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珍遊記 [タ行の映画]



『珍遊記』
(2016・日本・1h40)
監督・編集 : 山口雄大
出演 : 松山ケンイチ、倉科カナ、溝端順平、田山涼成、笹野高史、ピエール瀧、温水洋一



坊主の玄奘が極悪人だった山田太郎を改心させるため天竺への旅に同行させる。



原作は漫☆画太郎先生。漫☆先生の作品は読んだ事が無いが絵だけは見てたりしてかなり独特な作品であることは想像できる。
実写映画化された『地獄甲子園』は確か観たがあまり覚えていない。

日本でも有名な中国の物語西遊記をぶっ壊す。という所が面白さではないかと思う。あまり期待していなかった分楽しめた。
西遊記をベースとしてという所は『ドラゴンボール』も一緒だけど『ドラゴンボール』の場合は壊したんじゃなくて別の方向に進んでいった。

西遊記のベースは残したままでの壊し加減が難しいのだろう。それとも原作では西遊記自体を完全にぶっ壊してそこに漫☆先生が作った珍遊記がデーンとそびえ立った。という所まで行っちゃったんだろうか。



溝端淳平さんと周りの女の子が面白かった。こういった大袈裟な役をわざとらしくなく演じられるのは天性のものが必要な気がする。
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ディバイナー 戦禍に光を求めて [タ行の映画]


WATER DIVINER WATER DIVINER

『ディバイナー 戦禍に光を求めて』
"THE WATER DIVINER" (2014・オーストラリア=アメリカ=トルコ・1h51)
監督・出演 : ラッセル・クロウ
出演 : オルガ・キュレリンコ、イルマズ・アルドアン、ジェイ・コートニー








1915年トルコ、ガリポリでの戦闘で息子3人を失ったオーストラリア人の父親。その4年後、亡き妻の願いを叶えるため多くの死者が眠る激戦地跡へ父親は向かう。



本作ではトルコはまだオスマン帝国の時代。かつては栄華を誇っていたが衰退著しく第一次世界大戦の際に欧米諸国に重要拠点を狙われていた。という事で上陸作戦地のガリポリで死傷者30万人を超す激戦が繰り広げられた。そこにオーストラリア軍は初めて参戦。
という事が有って、その後の物語。そこら辺の知識が全くなく、調べもせずに本作を観た。

オーストラリアとオスマン帝国が特に憎み合っていたという事ではなくて、世界情勢の流れの上で戦争で殺し合いをしなければならなかったと。
主に政治上の成り行きでそういう事態になってしまったのだから戦争が終わったらもう憎しみ合う必要はないでしょうと。
それを息子を亡くした父親、被害者側の立場から声を上げる事に意味が有るのだろうと思う。
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ディーパンの闘い [タ行の映画]



『ディーパンの闘い』
"DHEEPAN" (2015・フランス・1h55)
監督・脚本 : ジャック・オーディアール
出演 : アントニーターサン・ジェスターサン、カレアスワリ・スリニバサン、カラウタヤニ・ヴィナシタンビ、ヴァンサン・ロティエ



内戦下にあるスリランカから家族と偽りフランスに難民として入国した3人の男女。パリ郊外に住み込みの仕事を得るがその場所はギャングの縄張りだった。



ネタバレ有。



フランス映画はあまり観ていない中でジャック・オーディアール監督の作品は『リード・マイ・リップス』以降本作を含めて5作品ぐらい観ている。ので気づいてしまったのだが、これまで観た作品のパターンがほぼ一緒。
多くの民族が共存するフランス社会が抱えるあまり表沙汰にならない問題を背景にして、その解決困難な問題に直面し打ちのめされそうになるが希望は有る。といったパターン。

スリランカから疑似家族としてフランスにやって来た3人が次第に絆を深めてゆくが3人のいる環境は危険な場所だった。というのはスリリングでとても興味深く観れるんだけど。で、例えば予告にあるように『グラン・トリノ』的な方向に向かうんだろうなあと思っていても結局丸く収まる方向に行ってしまい、またいつもと一緒なのかと思ってしまう。

