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荊棘(ばら)の秘密 [ハ行の映画]

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『荊棘(ばら)の秘密』
(2016・韓国・1h42)
監督・脚本 : イ・ギョンミ
出演 : ソン・イェジン、キム・ジュヒョク、シン・ジフン、キム・ソヒ、チェ・ユファ



選挙活動中の男の一人娘が行方不明になった。それでも選挙活動が続く中、妻が娘の行方を追う内に娘が隠していた秘密が明らかになっていく。



ドロドロの政治ドラマかと思っていたら、女子学生の隠された秘密と学校生活の闇を描くドロドロ系。かと思っていたらもうひとひねり有って。どれにしてもドロドロはしてた。
その先の読めない展開が面白かった。パク・チャヌクが脚本に参加しているという事で最終的に行き着いた所にも納得。



妻の夫へのビンタ3倍返しがカッコいい。
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ハドソン川の奇跡 [ハ行の映画]


ポスター/スチール 写真 アクリルフォトスタンド入り A4 ハドソン川の奇跡 光沢プリント

『ハドソン川の奇跡』
"SULLY" (2016・アメリカ・1h36)
製作・監督 : クリント・イーストウッド
出演 : トム・ハンクス、アーロン・エッカート、ローラ・リニー、マイク・オマリー、アンナ・ガン









2009年1月15日、155人を乗せた航空機のエンジンが飛行中に止まるが機長の判断でハドソン川に不時着し全員の命が救われた。メディアが機長を英雄として祭り上げる一方で事故調査委員会は機長の判断に疑いを持った。



本作では機長一人を英雄とするのではなく、救助に携わった人たちすべてがその場で全力を尽くした結果155人の命が助かったのだ。と描いている所が良かった。

事故調査委員会にしても物語としての便宜上悪役っぽい感じにはなっているけど、あの人たちもあの人たちの仕事に責任を持って行なっているのであって。でも憎たらしかったけど。



副機長役のアーロン・エッカートが良かった。もしかしたら主役よりも準主役とかの方が良かったりするのかも。



劇中『グラン・トリノ』の看板がチラッと映った。2009年1月は丁度全米公開時期。イーストウッドは今回も一応カメオ出演になるのだろうか。

本作の機長役はもうちょっと若い頃だったら自分で演じたい役だったんじゃないかと勝手に想像。

いつも通りにマルパソプロダクション製作。そういえばマルパソプロダクションって社名ロゴみたいのは無いんだよなあとふと思った。
1968年に設立。来年50周年。当時は今みたいにオープニングで映画会社のロゴが3つも4つも現れる事も無かっただろうし、だったらロゴも作んないでいいやという事だったのか。
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ボーダーライン [ハ行の映画]

ポスター/スチール写真 A4 パターンA ボーダーライン 光沢プリントポスター/スチール写真 アクリルフォトスタンド入り A4 パターンD ボーダーライン 光沢プリントポスター/スチール写真 A4 パターンB ボーダーライン 光沢プリント











『ボーダーライン』
"SICARIO" (2015・アメリカ・2h01)
監督 : ドゥニ・ヴィルヌーヴ
出演 : エミリー・ブラント、ベニチオ・デル・トロ、ジョシュ・ブローリン、ダニエル・カルーヤ、マキシミリアーノ・ヘルナンデス、ジョン・バーンサル、ヴィクター・ガーバー



FBIの誘拐即応班のリーダーである女性捜査官がメキシコ麻薬カルテルの大物の行方を追うチームに出向する事となった。



早稲田松竹にて『レヴェナント 蘇えりし者』との2本立て。『レヴェナント 蘇えりし者』は観なかった。



ロードショー公開時に観た時から4か月半ほど経って早稲田松竹で上映されて、もう1回観たいなあと思い観た。
やはり良く出来たどんより映画。良いどんよりと悪いどんよりが有るとすれば良いどんより。

アメリカ、メキシコ間の麻薬戦争は映画であっても安直なハッピーエンドなど許されないどうにもならない深刻な状況で。
どうにかしなければならないんだけど、そのためには現在がどうにもならない状況である事をしっかりと認識する事が先ず重要という事なんではないか。



ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督はこの後は『メッセージ』『ブレードランナー2049』と期待のSF映画が待っている。
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ハイ・ライズ [ハ行の映画]


