SSブログ
2009年10月に観た映画 ブログトップ
- | 次の15件

キラー・ヴァージンロード [2009年10月に観た映画]


キラー・ヴァージンロード

『キラー・ヴァージンロード』
(2009・日本) 1h37
監督・脚本 : 岸谷五朗
出演 : 上野樹里、木村佳乃、北村総一朗









笑い有り感動有りの珍道中映画。



旧シネアミューズ10月31日をもって閉館。という事で上映されている本作を観ました。
コメディですが、残念ながら面白ポイントが全く噛み合わず。
思えばSET隊の頃から噛み合っていなかった気がする。と言ってもSET隊のネタをほとんど見た事が無いのだけれど。それは噛み合わない事が分かっていたから避けていた所も無きにしも非ずで。
面白ポイントが噛み合いませんと、終盤の涙涙の感動シーンにもも一つ乗り切れず。



岸谷さんの出演映画で好きなのは『犬、走る DOG RACE』と『龍が如く 劇場版』。
確か『犬、走る』もシネ・アミューズで観たはず。その岸谷さんの初監督作品を同じ映画館で観るというのは感慨深い。
『龍が如く』は岸谷さんのアクション俳優としての素質の高さに驚かされた。
犬、走る DOG RACE [DVD]龍が如く 劇場版 通常版 [DVD]

nice!(1)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

ロボゲイシャ [2009年10月に観た映画]


「ロボゲイシャ」オリジナルサウンドトラックアルバム




『ロボゲイシャ』
(2009・日本) 1h41
監督・脚本 : 井口昇
出演 : 木口亜矢、長谷部瞳、斎藤工、志垣太郎、生田悦子、竹中直人、松尾スズキ



機械の体に人の心を持つロボゲイシャ。なんだかんだで戦いの日々。



予定外の井口監督の舞台挨拶が有りました。
場内満席で割れんばかりの拍手に満面の笑顔を見せる井口監督が可愛かった。
挨拶の中で「“血の出ない映画を”というオファーだったので血は出ません。」のような事を仰っていましたが、血は十二分に出てます。井口監督からしたらあれでも出ていない方なのかも。



井口監督の作品は『片腕マシンガール』と本作の2本しか観ていませんが、思うに自分のやりたい事がやれれば満足な人なんじゃないだろうか。
言い換えるとあまり完成度には拘らない。挨拶の中で本作の制作費は安かった(確か3千万円)と仰っていました。その制約の中でやりたい事、出来る事をやりつくす。
正直言って本作の完成度は低いように思う。物語、特撮、音楽。
自分としてはどうしても完成度の方に目が行ってしまいますが、井口監督のやりたい事をやりつくす姿勢に共感して楽しんで観るのが、井口監督作品の観方としては正しいのかもしれないなぁと思う。
nice!(1)  コメント(1)  トラックバック(1) 
共通テーマ:映画

リミッツ・オブ・コントロール [2009年10月に観た映画]


Limits of Control

『リミッツ・オブ・コントロール』
“THE LIMITS OF CONTROL” (2009・スペイン=アメリカ=日本) 1h55
監督・脚本 : ジム・ジャームッシュ
出演 : イザック・ド・バンコレ、バス・デ・ラ・ウエルタ、ティルダ・スウィントン、工藤夕貴、ジョン・ハート、ガエル・ガルシア・ベルナル、ヒアム・アッバス、ビル・マーレイ




ある殺し屋にきた一つの依頼。その遂行までを追う。

と言ってもドキュメンタリータッチなサスペンス映画ではなく、いつもながらのジム・ジャームッシュな映画。
あまり芳しくない評判を目にしていたので覚悟して観ました。
覚悟して観たらそんなに悪くなかった。
映画館で観たのが良かった様な気がする。多分家でDVDで観ていたら何回か一時停止ボタンを押していたと思う。そのようにブツ切りで観ると本作の微妙な良さは伝わりきらないんじゃないだろうか。
ジム・ジャームッシュの作り出す時間の流れ。その流れに乗っかれると心地よい。

内容的には一つの依頼をずっと追っているだけなので退屈。
ただそれを見せるテクニックはもはや職人芸。
大体の映画だと殺し屋の素性だったり、依頼した側、ターゲットとなる人物などの人間関係を軸にドラマを広げてゆくのが常で、広げると共に時間が経過していくものですが、本作の場合全く広げない。様々な人物は出てくるけどそこからドラマが広がる事はなく淡々と時間が過ぎてゆく。
淡々と過ぎる中にも会話の中のキーワードだったり、小道具などでそれぞれのエピソードに関連性を持たせる事で観ている者の興味をくすぐる。
くすぐり方があざとさを感じさせずさりげない。その絶妙なテクニックはジム・ジャームッシュならではだと思う。