本作だけに限って言えば全く問題は無いし良い映画なのだろうけど、たまには違うパターンも観てみたい。
次回作はジョン・C・ライリー主演の西部劇という噂。
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ドラゴン・ブレイド [タ行の映画]


Dragon Blade [DVD + Digital]

『ドラゴン・ブレイド』
"天降雄獅" (2014・中国=香港・1h43)
監督・脚本 : ダニエル・リー  製作・アクション監督・出演 : ジャッキー・チェン
出演 : ジョン・キューザック、エイドリアン・ブロディ、ジョゼフ・リュウ・ウェイト、チェ・シウォン








紀元前50年頃、シルクロード。中国側の国境警備隊は訳有りのローマ兵士たちと友好な関係を築くが、その後にやって来たローマの大軍と戦わなければならなくなった。



コスチュームプレイのアクション史劇。
大御所となったジャッキーの立場上お堅い感じにならざるを得ないのは理解しなければならないのだろう。平和へのメッセージも当然入れなきゃならないし。
正直な所もうちょっとくだけたのも観たいんだけど。

コスチュームが重たそうだった。あれ着てのアクションは大変そうだなあと思うが、逆にプロテクター代わりになっていいのか。

ジョン・キューザック、エイドリアン・ブロディが他では見られないような立派なアクション俳優になっていたのはジャッキーの指導の賜物なのだろう。



ジャッキーが声優として参加している『カンフー・パンダ3』はドリーム・ワークスアニメなので例のごとく日本ではいまだ公開されず。
まあ元々ジャッキーのセリフ少ないし。日本で劇場公開されても日本語吹替えのみだったりするだろうし。

ジャックのカンフーポーズ集。
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この画像って2枚目と3枚目が逆なのかも。キック決めてやったった感満載のとびきりスマイルなのかも。

やったった感と決めたった感
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ドリーム ホーム 99%を操る男たち [タ行の映画]


99 Homes

『ドリーム ホーム 99%を操る男たち』
"99 HOMES" (2014・アメリカ・1h52)
製作・監督・原案・脚本 : ラミン・バーラニ
出演 : アンドリュー・ガーフィールド、マイケル・シャノン、ローラ・ダーン、ノア・ロマックス









住宅ローン滞納のために家を差し押さえられた家族。家計を支えていた息子は家を取り戻すため不動産ブローカーの下で働く事になるが、業務にはローン滞納者から家を差し押さえる事も含まれていた。



2008年のリーマンショック、サブプライムローン問題以降ぽつぽつと見られるアメリカの格差社会とお金についてのお話。
『アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事』もその内の1本に入るという事で。そういえばお金の話が有ったなあとなんとなく思い出す。

内容的に地味にならざるを得ないが、そこは実力のある出演者がじっくりと見せてくれる。

親子役のアンドリュー・ガーフィールドとローラ・ダーンが年の差カップルのようにも思えてしまうのは何故なのか。

ガーくん(アンドリュー・ガーフィールドの呼び名として結構気に入っている。どれくらい浸透しているのかは知らないが。)ってイギリス人だと思っていたが、お父さんがアメリカ人でお母さんがイギリス人。両方の国籍を持っていて、生まれはアメリカで育ちがイギリスとの事。
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タイガー・マウンテン 雪原の死闘 [タ行の映画]



『タイガー・マウンテン 雪原の死闘』
"智取威虎山" (2014・中国・2h22)
監督・脚本 : ツイ・ハーク
出演 : チャン・ハンユー、ケニー・リン、レオン・カーフェイ



中国内戦の時代。極寒の地で圧倒的武力を有し、強固な砦に陣する荒くれ集団に戦いを挑む少数精鋭の部隊があった。



シネマート新宿《2016冬の香港中国エンターテイメントまつり》にて。



時代背景を理解することなく観てしまった。中国国内で共産党軍と国民党軍が争っている第二次大戦後の1946年。その混乱に乗じ旧日本軍の残した軍備を使い地方で勢力を拡大させる武装組織。その制圧に向かう共産党軍部隊。という事。
中国共産党万歳!的な事でも有るんだろうか。そこら辺よく理解せずに、悪者とそれをやっつける方。と単純に理解して大多数の敵に少数で挑む軍隊戦記モノとして観て面白かった。クライマックスはツイ・ハーク監督らしい大掛かりなアクションも有りで。