ポスター/スチール写真 A4 パターンA ハイ・ライズ 光沢プリント

『ハイ・ライズ』
"HIGH-RISE" (2016・イギリス・1h59)
監督 : ベン・ウィートリー
出演 : トム・ヒドルストン、ジェレミー・アイアンズ、シエナ・ミラー、ルーク・エヴァンス、エリザベス・モス









ロンドン郊外に立つ高層マンション。高層に住む裕福な住民は低層の住民に差別意識を持ち、それがマンション社会の崩壊を招く。



イギリスのSF作家J・G・バラードの原作を完全映画化という事。
原作が書かれた1970年代のイギリス社会が舞台になっている様に思える。そうなると1970年代のイギリス社会、だけでなくその当時の世界全体がどの様な情勢だったかを理解していないと分かりづらいのかもしれない。なのであんまりよく分からなかった。

新しい社会が始まるためにはそれまでの腐った社会をぶっ壊さなければならない。腐った社会の支配者は当然汚い手を使ってでも抵抗する。泥仕合の果てに新しい社会が始まったとしてその過程はとてもおぞましいものである。という事なのか。
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ペット [ハ行の映画]


US版ポスター ペット The Secret Life of Pets 69×101cm 両面印刷 D/S #1 [並行輸入品]

『ペット』
"THE SECRET LIFE OF PETS" (2016・アメリカ・1h27)
監督 : クリス・ルノー/ヤーロウ・チェイニー
声の出演 : ルイス・C・K、エリック・ストーンストリート、ケヴィン・ハート、ジェニー・スレイト、アルバート・ブルックス









飼い主との生活にとても満足していた一匹の犬。しかし突然新しくもう一匹が加わりその生活が乱される。ある日の散歩途中いざこざが原因で2匹とも家に帰れなくなってしまった。




予告を見た限りで、飼い主が留守の間のペットたちの日常が描かれるこじんまりとした内容なんだろうと思い込んでいたが、そのような地味な内容で全米大ヒットするわけもなく。やっぱり大冒険が待っていた。
観ている間はそれなりに面白かったはずなんだけど、後になってみると特に印象に残る所は無く。

ミニオンズの短編もどんな内容だったかも思い出せず。アルバイトだったか。
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ファインディング・ドリー [ハ行の映画]


映画 ディズニー ファインディング ドリー ポスター 42x30cm FINDING DORY 2016 ピクサー ファインディング ニモ [並行輸入品]

『ファインディング・ドリー』
"FINDING DORY" (2016・アメリカ・1h36)
監督・脚本・声の出演 : アンドリュー・スタントン  共同監督 : アンガス・マクレーン
声の出演 : エレン・デジェネレス、スローン・マーリー、アルバート・ブルックス、ヘイデン・ロレンス、エド・オニール、ケイトリン・オルソン、タイ・バーレル、ダイアン・キートン、ユージン・レヴィ、ウィレム・デフォー、シガーニー・ウィーヴァ―






忘れん坊のドリーが子供の頃にはぐれてしまった両親の記憶を断片的に思い出した。その記憶を頼りにドリーの両親探しの旅が始まる。



2003年の『ファインディング・ニモ』の続編。13年振りだけど映画の中では1年後の設定。
安定したピクサー/ディズニー作品。しかも人気作の続編。安定の上に安定。安定し過ぎなのもどうかという所ではあるけど。
『モンスターズ・ユニバーシティ』の時は設定に引っかかってしまったが、本作ではそういう事は無く。

何よりもドリーの子供の時の声が可愛い。ズキューンズキューンとハートを撃ち抜かれる。予告でだけ耳にした日本語吹き替えの子供ドリーの声も可愛かった。こちらもズキューン。



クライマックスでルイ・アームストロングの"What A Wonderhul World"で映像がスローに。これは『スウィング・ガールズ』の猪シーン? かと思って、帰って『スウィング・ガールズ』のそのシーンを見てみたら若干違った。スローではなかった。



短編は水鳥の話。魚たちの天敵の水鳥の話をカップリングに持ってくる節度の無さが凄いなと思う。ディズニー/ピクサーワールドでは天敵なんかじゃなくみんな仲間って事なのか。
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香港、華麗なるオフィス・ライフ [ハ行の映画]