Jim Jarmusch: Interviews (Conversations With Filmmakers Series)
テクニシャン
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

エスター [2009年10月に観た映画]


Orphan [Original Motion Picture Soundtrack]







『エスター』
“ORPHAN” (2009・アメリカ) 2h03
監督 : ハウメ・コジェ=セラ
出演 : イザベル・ファーマン、ヴェラ・ファーミガ、ピーター・サースガード、ジミー・ベネット、アリアーナ・エンジニア




孤児のエスターが養子として引き取った家族を地獄の底へと突き落とす。



ネタバレ有り。



これは悪趣味な映画だなぁと思いつつ、悪趣味である事を承知で観ればそれはそれで面白いサスペンスなのかもしれないなぁ。と、やや冷めた目で観ていました。
養子縁組を支援する団体から抗議をうけた。という話も聞きますが、それも止む無し。

しかし、エスターが邪悪である理由。それが分かってからが面白い。単純にサスペンスホラーとして面白い。
ちょっとトンデモ系のその理由に「嘘~ん」と思いつつも、ホラーであるのだからそれはそれで有りでした。

そしてエスターVS一家の決着の時。最高でした。
一家を代表する方の啖呵の切り方が最高。カッコよかった。
啖呵の後に繰り出す顔面キック。凄い。首へし折ってました。『ブレーキダウン』の顔面キックを超えた。



一家の中でも意外な人物の活躍が涙を誘う。健気でありながら芯の強さも感じさせる。
その人物が決着の時でも活躍します。それをやっちゃぁイカンだろうというほどの活躍。しかし製作サイドにも一応良心回路があって何とか未遂で終わりました。良かった。



ポスターなどで使われているかなり不気味なエスターの顔のアップ。少女なのに老け顔。
でもエスター役のイザベル・ファーマンは実際は美少女。そばかす美少女。
その不気味さには意味が有りました。邪悪である理由もそこには隠されていた。映画を観た後でそのアップを見ると何故それが使われているのか理由が分かりました。
nice!(2)  コメント(3)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

東のエデン 総集編 Air Communication [2009年10月に観た映画]


東のエデン 第1巻 (初回限定生産版) [DVD]

『東のエデン 総集編 Air Communication』
(2009・日本) 2h03
監督・脚本・編集 : 神山健治
声の出演 : 木村良平、早見沙織、玉川紗己子









日本を変える事を目的としたゲーム。
それは日本を破滅させる事なのか。
破滅を阻止するため一人の男と仲間たちが立ち上がる。



テレビシリーズは全11話の内の2話までしか観ていません。
11月28日より公開の劇場版(2部作の1作目)に向けては本作を観ておけば大丈夫だろう。と思っていましたが、多分ダメ。
総集編はテレビシリーズのおさらいでした。
テレビシリーズを観ている事を前提として作られているので、なんとなくは分かるけど全容はよく分からず。
なので『東のエデン』が面白い作品なのかもよく分からなかった。
やっぱり劇場版の前にテレビシリーズを観ておくべき。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

ATOM [2009年10月に観た映画]


ムービー・マスターピース ATOM 1/6スケールフィギュア アトム




『ATOM』
“ASTRO BOY” (2009・香港=アメリカ) 1h35
監督・脚本 : デヴィッド・バワーズ
声の出演 : フレディ・ハイモア、ニコラス・ケイジ、ドナルド・サザーランド、ビル・ナイ、クリステン・ベル、ネイサン・レイン、サミュエル・L・ジャクソン





『鉄腕アトム』のハリウッドCGアニメ化。



『鉄腕アトム』に関してはごくごく基本的な事しか知らないのですが、それでも本作を観ていると原作との相違点が気になってしまう。
原作の設定を使いつつ映画独自の設定が入ってくるのがなんか引っ掛る。

しかしそれも物語が映画独自のオリジナルの方向に進むと気にならなくなってきました。オリジナルなのか原作にあるエピソードなのかよく分かっていませんが。
『鉄腕アトム』のこだわりを捨てて、『ATOM』として観れば普通に面白いし、よく出来ている。
日本発のハリウッド映画の中ではかなりいい出来ではないかと思います。