海外のDVDの予告?また別の雰囲気でカッコいい。

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ディーン、君がいた瞬間(とき) [タ行の映画]



『ディーン、君がいた瞬間(とき)』
"LIFE" (2015・カナダ=ドイツ=オーストラリア・1h52)
監督 : アントン・コービン
出演 : デイン・デハーン、ロバート・パティンソン、ジョエル・エドガートン、ベン・キングズレー、アレッサンドラ・マストロナルディ



初主演作『エデンの東』を撮り終えたばかりのジェームズ・ディーンに試写を観た写真家がフォトエッセイの企画を持ちかける。撮影は時にぶつかり合いお互いの内面をさらけ出しながら進んでいった。



ジェームズ・ディーンの出演作品は観た事が無い。フォトエッセイの写真でニューヨークの街中を歩くジェームズ・ディーンとかはなんかで見た事は有る。
そういう状態なので本作で描かれるジェームズ・ディーンに抵抗は無かった。デイン・デハーンがジェームズ・ディーンに似ているかといったら、見た目は時折それっぽくは見えるもののほぼデイン・デハーンのままと言っていい。別に完璧にそっくりさんである必要はないし。かといって全然違かったらそれは問題だけど。
多分喋り方や仕草でジェームズ・ディーンを感じさせてくれているのだろうと思う。ジェームズ・ディーンの声もあまり聞いた事が無いので実際よく分からないのだけど。



ジェームズ・ディーンと写真家の内面に迫るといった感じで特に劇的な展開があるでもなく、退屈に思わないでもなかった。
しかし、最後に実際のジェームズ・ディーンが被写体となった写真が映されて、この映画によってその写真が撮影されるまでに何が有ってどういう精神状態だったのかを知った上でその写真を見ると、写真に感情が入るというか、ただの一枚の写真ではなくなる様な感じがした。
一枚の写真のシャッターが切られるまでのドラマ。というのが写真家でもあるアントン・コービン監督の意図なのだと思う。何気ないどんな写真にも写す側写される側に必ず何かしらのドラマは存在すると。
それが映画として成立するのは伝説の俳優ジェームズ・ディーンだからなのだろう。



ケヴィン・スペイシーがニクソン大統領、マイケル・シャノンがエルヴィス・プレスリーを演じる"Elvis & Nixon"も一枚の写真をめぐる作品の様。


この予告を見て思うのはコリン・ハンクスが更にトム・ハンクスに似てきた。
https://www.google.co.jp/search?q=colin+hanks&rlz=1C1SNJC_jaJP684JP684&espv=2&biw=1295&bih=931&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwiU1pzvj8PMAhXJn5QKHdfhBcIQ_AUIBigB
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田沼旅館の奇跡 [タ行の映画]



『田沼旅館の奇跡』
(2015・日本・1h06)
監督 : 井手比左士
出演 : 夏菜、遠藤久美子、四元奈生美、坂本あきら、バッファロー吾郎、東京03、キングオブコメディ、ロバート、バイきんぐ、かもめんたる、シソンヌ



経営難により主が閉める事を決めた旅館の最後の夜。たまたま居合わせた宿泊客が力を合わせてある記録を打ち立てようとする。



歴代のキング・オブ・コント王者が全員集結したハートフルコメディ。

それぞれのグループや各人の持ちギャグが適所に散りばめられているんではないかと思う。あまり良く知らない人たちもいて詳しくは分からず。
最後のオチに使われたバイきんぐが一番おいしいように思われた。



事情により王者たちが全員揃う事は今回が最初で最後だろうか。意図せずして違う意味でもメモリアルな作品になってしまった。

そんな事も含めていつか笑い話になる日が来ればいいなあと思ってしまうが、無理か。
http://bylines.news.yahoo.co.jp/larrytoda/20160229-00054895/
当人たちではまだ難しい状況の中、周りで笑い話にしてくれているのが芸人ビートたけしさんの優しいところ。

