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フライト・キャプテン 高度1万メートル奇跡の実話、クライマーズ [映画]

フライト・キャプテン 高度1万メートル、奇跡の実話を観た。
2018年5月、重慶発の大型旅客飛行機はクルーやスタッフの事前の怠りない準備によって無事離陸し何事も無くフライトを続けるが最悪の事態を突然迎える。

本作はいわゆるパニック映画。CGも駆使してパニックシーンは迫力十分。
パニック映画であり、お仕事映画でもある。働く人たちの勤勉実直な仕事っぷりが遠巻きに中国国家を讃えているようにも思えてしまうが実際そうなのかもしれない。

中国映画をそんなに多く観てきたわけでは無いけどかつての中国映画の代表的作品と言って思い付く『初恋のきた道』が1999年の作品。純朴な、言い方は悪いが田舎臭さを売りにしていた(茶碗が欠けてそれを手作業で直すのは『初恋のきた道』だっただろうか?)頃から20年、その内の最近数年で随分と全く別の次元に来ちゃった様に思える。それがいいのか悪いのかは分からない。今でも田舎臭さを売りにした作品は作られているのかもしれないし。
初恋のきた道 [DVD]














クライマーズを観た。
1960年に世界で初めてチョモランマ北陵からの登頂に成功した中国登山隊。しかし途中でカメラを失い記録を残せなかったため国際的に認められず国内からも非難される。15年後、改めて登山隊が編成され中国国家の威信をかけて頂上を目指す。

日本映画が長らく斜陽と言われていた時期に大作映画と言えば過酷なロケを売りにしていた印象がある。『八甲田山』(1977年)とか『敦煌』(1988年)とか。敦煌で主役の西田敏行さんは『植村直己物語』(1986年)で登山家の植村直己さんを演じた事もあり確かそのロケも過酷で一時期はそういう過酷な作品と言えば西田さんと言われていたと思う。『おろしや国酔夢譚』(1992年)でもロシアでの大規模ロケーションが行われた。植村直己物語、敦煌、おろしや国酔夢譚は佐藤純彌監督作品。
過酷ロケでその他だとどんな作品が有ったか思い付かない。そして八甲田山も敦煌も植村直己物語もおろしや国酔夢譚も未見。佐藤純彌監督作品では『北京原人Who are you?』も観ていない。
本作のロケは過酷だったのか、それとも主にCGによるものだったのかは分からないが、映画界がどうこうではなくその国自体が景気がいい時に本作も含んだその様な過酷なロケを大々的に行なって更に景気付けようみたいな雰囲気になるのだろうか。景気が悪い時にはそういう気分にすらならずちまちまとした映画が量産されると。

中国登山隊の中にはチベット人女性がいてその人が女性初の頂上到達者ではないのか?と思ったら女性初は日本人の田部井淳子さんという事。そして日本人としての初の登頂成功者は植村直己さんと松浦輝夫さん。
そういった大事な事を知らないし、チョモランマがエベレストの事というのはいつも忘れてしまう。エベレストは英語名で由来はイギリス人の名前という事はウィキペディアで知った。ウィキペディアのエベレストの項目での登頂史はお気楽に読む分には面白い。

フライト・キャプテンを観た時に『初恋のきた道』の事を思い出していたけど、本作にはその主演女優のチャン・ツィイーが出ていた。
ジャッキーも出演。ジャッキーが出ているという事で本作を観たという所も有るが、出演シーンまでは大分待たされる。気付かない内に出ていたのか、それとももしかして出てないんじゃないかと不安になるほど。
本作の監督ダニエル・リーとは『ドラゴン・ブレイド』で仕事をした関係での友情出演っぽい。こういった中国を讃える作品に特別な感じで出演するとまた色々と言われてしまうんだろうけど、ジャッキーにはジャッキーの事情が有るのだろう。とか考えると中国と香港の関係は映画界においても難しい問題に直面しているなあと呑気に思う。本作では中国とチベットとの関係性も深読みせざるを得ないのかもしれない(フライト・キャプテンでもチベットはちょっと関係していた)。
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元気そうで良かった



製作中の新作は時間をじっくり掛けて作られているという事なのでもうちょっと先になりそう。
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この間初めてMIYASHITA PARKに行ったら中にジブリグッズを扱っているお店が有った。店頭にラピュタのフラップターの実物大(?、羽根は付いてなかった)が置いてあった。
https://www.donguri-sora.com/products/list.php?category_id=697
購入したのはポルコ・ロッソのバブルヘッド。王蟲のポーチも買おうかと一瞬迷ったけど値段を見て断念。
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