アメリカでの公開はまだなんだろうか?ヒットする可能性は十分に有ると思う。
そうすれば続編も作られるだろうし、続編が作られればロボットに魂は存在するのか、とか人間とロボットは共存出来るのか。といったシリアスな問題が描かれる『プルートゥ』的なものも作られるかもしれない。
と思ったけど、やっぱそれは無い。ATOMはヒーローのATOMとして活躍するのだろう。



ATOMの髪型、分け目と言うか角の位置がカット毎にバラバラなのが気になったけど、手塚先生の漫画でもどっちがどっちだか分からない不思議な髪型なので、手塚先生へのリスペクトとして見るべきなのかもしれない。
Astro BoySticker Adventures (Astro Boy)鉄腕アトム (2) (手塚治虫漫画全集 (222))鉄腕アトム (16) (手塚治虫漫画全集 (236))









(手塚治虫)マスコット根付 ヒョウタンツギ
ヒョウタンツギを3箇所で発見。
もっといたんだろうか?
エンドロールが退屈だったので、そこでもヒョウタンツギに活躍して欲しかった。




エンドロールでとても残念だったのは、「空を超えて~、ラララ星の彼方~」の歌が聴けなかった。
『スピードレーサー』ではアレンジした「ホワイトボディマッハ号、負けじ魂親譲り」が聴けたので期待してたんだけど。
↓こういうのとか聴きたかった。

nice!(1)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

地下鉄のザジ:完全修復ニュープリント版 [2009年10月に観た映画]

Zazie dans le metro
『地下鉄のザジ:完全修復ニュープリント版』
“ZAZIE DANS LE METRO” (1960・フランス) 1h33
監督・脚本 : ルイ・マル
出演 : カトリーヌ・ドモンジョ、フィリップ・ノワレ、カルラ・マルリエ、ユベール・デシャン、ヴィットリオ・カブリオーレ








↑この笑顔に騙されました。
純真な少女が大都会パリにやってきてそこで巻き起こるほのぼのコメディ。かと思いきや、実際は口の汚いわがままで大人びた少女ザジが大人の世界を暴き出す。そんなお話しでした。
子供ってそんなものかもしれない。子供が純真無垢。なんて事は大人の勝手な幻想。
そういう大人の欺瞞を白日の下に晒すのが目的だったのかなぁと思う。

とは言っても、それをあくまでザジから見た子供目線で描くので深い所までは突っ込まず、であるが故ファンタジーとして成立している。何とも不思議な映画。

どうしても地下鉄に乗りたかったザジ。あれは最後に乗れたんだろうか?
乗れたのだとしたら、幼い頃の他愛の無い夢はいつの間にか叶えられていて、そんな子供時代は気づかぬうちに通り過ぎ、いつの間にか大人になってゆく。
という事を表している様にも思える。
大人になったザジ。というのも見てみたいような見たくないような。



’60年代のフレンチコメディなノリは正直な所個人的にはかなり厳しいものが有りましたが、ザジと変態オジサンの追っかけっこのシーンは面白かったですし、様々なキャラクターがある場所を目指して集結しつつある。なんてシーンはジャジーな音楽と共に妙に緊迫感が有って印象に残りました。

他に印象に残ったものと言えばエッフェル塔。
一般の人は立ち入り禁止の所で撮影しただけなのかもしれないけど、安全上の設備、フェンス、金網等ほとんど無し。ただの鉄塔。それもハンパ無く高い鉄塔。見てるだけでもかなり怖かった。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

のんちゃんのり弁 [2009年10月に観た映画]


のんちゃんのり弁 上巻 新装版 (モーニングKCDX)




『のんちゃんのり弁』
(2009・日本) 1h47
監督・脚本 : 緒方明  脚本・出演 : 鈴木卓爾
出演 : 小西真奈美、佐々木りお、岡田義徳、村上淳、倍賞美津子、岸部一徳





30代、バツイチ目前、子連れ女性の自立物語。



ネタバレ有り。



ほんわかホームドラマかと思いきや、ほんわかで有りつつなかなかに辛めのメッセージも込められていました。
自立する事、働く事、お金を稼ぐ事。それらの厳しさが描かれていますが、出来ればそれらの厳しさから逃れて人生送っていきたいなぁ。なんて夢見がちに思っている身にとってはとても耳の痛いお話し。
主人公の旦那が正に夢のような人生を送っています。ただその姿を見ていると人間としてはダメ人間なのがよく分かる。
演じる岡田義徳(敢えて敬称略)のダメ人間っぷりがお見事。見ててムカムカするぐらい。