キングオブコメディ面白かった。二人一緒だから面白いコンビだったと思う。一人でとか、誰か別の人と組んでとかでは出せない面白さが二人には有ったと思う。



池袋シネマロサにて。
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トランスポーター イグニション [タ行の映画]


ポスター アクリルフォトスタンド入り A4 パターンC トランスポーター イグニション 光沢プリント

『トランスポーター イグニション』
"THE TRANSPORTER REFUELED" (2015・フランス・1h36)
監督 : カミーユ・ドゥラマーレ
出演 : エド・スクレイン、レイ・スティーヴンソン、ロアン・シャバノル、ラシャ・ブコヴィッチ








運び屋の男が父親を人質に取られ女性たちの復讐に加担する事になるが復讐相手とは顔見知りだった。



ジェイソン・ステイサム主演で作られた『トランスポーター』シリーズをリブート。リブートと言うか007方式で主役の俳優を交代して設定も少し変えてシリーズを継続。といった感じなのかも。
それによってグレードが上がれば文句も無いけど、本作の場合上がったとは思えない。リュック・ベッソン脚本だから上がるはずも無い。と言ったら失礼だろうか。悪い意味で前3作から現状維持。むしろちょっと下がった。



池袋シネマ・ロサにて。
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探検隊の栄光 [タ行の映画]



『探検隊の栄光』
(2015・日本・1h31)
監督・脚本 : 山本透
出演 : 藤原竜也、ユースケ・サンタマリア、小澤征悦、佐野ひなこ、岡安章介(ななめ45°)、田中要次、川村陽介



テレビ特番として新たに始まる秘境探検隊番組。隊長に選ばれたのは過去にヒット作を持つ熱血が売りの俳優だった。番組作りの熱意は一応あるもののやや真面目さに欠くスタッフとの珍道中の果て探検隊は一国の非常事態に巻き込まれる。



ネタバレ有。



熱血、生真面目な俳優とテキトーなテレビ業界ノリのスタッフとのギャップは面白い。
視聴者もそれを承知のやらせ演出込みの番組作りの過程の面白さはそれほどでもない。特にはクライマックスでのグダグダとしたやり取りでは盛り上がるはずもなくとても残念。
一国の一大事、命にもかかわる事を軽い調子で扱っていいのか。とかも思ってしまった。コメディだからそんなにお堅い事は言わない方がいいんだろうけど。それで話が面白くなっていればお堅く考えないんだろうけど。
最終的には一国の一大事も含めて丸く収まる大団円で後味は悪くなかった。
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ダイバージェントNEO [タ行の映画]


UK版ポスター ダイバージェント ネオ  NEO / INSURGENT uk2 [並行輸入品]

『ダイバージェントNEO』
"INSURGENT" (2015・アメリカ・1h59)
監督 : ロベルト・シュヴェンケ
出演 : シェイリーン・ウッドリー、テオ・ジェームズ、ケイト・ウィンスレット、アンセル・エルゴート、マイルズ・テラー、ジェイ・コートニー、ナオミ・ワッツ








5つの属性に分けられた社会を捨て異端者(ダイバージェント)として生きる事を選んだ女性。
社会を支配しようと企む者の切り札を作動させるためには異端者の持つ能力が必要となり、女性がその能力に長けている事が知られる。囚われの身となり作動させることに成功した女性は社会に隠された秘密を知る事になる。



主人公の成長物語でもある。社会に従順であった少女が矛盾に気付き支配者を打破するため闘うといった感じで話は進んでいくのだろうと思う。
本作はその成長段階の途中。純粋無垢、もしくは世間知らずだった少女が何だかいろんなものを背負わされ戸惑い苛立つ姿が描かれる。自分でどうしたらいいか分からない状況になってしまったとは言え、不貞腐れたような態度は観ていてあまり気持ちのいいものでは無かったが、不貞腐れの先には革命のため命を懸けて闘う主人公の姿がきっと有るのだろうとは思うのでなんとか我慢できた。



