハーバー、ピーター・サースガード、ダコタ・ジョンソン







1975年、ボストン。野心に燃えるFBI捜査官は幼馴染の町のギャングと手を組みイタリアンマフィアの大物の逮捕に成功する。
その事をきっかけにFBI捜査官とギャングの癒着は切っても切れないものになっていった。



FBI史上最悪のスキャンダルという事。
最悪が色んな所にいくつでも有るなアメリカ。といった感じ。日本も負けてないだろうけど。
そんないくつも有る最悪の中でそんなに目立って最悪でもなかったなあ。といった所。

ジョニー・デップの扮装が見所だろうか。扮装好きだなジョニー・デップ。といった感じ。やり過ぎの様な気もしたが。



予告の曲がカッコいい。本編ではどこで流れたのか全く気付かず。



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バーバリアンズ セルビアの若きまなざし [ハ行の映画]



『バーバリアンズ セルビアの若きまなざし』
"VARVARI" (2014・セルビア=モンテネグロ=スロヴァキア・1h27)
監督・脚本 : イヴァン・イキッチ
出演 : ジェリコ・マルコヴィッチ、ネナド・ペドロヴィッチ



仲間とつるみ地元のフットボールチームを熱烈にサポートするセルビアの若者。
好意を抱いているのに振り向いてくれない女の子、失踪した父親、うだつの上がらない自分自身、コソボの独立問題。様々な問題が若者を悩ませていた。



セルビアはかつてのユーゴスラビア。ユーゴスラビア時代には民族紛争が激しかったぐらいの知識しかない。
色々あって経済制裁を受けて国は疲弊したとの事。
疲弊した社会で生きなければならない若者たち。将来の事だったり恋愛の事だったり家族や友人の事だったり、若者の悩みは世界共通と言えるのではないかと思うが、それが社会状況がどの様であるかによってそれらの重みや深刻さは変わってくるのだろうと思う。

南東ヨーロッパの若者たちの悩みや苦しみ。世界に打って出ようとしている日本にとってその問題は他人事ではなくて回り回って何らかの影響を受けるのだろうと思う。世界と渡り合うのにはそれくらいの覚悟がなければいけないのかもしれない。
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ヘリオス 赤い諜報戦 [ハ行の映画]



『ヘリオス 赤い諜報戦』
"赤道" (2015・中国・1h58)
監督・脚本 : リョン・ロクマン/サニー・ルク
出演 : ニック・チョン、チャン・チェン、ジャニス・マン、チェ・シウォン、チ・ジー、ジャッキー・チュン、ショーン・ユー、ワン・シュエチー



韓国が開発した小型核爆弾が何者かによって奪われ香港に持ち込まれる。緊急事態解決のため中国、香港、韓国の合同チームが編成されるがそれぞれの事情と犯人の思惑が複雑に絡み合っていた。



アジアを舞台としたアジアによる核パニックサスペンスアクション。ハリウッドと対抗できるスケール感があったと思う。
そこに日本があまり参加できていないのはもっと複雑な事情が絡んできてしまうからだろうか。日本が参加してもあまり役に立ちそうにないが。



話の流れからしてこれは終わらないんじゃないかと思ったら終わんなかった。監督コンビ作『コールド・ウォー香港警察二つの正義』でもそんなような感じだったので、またかといった感じ。
それは事前に前後編であるとか三部作であるとかの告知をしておけばいいんじゃないかと思うけど。
香港映画(なのか?製作国は中国)なだけにこの先どうなるのか行き当たりばったりなところがあったりするのかもしれない。



アジアのスーパースタージャッキー・チュンの出演作品を観るのは多分初めて。
何度も何度も出演者の名前を見て「ああ、この映画にジャッキー・チェン出てんだ」と思ってよく見たらジャッキー・チュンだった。という経験を繰り返してきてついに観た。顔はまだ覚えきれていない。
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