後半は主人公が夢を見つけ、夢に向かってパワフルに進む姿が描かれるので、夢見がちな者にとっては心穏やかに観れる。

ただ結末は手厳しい。
夢と恋。両方手に入れようとするなんて甘い。どっちか手に入れようとするなら、どっちかを捨てるぐらいの心構えじゃなくちゃイカンのだと。
その事を自覚して前向きに生きてゆこうとする主人公の姿は凛々しかった。



小西さんVS岡田義徳(敢えて敬称略)の居酒屋タイトルマッチ。小気味良かった。
小西真奈美写真集 「27」
小西さん、いいパンチ持ってる。
惜しむらくは3回もクリーンヒットさせているのにKO奪えなかったパンチの軽さ。
3回ダウンさせているのでWBAならKOだった。

それとマウントとってんのに繰り出すパンチが猫パンチなのはいかがなものかと思う。あの場面でゲンコツで決めにいけないのが見ていて歯痒い。




居酒屋主人を演じる一徳さん、良かった。中盤辺りでの登場ですが、一徳さん登場でぐっと引き締まる。
それにしても一徳さん、目の下のたるみが年々巨大化していってるのが気になる。



ユーロスペースで鑑賞。
映画館近くで西島秀俊さんを発見。さすがシュッとしていてカッコよかった。
映画好きらしいのでなんか映画を観に来たんだろうか?
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(1) 
共通テーマ:映画

火天の城 [2009年10月に観た映画]


火天の城 オリジナル・サウンドトラック




『火天の城』
(2009・日本) 2h19
監督 : 田中光敏
出演 : 西田敏行、椎名桔平、寺島進、上田耕一、山本太郎、石田卓也、大竹しのぶ、緒方直人、水野美紀





安土城完成までの困難。



ネタバレ有り。



時代劇版『プロジェクトX』で徹底した方がよかったんじゃないかと思う。緒方直人さんの心意気とかカッコよかっただけに。
しかし実際はそこにスリルとサスペンスとホームドラマをミックスさせてしまう贅沢さ。
あんなに人の死ぬ映画だとは思わなかった。主要キャストのほとんどが死んだんじゃないだろうか。

あれだけ盛り沢山ならテレビ東京の正月の12時間時代劇でやった方がよかった気がする。
まぁそれだったら多分観ないけど。

12時間時代劇、調べたら今は12時間もやっていないんだそうで。
来年からは地デジ化に伴いテレビ東京が7chになる事にちなんで7時間時代劇だとか。(ウィキペディアより)

安土城って完成から僅か3年で焼失したらしいですけど、そっちもどうなってんだか気になる。
7時間も有りゃぁそっちも描けそう。
まぁ観ないんですけど。



西田さんの娘さん役の人が両親の事を「父さん、母さん」で呼ぶのは時代劇としては違和感が有った。
よく分かんないけど、時代劇の雰囲気としては「父上、母上」じゃないんだろうか?
そこにホームドラマ的要素を取り入れたんだろうか?
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(1) 
共通テーマ:映画

アドレナリン:ハイ・ボルテージ [2009年10月に観た映画]


Crank: High Voltage
『アドレナリン:ハイ・ボルテージ』
“CRANK: HIGH VOLTAGE” (2009・アメリカ) 1h36
製作総指揮・監督・脚本 : ネヴェルダイン/テイラー
出演 : ジェイソン・ステイサム、エイミー・スマート、ドワイト・ヨーカム、エフレン・ラミレッツ、クリフトン・コリンズ・Jr、バイ・リン、デヴィッド・キャラダイン








女性やお子様にはとてもお薦め出来ない、殿方の殿方による殿方のための殿方アクション映画。



ネタバレ有り。



面白かったです。いつも以上にジェイソン・ステイサム大暴れ。色んな所で色んな意味で。エイミー・スマートも色んな所で色んな意味で大活躍。
「ああ~面白かった」だけで終われる映画ってそうは無いです。先ず大前提として面白くなきゃいけないわけですから。本作は正に「ああ~面白かった」だけで終われる。
ただ、本作の場合面白いかどうかの評価は殿方であってもかなり異なると思いますが。