ハリウッド大作だからという理由だけで観ている身としては3部作で次でようやっと終わりと、なんだかホッとした様な気持ちだったが、最近のシリーズモノの慣例となりつつある最終章前後編構成、本作もその慣例に倣い前編が世界的には2016年3月公開(IMDBだと日本も6月公開予定になっている)、後編が2017年公開予定。と知り、正直なところ面倒臭い。
最終章前後編だと間延びした様な感じになるのであんまり得策とは思えない。
観るのが面倒臭いと言っていた事をコロリと掌返しするほどの面白い映画になる事を期待するしかない。日本でも無事最後まで劇場公開される事を願って。
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ドローン・オブ・ウォー [タ行の映画]


ポスター アクリルフォトスタンド入り A4 パターンB ドローン・オブ・ウォー 光沢プリント

『ドローン・オブ・ウォー』
"GOOD KILL" (2014・アメリカ・1h44)
監督・脚本 : アンドリュー・二コル
出演 : イーサン・ホーク、ジャニュアリー・ジョーンズ、ブルース・グリーンウッド、ゾーイ・クラヴィッツ、ジェイク・アベル









アメリカ国内の自軍基地からドローンによる空爆作戦に参加している男。その戦闘に現実感は無かった。



生命の危険は無く、そして家族のそばで生活できる代わり、戦闘機に乗っていた時の生命を危険に晒しているからこそ生きている事を実感できる軍人ならではの充実感を失ってしまう。
また、ドローンによる空爆作戦にも意義を見出せないが与えられた任務としてこなさなければならない。
そんな抜け殻男の煩悶の日々を延々と見せつけて、その結果がとってつけたようなヒーロー性に目覚めた行動でなんだかめでたしめでたしで終わってしまって今イチ納得できなかった。



空爆による爆破はドローンから撮影された映像のみでしか見せない。実際に撮影用の爆破はしたんだろうか?迫力のある爆破だったけどそれを監視カメラの映像でしか見せないというのも贅沢な事だなあと思う。



109シネマズ二子玉川にて。
予告、本編前のCMの本数が尋常じゃないほど多かった。短かいの長いの合わせて10本くらいあった。
109シネマズはどこも尋常じゃないほどCMが多いのだろうか。ニコタマだけ?その広告収入によって座れる所が確保されているんだったらそれは致し方ない。

かつて東急系と呼ばれていた新宿ミラノ座の辺りにはほとんど行かなくなったので今現在どうなっているのか分からなかったが、去年の12月からようやっと解体工事が始まっているらしい。
http://www.decn.co.jp/?p=53503
かつて東急系と呼ばれていた丸の内ルーブル跡はどうなるのか。TOHOシネマズ日劇撤退の後の有楽町マリオンがどうなるかで何かしらの動きが有るのかも。
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天使が消えた街 [タ行の映画]



『天使が消えた街』
"THE FACE OF AN ANGEL" (2014・イギリス=イタリア=スペイン・1h41)
監督 : マイケル・ウィンターボトム
出演 : ダニエル・ブリュール、ケイト・ベッキンセール、カーラ・デルヴィーニュ、ジェネヴィーヴ・ゴーント、サイ・ベネット、ヴァレリオ・マスタンドレア



2007年にイタリアの地方都市で起きたイギリス人留学生殺人事件。マスコミによってセンセーショナルな報道をされ人々の関心を集める。それに乗じて事件の映画化が企画され映画監督が現地に入りロケハンを開始する。




事件の被害者を何者かによって無残に殺されてしまった女性。というだけの存在にして、事件への関心が薄れてしまったらその事も忘れ去ってしまうような事はマスコミにやらせておいて、自分の作品の中では短いながらも彼女は人生を謳歌し、未来の人生にも希望にあふれていた。その姿を作品の中に焼き付け、観た人の記憶の中にも焼き付ける事が映画監督としての自分の使命なのではないか。決して清廉な人物とは言えない映画監督がその使命に気付くまでの物語だったのだと思う。