華麗上班族 電影原聲大碟 ~ Soundtrack

『香港、華麗なるオフィス・ライフ』
"華麗上班族" (2015・中国=香港・1h58)
製作・監督 : ジョニー・トー  製作・脚本・出演 : シルヴィア・チャン
出演 : イーソン・チャン、タン・ウェイ、チョウ・ユンファ、ワン・ジーイー、ラン・ユティエン






世界金融危機以前、香港の大企業に勤める人々。



シネマカリテ ≪カリテ・ファンタスティック! シネマ・コレクション2016≫にて。

ジョニー・トー監督のミュージカル作品。確か以前からミュージカルを撮りたいと言っていたと思った。

中国語によるミュージカルを観るのは恐らく初めて。ミュージカルタッチの作品なら多分観ている。様な気がする。

中国語のミュージカルに目新しさを感じる所は有った。そして何よりもセットが豪華。オールセットでの撮影だろうと思うが、いい感じに贅沢なお金の掛け方してる。

ただ、話が面白くなかった。世界金融危機を救ったのは中国経済とかいう事はチラッと耳にした事が有るくらいで。そこら辺も理解の上じゃないと結局何の話なんだか分からないのかもしれない。

それとこの日は頭痛で、我慢してたんだけど気持ち悪くなってきて残り10分くらいで途中退出してしまった。最後まで観ればどうだったのかという心残りは有るが、多分観直す事は無いと思う。



チョウ・ユンファが気になる瘦せ方をしていたのがちょっと心配。
と思ったら意図した健康的なダイエットの成果だった様。
http://www.recordchina.co.jp/a145122-0.html
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フラワーショウ! [ハ行の映画]



『フラワーショウ!』
"DARE TO BE WILD" (2014・アイルランド・1h40)
監督・脚本 : ヴィヴィアンヌ・ドゥ・クルシ
出演 : エマ・グリーンウェル、トム・ヒューズ、クリスティーン・マルツァーノ



アイルランドの女性がガーデニング世界大会"チェルシー・フラワーショー"に挑戦する。彼女の作ろうとする庭は前代未聞のものだった。



実話を基にした作品。
予想していなかったほどにスピリチュアル感満載でちょっと戸惑った。無謀と思える挑戦に奮闘する女性の話だと思っていたので。
主人公の理想や思想、それに基づいて作ろうとしている庭の事を考えればこの映画自体がスピリチュアルな方向に向かうのも分からなくはない。

王子様的人物とのロマンスも有り。それは合わなかった所ではあるけど、最後はめでたしめでたしで良かった。
現実ではその王子様とは結ばれなかった様な事らしいけど。



フラワーショウとクラッシャージョウの字面が似ている事に気付く。
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ブレイク・ビーターズ [ハ行の映画]



『ブレイク・ビーターズ』
"DESSAU DANCERS" (2014・ドイツ・1h30)
監督 : ヤン・マルティン・シャルフ
出演 : ゴードン・ケマラー、ゾニア・ゲアハルト、オリヴァー・コニエツニー、セバスチャン・イェガー



1985年、東ドイツ。1本のアメリカ映画『ビート・ストリート』をきっかけに若者たちの間でブレイクダンスが流行する。それを反社会主義的とみなす大人たちはブレイクダンスを国家で管理しようとした。



ベルリンの壁崩壊が1989年、東西ドイツ統一が1990年。何もそれらは突然起こったわけではなくて。本作で描かれているような若者たちの自由への憧れや渇望が下地となって民主化へ向かう流れになっていったんではないかと思えた。
政治的な事ばかりではそういう国や社会を変えるほどの大きな流れにはならないんじゃないだろうか。



ブレイクダンス映画としての面白さはそれほどでもないが、懐かしさをもって観られた。
その頃日本でもブレイクダンスブーム。我らのブレイクダンススターと言えば風見慎吾さん。

ブレイクダンススター以前の風見さん。明菜ちゃんがかわええ。

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ブルックリン [ハ行の映画]


ポスター/スチール 写真 A4 パターンA ブルックリン 光沢プリント

『ブルックリン』
"BROOKLYN" (2015・アイルランド=イギリス=カナダ・1h52)
監督 : ジョン・クローリー
出演 : シアーシャ・ローナン、エモリー・コーエン、フィオナ・グラスコット、ドーナル・グリーソン、ジム・ブロードベント、ジュリー・ウォルターズ







1950年代、アイルランドから職を求めてアメリカ、ニューヨークに渡った女性。母と姉と離れて暮らす生活に慣れアメリカで生きる決心を固めた頃、アイルランドに一時戻らなければならなくなった。