前作はイカれてる映画でしたが、本作は更にパワーアップ。スキルも上がった様で、イカれた描写も手が込んでいて面白い。

前作からのキャラクターが手を変え品を変え登場してくれるのは、続編としてとても面白い.。
主人公からして前作のあのラストで本作に登場する事事態が奇跡ですが、その他にも双子(?)の弟とか、堪らなく好きな展開。
コメディとして観ると前作が前フリで、本作でオチがついている様。



3作目も有りそうな感じでしたが、と言うか続けようと思ったら永遠に続きそう。ここはひとつ三部作としてジェイソン・ステイサムの不死身の理由が描かれるどシリアスなSF、もしくは国家陰謀が絡んだポリティカルサスペンスで締める。というのも意表を突いて面白いと思う。
その後、何食わぬ顔でその設定無視してシリーズ続けんのも有りだし。
とにかく無茶苦茶して欲しい。


大日本人アート&シナリオブック
バトルシーンで『大日本人』みたいなシーンが有ったけど、『大日本人』観たんだろうか?
もし観てたら、本作みたいな映画を作った人たちなら多分好きになるだろうとは思う。







撮影現場がよっぽど楽しかったのか、エンドロールで撮影現場が垣間見れる。
そういう場合、スタッフロールを流したままで画面を小さくしてそれを見せるのが概ねのパターンかと思うけど、よっぽど楽しかったのかスタッフロールを中断して大きい画面で撮影現場を見せてくれる。
本当に楽しそうな雰囲気が伝わってくるし、ジェイソン・ステイサムもいい人だった。ただ難点は一々中断するのでエンドロールが長い。
でも観客の事お構いなしで見せたくなるほど撮影現場が楽しかったんだろうなぁ。
nice!(2)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

キャデラック・レコード ~音楽でアメリカを変えた人々の物語~ [2009年10月に観た映画]


The Best of Chess: Original Versions of Songs in Cadillac Records



『キャデラック・レコード ~音楽でアメリカを変えた人々の物語~』
“CADILLAC RECORDS” (2008・アメリカ) 1h48
監督・脚本 : ダーネル・マーティン  製作総指揮・出演 : ビヨンセ・ノウルズ
出演 : エイドリアン・ブロディ、ジェフリー・ライト、コロンバス・ショート、モス・デフ




ネタバレ有り。



今や巨大産業となったロック。それを生み出したブルース。
そのブルースにより成功した者。成功したが故に破滅する者を描く群像劇。

舞台はブルースを手掛け、後にロックを生み出したレコード会社、チェスレコード。
成功した者へ社長がその証しに高級車キャデラックを買い与えたため、キャデラック・レコードと呼ばれる。

社長のエイドリアン・ブロディ、歌手のジェフリー・ライト、ビヨンセの3人を中心に展開させようとしたのではないかと思う。
では無くて、その3人を中心にして観たかった。というこちらの勝手な願望なのかもしれない。
だから、その他のエピソードを欲張った様に思え、そのため中心点がズレたような気がする。
本来はチェスレコード史を描くのが目的で、その目的通りなのかもしれないけど。

個人的には、ビヨンセ登場するの遅いし(出てるのすっかり忘れていた頃に登場)、エイドリアン・ブロディとビヨンセの関係がなんか中途半端だし、エイドリアン・ブロディ最後になって唐突にああなっちゃうし。と、やや不満。


物語のラストを飾るエピソードは、ウディ・アレンの『さよなら、さよならハリウッド』を思い出しました。
アメリカでは流行から取り残されるものの、ヨーロッパで評価が高まる。
『さよなら、さよならハリウッド』の人を食ったような一発逆転のあのラスト好きなんですけど、このエピソードを参考にした部分は大いに有るんじゃないかと勝手に想像します。



音楽でアメリカを変えた人々の物語。
確かにそうだなぁと思う反面、当人たちにその意識は全く無かった様に思う。
むしろ変えたのは人種の壁を乗り越えて音楽に熱狂した当時の若者たち。
音楽に熱狂させるほどのパワーが有ってこその事ではあるけど。

そこで思うに、将来日本と韓国の関係が今よりもっと良好になったとしたら、それは『冬のソナタ』からの韓流ブームがきっかけであった。みたいな事になるのかもしれない。
政治(家)が世の中を変える。なんて事はそうそう無いって事でしょうか。悪い方に変える事は有っても。
こうなったら韓流ブームを今だ支える方たちには、世界平和を目指して頑張ってもらいたい。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画
- | 次の15件 2009年10月に観た映画 ブログトップ