事件は架空のものではなく実際に起きた事件。世界的にはかなり話題になったみたいだけど全然知らなかった。
その話題性のある題材を映画にするとなった時にはどのような経緯が有ったのか。事件の真相に迫るセミドキュメンタリー作品に。という構想も有ったのかもしれない。
出来上がった作品がこういったものになると想像できた人はそう多くは無かっただろうと思う。その一筋縄ではいかない所がマイケル・ウィンターボトム監督らしい。
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天空の蜂 [タ行の映画]



『天空の蜂』
(2015・日本・2h19)
監督 : 堤幸彦
出演 : 江口洋介、本木雅弘、綾野剛、仲間由紀恵



1995年、自衛隊に納入直前の日本製大型ヘリ通称"ビッグB"が操縦者不在のまま飛び立ち、原子力発電所上空でホバリング飛行を続ける。犯人からの要求は日本国内すべての原発の稼働の停止。その要求が飲まれない場合爆薬を積んだ"ビッグB"を原発めがけて落下させるとの事だった。



確か『パンチライン』だったかで、「Why is six afraid of seven?6は7が怖いのは何故?」「Because seven ate(eight) nine.7が9を食べたから。」みたいな子供のなぞなぞが出てたなあ(ポピュラーななぞなぞ、言葉遊び、ジョークらしい。)という事を思い出す『天(10)空(9)の蜂(8)』。



ネタバレ有。



原発を含めもっと日本の将来について真剣に考えて行動に移そう。という至極ごもっともなメッセージで仰る通りだなあとのん気に思った。

シミュレーションサスペンスといった所を期待していたけどその点では期待外れ。

原作の発行は1995年で、その時点で20年後の日本の原発を取り巻く状況を見据えていた先見性がさすがだなあと思う。2015年になっての後付けも有ったりするのだろうか。

子供が喘息の発作起こしてどうすんのかなあと心配したらほったらかしっていうのはどうなのかと思った。ほっときゃ治まるみたいな。



えもっちゃんのいい顔は映画本編では血まみれで、ポスター、チラシでは修正が施されていた。
DSC_0048.JPG

トゥエンティトゥエンティトーキョーオリンピックパラリンピックエンブレム
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テッド2 [タ行の映画]


Ted 2 Poster Ted is coming, again (61cm x 91,5cm)

『テッド2』
"TED 2" (2015・アメリカ・1h56)
製作・監督・脚本・声の出演 : セス・マクファーレン
出演 : マーク・ウォールバーグ、アマンダ・セイフライド、ジェシカ・バース、ジョヴァンニ・リビシ、モーガン・フリーマン









生ける熊のぬいぐるみテッドが人権を奪われた。



前作からのお約束ギャグ、前作とは違う要素(ロードムービー、法廷劇)、新キャラクター、『荒野はつらいよ』つながりのゲストスターなど盛りだくさんになった結果、長い。長く感じたから後半尻すぼみに思えた。
ファンだったら1秒でも長く見ていたいと思うだろうから長くても問題ないんだろうけど。

家族揃って観られるPG12版が追加上映されたらしいが、そっちはカットされて短くなってたりするのだろうか?と調べてみるが、セリフの表現をマイルドにして一部のシーンを再編集との事で短くなっているのかどうかは分からなかった。
精子バンクのシーンは再編集の対象になったのだろうか。あのシーン面白かったけど。
ご家族揃って観て「おとーさーん、あの白いのなーにー?」と愛する子供に素朴な疑問ぶつけられた善きお父さんはどのように答えるのだろう?

前作と違う要素を入れたのはマンネリ化を防ぐためだったのかもしれない。でもそれによって前作の面白かった所を十分に引き継げなかったりもしたりするんじゃないだろうか。
『ハングオーバー』シリーズが3作目で大きく変化させた結果評判が芳しくなかった事を考えると、マンネリ上等で突き進むのもマンネリを避けるための新機軸を投入するのもどちらもリスクは有るのだろうと思う。
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