アメリカでの新生活に初めは馴染めず故郷に想いを馳せる姿に胸がキュンキュンした。アメリカとアイルランドが金銭的にも時間的にもおいそれと戻れる距離じゃないってところが余計切ない。
でも次第に芯の強さを発揮してたくましさを見せる。そういう弱さと強さを持った役にシアーシャ・ローナンがぴったりとハマっていて良かった。

主人公は局面を自ら切り拓いていくというより、成り行きに流されてゆくタイプの様。それは当時の一般的な女性においては至極当然な事なんだろうけど、一時戻ったアイルランドでどうなっちゃうんだろうと思ってちょっともどかしい。
しかし、流される中でここぞという重要な時には毅然とした決断を下す。やはり芯の強い女性だった。



アイルランドには水着を持って帰ったんだろうか? 帰った理由からするとなんで? と思わないでもないが。
偶然旅行カバンに詰めた衣服の中に水着が混じっていた。と理解するべきなのだろう。そういうシーンを入れてしまうのもわざとらしいし。
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二ツ星の料理人 [ハ行の映画]


二ツ星の料理人

『二ツ星の料理人』
"BURNT" (2015・アメリカ・1h41)
製作・監督 : ジョン・ウェルズ
出演 : ブラッドリー・クーパー、シエナ・ミラー、ダニエル・ブリュール、オマール・シー、マシュー・リス、エマ・トンプソン、ユマ・サーマン






超一流の料理人がパリで姿を消して2年。ロンドンに姿を現しミシュランの三ツ星を獲得するべく行動に入った。



ネタバレ有。



天才であるが故に傲慢だった男が人との出会いによって新たな人生をスタートさせる。人情ドラマと括ってしまえばそれだけではあるけど、出演者が良いので安心して観ていられる。

ブラッドリー・クーパーの酔っぱらい演技はさすが『ハングオーバー』で面白い。

ある人物の復讐劇でもあるがその事に全く気付かせず、でも伏線はしっかり有って。そこが上手くて、ドラマにもいいインパクトが有ったなあと思う。



超一流であるためには超一流の厳しさが必要という事。その厳しさをただ見ているだけなのに挫けそうになってしまう。
超一流の厨房では叱責が飛び交う。料理の中に相当量の唾が入っているものと思われ、それは衛生的にどうなのかと思うが。



イギリスは食事が不味い。と、なんかで情報を得てそういう印象を持ってしまっていて、なんで本作はわざわざそのイギリスを舞台にしたんだろう?と思っていたが、フランス料理やイタリア料理の一流店ならそれは当然美味しいんだろう。
それにイギリスの食事全般が不味いのではなくて、イギリス料理にフィッシュ&チップス以外にこれといった名物みたいなものが無いという事を勝手に歪曲してイギリスの食事は不味いに誤変換していたのかもしれない。でもイギリス料理は本当にあれらしいが。
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ヒメアノ~ル [ハ行の映画]



『ヒメアノ~ル』
(2015・日本・1h39)
監督・脚本 : 吉田恵輔
出演 : 濱田岳、ムロツヨシ、佐津川愛美、森田剛、駒木根隆介、山田真歩、大竹まこと



バイト先の先輩が片想いする女性と内緒で付き合う事となった男。幸せな日々が続くが、同時に男を襲う恐怖はすぐそばで起こっていた。



ムロ先輩の絶叫シーンがめちゃくちゃ面白かった。
そんな傷つく先輩をよそにラブラブ度が増していく二人。といったほろ苦さもあるラブコメと背中合わせで心に傷を負った男の社会への壮絶な復讐劇が無差別に起こっている。

何事も表裏一体で幸せの裏には必ず不幸があって、正常の裏には異常があって。
こちらに留まれるかあちらに転ぶかは紙一重で。不可抗力であちら側に行かされるケースが多分ほとんどで一方的に責められない所は有るとは思うけど、あちら側からのこちら側への恐怖というのは当然あって。

つまりは世界はラブコメだけで成り立っているわけではなく、ラブコメが有るのならその真逆の世界が有って、そして一つの世界が成り立っているという事なんだろうと思う。
ならば復讐の世界にいた男にもその真逆の世界が有るという事を知っても良かったんじゃないかと思うが、それは許されない。それ相応の事をしてしまったし。
あちら側に落ちた人間は二度とこちら側に戻ってはこれない。世界は不公平でもあると。



『SR サイタマノラッパー2』の出演者が恋人同士の役で出演。
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ヴィクトリア [ハ行の映画]



『ヴィクトリア』
"VICTORIA" (2015・ドイツ・2h20)
製作・監督・原案 : セバスチャン・シッパー
出演 : ライア・コスタ、フレデリック・ラウ、フランツ・ロゴウスキ、ブラク・イーギット、マックス・マウフ



ドイツ、ベルリンにスペイン、マドリードから来て3か月の女性。地元の男たちと知り合った夜からわずか2時間20分後に彼女が辿り着いた新たな世界。



ネタバレ有。



140分ワンカット。彼女にとってその夜は当人は気付いていない様々な人生の岐路が有って、他愛のない事や重大な事の選択をことごとく裏目った結果人生が激変してしまう。
でも裏目ったかどうかなんてその場では分からないわけで、ロマンスの予感も有ったりして判断力を鈍らせていたのかも。とにかくツイてない一夜でお気の毒さまでしたと。



2時間20分も有れば超余裕で人生は激変するという事を描き、その事を観る側にリアルタイムで体感させるのにワンカット撮影は必然であったし、効果的だったと思える。

しかし、撮ったら撮ったまんま世の中に出すっていうのもなかなか度胸がいるんじゃないだろうか。全てが思い通り完璧に上手くいけば問題は無いが、あそこ失敗したとか、あそこはああすればもっと良かった、という所が多分有るはずで。そういった所に手直しが出来ず悔いが残るものを曝け出さなければならない。その覚悟がないとこういう映画は作れないのかもしれない。
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ヘイル、シーザー! [ハ行の映画]


ポスター/スチール 写真 アクリルフォトスタンド入り A4 パターンA ヘイル、シーザー ! 光沢プリント

『ヘイル、シーザー!』
"HAIL, CAESAR!" (2016・アメリカ・1h46)
製作・監督・脚本・編集 : ジョエル・コーエン/イーサン・コーエン
出演 : ジョシュ・ブローリン、ジョージ・クルーニー、オールデン・エアエンライク、レイフ・ファインズ、チャニング・テイタム、スカーレット・ヨハンソン、ティルダ・スウィントン、フランシス・マクドーマンド、ジョナ・ヒル






1950年代、ハリウッド。大作映画に出演中の人気俳優が誘拐されスタジオのトラブル解決屋が奔走する。



1950年代のハリウッド映画業界を舞台としたある意味探偵モノ。
当時は夢のある映画を作る一方で赤狩りが行われていて。1950年代に限らずハリウッド(映画業界全般と言えるのかもしれないが)には常に映画の中と現実の業界内にはギャップが有って、その実情をコーエン兄弟ならではのちょっと変わったキャラクターたちでユーモラスに描き出す。

西部劇専門の若手俳優、演技は今イチで有名監督を困らせたりしちゃうけど、意外と探偵としての才能有り。っていうキャラクターの造り方が上手いし面白いなあと思う。



1950年代のゴージャスな映画の再現。というのもコーエン兄弟の目論見の一つだろうと思う。全編ではなくオイシイ所をつまみ食いな感じで。チャニング・テイタムのミュージカルシーンが良かった。
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フィフス・ウェイブ [ハ行の映画]


ポスター/スチール写真 アクリルフォトスタンド入り A4 パターンA フィフス・ウェイブ 光沢プリント

『フィフス・ウェイブ』
"THE 5TH WAVE" (2015・アメリカ・1h52)
監督 : J・ブレイクソン
出演 : クロエ・グレース・モレッツ、ニック・ロビンソン、アレックス・ロー、ロン・リヴィングストン、ザカリー・アーサー、マイカ・モンロー、リーヴ・シュレイバー、マリア・ベロ








地球上空に突如現れた謎の巨大宇宙船。その目的は地球の支配。次第に淘汰されゆく人類。生き残った者たちは反撃の機会を待っていた。



サバイバルSF。SFとしてはあれだとしてもクロエ・グレース・モレッツがサバイバル。という事で1本の映画が持ってしまう。もちろんそれだけではないけども、それだけでも構わない。と思わせたもん勝ちで。いずれそう思わせられない時はやってくるわけだし。まだ当分先だろうけど。
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